Photos by TanTan Wang
今月初め、私は疑いようもなく素晴らしい町、ロード・アイランド州ニューポートまで列車で行き、ドイツブランド、A.ランゲ&ゾーネが3年連続でスポンサーを務めるオードレイン・ニューポート・コンクール・デレガンスで週末を過ごした。 毎年、週末の日曜日に開催されるコンクール・デレガンスは、オードレイン・モーターウィークの数日間にわたる集まり、展示、講演の集大成であり、米国の自動車愛好家にとって最高の場所のひとつである。
A.ランゲ&ゾーネは、そのアクティベーションに関して興味深いブランドだ。セレブアンバサダーはおらず、スポーツイベントを後援したり、レッドカーペットイベントでの掲載にお金を払ったりすることもない。しかしランゲが支援を好む唯一のイベントは自動車イベントである。毎年イタリア、ドイツ、英国、そしてもちろん、ここ米国のオードレインといった世界中で4つの異なるコンクール・デレガンスイベントを後援または関与している。芝生の上に並べられたクルマと、背景に広がる巨大なA.ランゲ&ゾーネのブースに展示されている時計に対する参加者の評価と哲学の重複を見ると、きわめて理にかなっている。さらにランゲのCEOヴィルヘルム・シュミット(Wilhelm Schmid)氏はかなりのクルマ好きであり、この分野でブランドの関与が継続して発展するのを見るのは当然の流れと言える。
オードレイン・ニューポート・コンクール・デレガンスは、2回目の参加であっても、私にとってはいつも興味深いイベントだ。確かに展示されているクルマのインパクトは信じられないほど強く、戦前のモデルからレースカーやモーターサイクルまで150台以上のクルマが日曜日のベスト・オブ・ ショー・トロフィー(Best of Show trophy)を競っている。私は、30歳未満かつ3万ドル(日本円で約460万円)未満で完成やレストアした愛好家を対象とした“30歳未満の30台”カテゴリが本当に気に入った。それと同時にこの自動車イベントは、ランゲの息をのむほどの品ぞろえを見ることができる世界で数少ない場所のひとつだろう。
毎年、ランゲは多くのコレクターを招待して、ブランドと週末のお祭りに参加してもらっている。 つまり、時計を最もよい状態で、つまり誰かの手首上で見ることができるということだ。ヴィルヘルム・シュミット氏、トニー・デハス(Tony De Haas)氏、そして自動車兼ランゲ愛好家であるジェイ・レノ(Jay Leno)氏のような人々が歩き 回っていおり、クルマについてどれだけ知っているかにかかわらず、ランゲ愛好家にとって完璧な場所だ。理論的には、この贅沢な自動車イベントに参加して、日曜日の1日中、時計探しだけをすることもできるのだ。
しかし我々は、クルマと時計の両方に注目することを目指してここに来た。そのため、オードレイン・ニューポート・コンクール・デレガンスを歩き回った私の1日の写真を楽しんでもらいたい!
トリプルスプリットからスタート!
ジェイ・レノ氏にじっくり話を聞いた―もちろん話題はクルマと時計だ。
レノ氏のランゲ1・タイムゾーン。
ソファの上でマッチしたランゲ1・タイムゾーン。
ランゲの製品開発ディレクターであるトニー・デハス氏は、2025年のWatches & Wondersの新作、A.ランゲ&ゾーネ ミニッツ リピーター・パーペチュアルを着用。
ランゲの最も壮大なブラックダイヤルを備えたリミテッドエディションの2本を着用した@alangejourneyによる、ダブルリスティングにおける絶対的なマスタークラス。
プラチナ製ダトグラフ・パーペチュアル・トゥールビヨンの限定版。
ランゲのグラスヒュッテを拠点とする彫刻師のひとり、ロバート氏がランゲ1のテンプ受けを彫刻したアーティストが誰か特定中だ。
ランゲのフリーハンド彫刻の実演。
ランゲCEOのヴィルヘルム・シュミット氏が、ピンクゴールド(PG)製ダイヤルを備えた1815 ラトラパント・パーペチュアル・カレンダーを身に着けている。
著名な写真家、トロイ・バーモア(Troy Barmore)氏がサブマリーナーを着けているのを目撃。
ランゲ1とイエローゴールド(YG)は勝者のコンボだ。
私の垂涎の的のひとつ、ホワイトゴールド製のダトグラフ・パーペチュアルを試着。
スパイデルのブレスレットを備えたゴージャスなヴィンテージ、ジラール ・ペルゴのトリプルカレンダー。
現地でのツァイトヴェルク・デイト。
1936年製メルセデス540K スペシャルロードスターのマザーオブパールでできた夢のようなダッシュボード。
ツートンカラーのヴィンテージカルティエ サントスは最高だ。
ガングロフによる、1937年製ブガッティ・タイプ57 アトランテのロール式バックルーフ。
オメガ シーマスター ダイバー クロノグラフ Ref.2225.80.00。
リトル・ランゲ1・ムーンフェイズのブラックダイヤル仕様は、このモデルのなかで私が最も気に入っているものだ。
ダッシュボードのスピードメーターに、ウォッチメイキングでおなじみの名前が飾られている。
グランド・ランゲ1 ・ムーンフェイズは、大きなムーンフェイズディスクを備えている。
メルセデス 300 SLのこれは、ロレックス ハングタグに相当するものだろうか?
300 SLにマッチする時計!
コレクターがジャケットのポケットからこのヴィンテージオメガを取り出して私に見せてくれた。
ロレックス ディープシー チャレンジ Ref.126067。
先ほどのオメガを取り出した紳士の手首にあった、1998年製の超クールなスウォッチ アイロニー クロノグラフ。
コンクール審査員のうちのひとりが着用していた、最高のダイヤルカラーを持つアウトドローモ×HODINKEE グループ B ラリースポーツ クロノグラフ H01。
クラシックな1815 アップ/ダウン。
パーペチュアルカレンダーは、ランゲ1のダイヤルレイアウトできわめてうまく機能する。
ヴィンテージのルシアン・ピカール デュフォンテ。
私自身からの必須のリストチェック。
パテック フィリップ アクアノート Ref.5164R-001。
信頼できるセイコー 5に勝るものはない!
圧縮天然ガスのプロモーション広告を完備した1932年製オーバーン トゥエルブ ダッソー ドゥーズ スペシャル。
着用者の父から受け継がれ、いまでは着用者と彼の兄弟のあいだで共有されているロレックス オイスタークォーツ デイデイト(Ref.19018)。
パテック フィリップ ノーチラス “ジャンボ Comet” Ref.3710/A-001。これは最も 過小評価されているノーチラスだろうか?
モナコF1グランプリでペースカーを務めた、1981年製ランボルギーニ・カウンタック。
リラックスしたバイクセクション。
バゲットカットダイヤモンドをあしらったダイヤルを備える、ロレックス デイデイト40 Ref.228235。
コレクターが1815 クロノグラフを試着している。
YG製のヴィンテージオーデマ ピゲ ロイヤル オーク。
クラシックなツァイトヴェルクに、赤いアクセントを添えて。
ニューヨークのコレクターであるマイケル氏もダブルリスティング。ツァイトヴェルク・デイトと、オニキスダイヤルを備えたランゲ1だ。
ダトグラフ・アップ/ダウンといえばプラチナを連想することが多いが、ローズゴールドは間違いなく見事だ。
オニキス ダイヤルを備えたリトル・ランゲ1はきわめて密やかな時計だ。
芝生の上には信号はない。
スピーディを目撃!
これがリトル・ランゲ1・ムーンフェイズを適切に着用する方法だ。
マッチしたPG製リトル・ランゲ1・ムーンフェイズのトリオ。
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