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Introducing アンジェラス クロノグラフ タキメーター(編集部撮り下ろし)

アンジェラスから新たに登場した3つの限定版クロノグラフは、クラシックなモデルにスポーティな感性をもたらしています。

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Photos by TanTan Wang


我々が知っていること

アンジェラスが、人気を集め、GPHGも受賞したクロノグラフ テレメーターと同じプラットフォームをベースとする、3種類の限定モデルを発表した。しかしまったく同じというわけではありません。新作の名称はクロノグラフ タキメーター。その名のとおり、テレメータースケールをタキメータースケールに置き換えています。これにより、アンジェラスの現代的なコレクションのなかでも最もコンパクトなモデルとして知られるこの時計に、これまでとは少し異なる、スポーティーな印象が加わりました。

Angelus Chronographe Tachymètre

 今回の新作に先立ち、アンジェラスは今年初め、モノクロームとのコラボレーションによる限定モデルを発表しています。こちらもクロノグラフ テレメーターのコンセプトを発展させたものでした。しかし、そのモデルが二重目盛りのタキメータースケールと、明確にヴィンテージを意識したデザインを特徴としていたのに対し、今回の新作はミッドセンチュリーのレーシングウォッチを思わせる、ひと味違ったアプローチを採用しています。ふたつのインダイヤルを備えたクロノグラフのレイアウトはそのままに、タキメータースケールを単一目盛りとし、インダイヤルにはダイヤル本体と対照的な色を用いています。

 先代のクロノグラフ テレメーターと同様、新作クロノグラフ タキメーターも3つの仕様で展開されます。ケース素材は、ステンレススティール(SS)が2種類、イエローゴールド(YG)が1種類です。15本限定のYGモデルには、グリーン(実際には緑がかった濃いグレー)のアクセントを組み合わせたゴールドトーンのダイヤルを採用しています。SSモデルは、グレーのアクセントを添えたサーモンダイヤルと、ブルーのアクセントを組み合わせたグレーダイヤルの2種類が用意されており、それぞれ30本、50本限定で展開されます。

Angelus Chronographe Tachymètre
Angelus Chronographe Tachymètre
Angelus Chronographe Tachymètre

 クロノグラフ タキメーターのケースは、先代モデルと同じサイズ、寸法、構造を受け継いでおり、ケース径37mm、厚さ9.25mmです。内部には、ラ・ジュー・ペレがアンジェラスのために製造した手巻き式のワンプッシュ・クロノグラフムーブメント Cal.A5000を搭載しています。先述のとおり、ふたつのインダイヤルを備え、センターセコンド、30分積算計、そして9時位置にスモールセコンドを配した構成です。ムーブメントの仕上げも美しく、目を見張るほどではないものの、十分に見応えがあります。振動数は毎時2万1600振動、パワーリザーブは42時間です。

Angelus Chronographe Tachymètre.

 価格に関しては、アンジェラスのほかの限定モデルの価格設定とほぼ同じで、SSモデルは1万8500スイスフラン(約350万円)、YGモデルは3万4600スイスフラン(約650万円/いずれもVAT込み)となっています。


我々の考え

少なくともデザインという点では、アンジェラスの取り組みを好意的に評価せずにはいられません。私だけがそう感じているわけではないでしょう。ヴィンテージに着想を得たラ・ファブリックコレクションは、多くのコレクターの心をつかんでいるようです。もちろん、GPHGの結果が時計の価値を決定づけるとは考えていません。それでも、時計に精通したコレクターやジャーナリストが審査員を務める賞で選ばれたのであれば、注目に値することは確かです。

Angelus Chronographe Tachymètre
Angelus Chronographe Tachymètre
Angelus Chronographe Tachymètre

 それに加えて今回の新作は、過去のアンジェラスのモデルが成功を収めた要素を数多く受け継ぎながら、過度な繰り返しには陥っていません。近年のアンジェラスのラインナップをいったん脇に置いて考えても、クロノグラフ タキメーターはそれ単体で十分に魅力的な時計です。特に気に入っているのは、2色使いのダイヤルによって、クロノグラフのインダイヤル同士の間隔が違った印象に見えることです。私は以前からクロノグラフ テレメーターのインダイヤルが少し近すぎると感じていました。しかし今回のモデルでは、コントラストの効いたタキメータースケールがその印象を見事に解消しています。

Angelus Chronographe Tachymètre

 端的に言えば、これはアンジェラスにとって、進化という点できわめて成功した新作だと思います。だからこそアンジェラスには、もっと多くのモデルで限定生産という形式から離れて欲しいと感じます。特に、ブランドのコレクションの中核を担うような位置づけのモデルであれば、なおさらです。私にとってクロノグラフ タキメーターは、限定モデルというより、レギュラーコレクションの一角を担う時計のように感じられます。実際の販売形態と、この時計から受ける印象が完全には一致しないのは残念ですが、それを差し引いても、この時計はぜひ注目して欲しい1本です。


基本情報

ブランド: アンジェラス(Angelus)
モデル名: クロノグラフ タキメーター(Chronographe Tachymètre)
型番: 0CHCQ.H01A.V1168Q (ゴールドケース)、0CHCS.P02A.V1156S(サーモンダイヤルを備えたSS)、0CHCS.U01A.V1155S(グレーダイヤルを備えたSS)

直径: 37mm
厚さ: 9.25mm
ケース素材: 18Kイエローゴールド、またはステンレススティール
文字盤色: ゴールドトーン、サーモン、グレー
インデックス: ゴールドトーンまたはロジウムめっき仕上げのアプライドインデックス
夜光: あり、針とインデックス回りのドット
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: カーフスキンレザー、ケース素材に合わせた金具付き

Angelus Chronographe Tachymètre
Angelus Chronographe Tachymètre
Angelus Chronographe Tachymètre

ムーブメント情報

キャリバー: ラ・ジュー・ペレ製のアンジェラス A5000
機能: 時・分表示、スモールセコンド、30分積算計付きクロノグラフ
直径: 24mm
厚さ: 4.2mm
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
クロノメーター認定: なし

Angelus Chronographe Tachymètre

価格&発売時期

価格: SSモデルは1万8500スイスフラン(約350万円)、YGモデルは3万4600スイスフラン(約650万円/いずれもVAT込み)
発売: アンジェラスの正規販売店ネットワークにて販売
限定: あり、18KYGモデルが15本、サーモンダイヤルのSSモデルが30本、グレーダイヤルのSSモデルが50本

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