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我々が知っていること
エルメスがスポーツウォッチ、H08の新作2モデルを発表しました。2021年のWatches & Wondersで初めて披露されてから5年のあいだ、H08はさまざまな表情を見せてきました。今回の新作も、着実にラインナップを拡充してきたコレクションに、新たな外観をもたらします。新作はいずれも、編み込んだグラスファイバーケースを採用しています。従来、この素材を用いたモデルでは、アルミニウムとスレートを混ぜたダークカラーのコーティングが施されていましたが、今回はスレートの粉末を使用していません。
その結果、より明るく軽やかな色調に仕上がり、鮮やかなブルーまたはホワイトのセラミック製パーツがアクセントを添えています。ブルーのモデルには、ロジウムめっき仕上げのダイヤルを採用。“クリスタルサンドブラスト”と呼ばれる質感豊かな仕上げが施され、ブルーのディテールがセラミック製ベゼルと呼応しています。一方、ホワイトのモデルはホワイトラッカーダイヤルを備えています。どちらにも、エルメスを象徴するオレンジのアクセントが配されています。新たな仕上げとカラーを除けば、基本的な仕様はおなじみのH08を踏襲しており、クッション型のケースは縦39mm×横39mm。ラバーストラップを組み合わせ、エルメスらしい丸みを帯びた数字を採用しています。ムーブメントには、ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエがエルメスのために専用開発した自動巻きの自社製ムーブメント Cal.H1837を搭載しています。
本作は、132万円(税込)となっています。
我々の考え
今回は、実に見事なカラーバリエーションの追加です。H08は登場から約5年、エルメスのラインナップのなかで少し不思議な立ち位置にありました。エルメスのウォッチコレクションのなかではH08が最高の時計である可能性はあるものの(確かに私が最も魅力的だと感じる時計です。もっとも、私は常にダブルツアーのケープコッドに惹かれてきましたが)、エルメスと聞いて多くの人が思い浮かべるのは時計ではないでしょう。
もちろん、H08が近いうちにバーキンに代わってブランドの旗艦商品になるべきだと言いたいわけではありません。ただ、いずれバーキンを購入するためのステップのひとつとして、H08が少し脇役に追いやられているようにも感じます。それでは、この時計の魅力が十分に伝わりません。2020年代に登場したスポーツウォッチのなかで、H08は、それ以前のモデルの模倣や単なる焼き直しではない、独自のアイデンティティを確立した数少ない時計のひとつです。それだけでも称賛に値しますが、その後の新作も一貫して完成度が高く、今回の2モデルも例外ではありません。
基本情報
ブランド: エルメス(Hermès)
モデル名: エルメス H08 ブルードマルトとシャンティイホワイト(H08 Bleu de Malte And Blanc Chantilly)
寸法: 39mm × 39mm
ケース素材: アルミニウムコーティングを施した編み込みグラスファイバー、セラミック製ベゼル
文字盤: ブルーのミニッツトラックを備えたロジウムめっき・クリスタルサンドブラスト仕上げを施したダイヤル、またはグレーのミニッツトラックを備えたホワイトラッカーダイヤル
インデックス: ルテニウムめっき仕上げのアプライドアラビア数字
夜光: あり、針と数字
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: 一体型ラバーストラップ、チタン製フォールディングクラスプ付き
ムーブメント情報
キャリバー: 自社製のH1837
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
直径: 26mm
厚さ: 3.7mm
パワーリザーブ: 50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
クロノメーター認定: なし
追加情報: ヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ製のムーブメント
価格&発売時期
価格: 132万円(税込)
発売: エルメスにて販売
限定: なし
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