Photos by TanTan Wang
Watches & Wondersで最も心躍ったモデルは何かと尋ねたら、おそらく何人かは会場に展示されておらず、旧市街にひっそりと佇むアトリエで発表されたモデルを挙げるに違いない。そう、レジェップ・レジェピの新作、フライバック・クロノグラフである。それも無理はない。これはレジェップ・レジェピ氏と彼のブランドにとって、実に数年ぶりとなる待望の新作であり、今月初旬の発表以来、街の話題を独占しているのだ。この数年間、レジェピ氏が手がけた過去のアクリヴィアのコレクションや、クロノメーター コンテンポラン I・IIといった象徴的なモデルへの評価が高まるにつれ、ブランドの伝説性、人気、そして期待感は高まり続けてきた。
もし、この新しいクロノグラフについて深堀りたいのであれければ、ベンが執筆した発表時のオリジナル記事をご覧いただくのがいいだろう。そこにはこの時計にまつわるすべてと、その誕生に至るまでの歴史が余すところなく語られている。そしてまだ詳しくはお伝えできないのだが、マークがこの夏HODINKEEに掲載予定の、実機をより詳細にレビューする記事を準備中であることもお伝えしておこう。そこで我々は先週、レジェップ・レジェピのアクリヴィア工房を訪れた際に何か面白い企画を、と考えを巡らせた。ベンが最初の記事で、レジェップ・レジェピのフライバック・クロノグラフ(RRCHF)をクラシックなデザインの系譜に連なる、手巻きのクロノグラフを搭載したアイコニックなハイエンドウォッチ2本と比較していたことにヒントを得て、さらに発展させることにした。そこでパテック フィリップ 5170PとA.ランゲ&ゾーネ 1815 クロノグラフを持ち込み、レジェピのクロノグラフと並べて撮影することにした。そしてもちろん、新作クロノグラフそのものをじっくりと観察した。
それでは新しいRRCHFと、時計業界における昔ながらの名作を並べた写真をじっくりと楽しんで欲しい。クラシックなクロノグラフというテーマに対して、多様なアプローチで美しさや構造、そして仕上げを実現できることを改めて示している。そして各モデルのわずかな違いこそが、この種のウォッチメイキングがいかに素晴らしいかを物語っている。
左から順にA.ランゲ&ゾーネのCal.L951.5、レジェップ・レジェピ クロノグラフ・フライバック、パテック フィリップ Cal.29-535 PS。
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