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Just Because オークションに出品された、クインシー・ジョーンズのコレクションから数点の逸品をご紹介

ボノから贈られた純金のネックレスなど、彼の個人的な愛用品のいくつかがジュネーブで開催されるクリスティーズに出品。

クインシー・ジョーンズは、キングと呼ぶにふさわしい存在だった。彼は音楽業界の傑出した人物であり、プロデュース、編曲、映画音楽の仕事を通じて、ポップカルチャーに消えることのない足跡を残した。カウント・ベイシー、レイ・チャールズ、フランク・シナトラとの初期のコラボレーションから、史上最も売れたアルバムのひとつ(マイケル・ジャクソンの『Thriller』)、そして『We Are the World』のプロデュースに至るまで、彼は我々の人生を彩るサウンドトラックを数多く手がけてきた。91年に及ぶ人生のなかで、彼はエンターテインメント業界のグランドスラムである“EGOT”(エミー賞、グラミー賞、アカデミー賞、トニー賞)をはじめとする数々の栄誉に輝いた。

 その壮大な人生とキャリアのなかで、クインシー・ジョーンズは数多くの時計やジュエリーを贈られ、また収集してきた。そして今月、彼のユニークな品々の一部が、ジュネーブで開催されるクリスティーズのオークションに出品されることになった。今回、家族が委託したカタログのなかから3点をひと足早く見る機会を得た。いくつかは著名人からジョーンズへ贈られたものであり、いずれもエンターテインメント史における最重要人物のひとりが身に着け、大切にしてきた品々がどのようなものであったかを物語っている。

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ジラール・ペルゴ ワールドタイム コントロール シャドウ “クインシー・ジョーンズ”
Girard-Perregaux

 2011年製のこのジラール・ペルゴは、直径43mmのケースにフライバック クロノグラフとワールドタイム機構を備えた、きわめて見どころの多い1本だ。力強いケースはブラックセラミック外装、チタン製のケースバック、そして内部構造を備えており、そのサイズ感とスタイルは当時の同ブランドを象徴するものとなっている。この時計を特別な存在にしているのは、その来歴の明確さだ。

Jones and Bocelli

Photo courtesy Getty Images

Girard-Perregaux
Girard-Perregaux

 当時の報道によれば、この時計は2011年12月にザ・ビバリー・ヒルトンで開催されたアンドレア・ボチェッリ財団の設立記念式典において、歌手のアンドレア・ボチェッリからクインシー・ジョーンズへと贈られたものだという。ジラール・ペルゴは財団設立を記念してボチェッリとコラボレーションしており、この時計は、クインシー・ジョーンズの国際的な慈善活動への取り組みと献身が評価され、第1回の財団賞を受賞した際に贈呈された。

 クリスティーズによる推定落札価格は、6400ドルから1万3000ドル(日本円で約99万円〜201万円)となっている(編注;現在オークションは終了しており、6985スイスフラン/落札日のレートで約140万円で落札)。

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パテック フィリップ ノーチラス Ref. 3700/1JA “クインシー・ジョーンズ”
Patek Philippe

 1981年に製造・購入されたこの時計は、およそ43年間にわたり彼のもとにあったと考えられている。41mmのケースを備えるオリジナルの“ジャンボ” Ref.3700で、1976年から1998年まで生産されたモデルだ。スティール(SS)とゴールドのツートン仕様のノーチラスほど、80年代を象徴する時計はないと言えるだろう。

 1981年という年が、彼のキャリアにおいてきわめて重要な年であったことは間違いない。アーカイブ抄本によると、この時計が購入されたのは同年9月8日のことだ。彼はこの年にプロデューサー・オブ・ザ・イヤーでグラミー賞にノミネートされ、最優秀インストゥルメンタル編曲賞を受賞。さらに、翌年リリースされるマイケル・ジャクソンのアルバム『Thriller』の制作に着手したのも、まさにこの1981年だった。

Patek Philippe

 言うまでもなく、2026年はノーチラスの誕生50周年にあたる。クインシー・ジョーンズが所有したこのSSとゴールドのツートンモデルは、ジェラルド・ジェンタがデザインした象徴的なモデルの好例であり、この伝説的なプロデューサーが数十年にわたって音楽史に名を刻むあいだ、常にその傍らにあったのだ。

 クリスティーズによる推定落札価格は、13万ドルから25万ドル(日本円で約2015万円〜3875万円)だ(編注;現在オークションは終了しており、14万6050スイスフラン/落札日のレートで約2900万円で落札)。


ボノから贈られた、18Kゴールド製のチェーン付きの22Kゴールド&カラーダイヤモンドのペンダントネックレス

 最後に紹介するのは時計ではないが、素晴らしいバックストーリーを持つ、存在感のある純金のジュエリーだ。2013年、クインシー・ジョーンズと俳優のマイケル・ケインは、ラスベガスのMGMグランド ホテル&カジノで、互いの80歳の誕生日(ふたりは同じ1933年3月14日生まれ)を祝う、豪華スターが勢揃いしたイベントを開催した。このイベントはチャリティの資金集めも兼ねていた。

 U2のボーカルであるボノは、フランク・シナトラのナンバー『I Got You Under My Skin』と『Fly Me to the Moon』を歌ってジョーンズへのトリビュートを捧げ、22Kゴールドにカラーダイヤモンドをセットしたペンダントが付いたゴールド製のネックレスを彼に贈った。ペンダントの裏には“B4Q80”と刻印されており、これは“Bono for Quincy, 80th birthday(ボノからクインシーへ、80歳の誕生日に)”を意味している。

 クリスティーズによるペンダントネックレスの推定落札価格は、1万3000ドルから1万9000ドル(日本円で約201万円〜295万円)だ(編注;現在オークションは終了しており、3万4290スイスフラン/落札日のレートで約690万円で落札)。

 クリスティーズによるレアウォッチ オークション(Rare Watches auction)は、5月11日にジュネーブで開催。詳細はこちらから。

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