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Introducing ショパール 2026年新作L.U.C&アルパイン イーグルコレクションのすべて

Watches & Wonders Geneva 2026で発表されたL.U.C、およびアルパイン イーグルコレクションの新作を一挙に紹介。そして、ショパール マニュファクチュール創設30周年を祝うにふさわしい機械式テーブルクロックも見逃せない。

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クイック解説

1996年、現在ショパール共同社長を務めるカール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏が主導して、フルリエにショパール マニュファクチュールを設立してから今年で30周年を迎える。この記念すべき年に合わせて、同ブランドはマニュファクチュールの創設30周年を讃える数々の新作を投入した。そのなかでも注目度の高い、L.U.C 1860 “アリューズブルー”ダイヤルについてはマーク・カウズラリッチ(Mark Kauzlarich)が、そしてアルパイン イーグル 41 XPS マウンテングロー”ダイヤルについてはタンタン・ワン(TanTan Wang)が、それぞれ記事を執筆しているので、そちらをご覧いただくとして、本稿ではそれ以外のL.U.C、およびアルパイン イーグルコレクションに加わった新作、そして新作のハイライトでもあるザ・ビーハイブ テーブル クロックについて紹介する。

L.U.C XPS プルシアンブルー

L.U.C XPS プルシアンブルー
192万5000円(税込予価)


型番:168629-3002。直径:40mm。厚さ:7.2mm。ケース素材:ルーセントスティール™。文字盤色:サンバーストサテン仕上げを施したガルバニック加工によるプルシアンブルーのブラス製ダイヤル。インデックス:オフホワイトの転写。夜光:なし。防水性能:30m。ストラップ/ブレスレット:手縫いのエクリュステッチをあしらったブラウンカーフストラップ、ルーセントスティール™製ピンバックル

キャリバー:L.U.C 96.12-L


機能:時・分表示、6時位置にスモールセコンド、ストップセコンド機能。直径:27.4mm。厚さ:3.3mm。パワーリザーブ:65時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時
。石数:29。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター。追加情報:22Kエシカルゴールド製マイクロローター、ショパールツインテクノロジーによる積載式二重香箱、フラットなターミナルカーブを描くヒゲゼンマイ、コート・ド・ジュネーブ 装飾を施したブリッジ

 L.U.C XPS プルシアンブルーは、既存のL.U.C XPSが持つ美点を継承しつつ、ダイヤルの色表現により、その背景にあるストーリーを強調したモデルだ。本作は既存のL.U.C XPSと比較しても、ムーブメントやケース設計に変化は見られない。ケース径40mm、厚さ7.2mmのスリムなフォルムに6時位置のスモールセコンド、そしてCOSC認定を受けた自動巻きCal. L.U.C 96.12-Lを搭載する点は既存モデルと同じで、本作においてもしっかりと受け継がれている。また22Kゴールド製マイクロローター、ツインバレルによる約65時間のパワーリザーブ、さらにストップセコンド機構を備える点も既存モデルと同様だ。

 1930年代の意匠に着想を得たセクタースタイルのダイヤルデザイン。ふたつの同心円と放射状のインデックスが作り上げる幾何学的で端正な表情、そしてサンバーストサテン仕上げによって深い陰影と明るいハイライトが現れる点も、2024年に発表されたL.U.C XPS フォレスト グリーンと同じものである。

 最大のポイントは、“プルシアンブルー”と名付けられた新しいカラーのダイヤルだ。ショパールはこのカラーについて、17世紀当時のプロイセン王国の首都であったベルリンの染物商人によって偶然発見された深く濃密な色彩であり、ショパールが30年前に設立したマニュファクチュールのあるフルリエを擁するヌーシャテル州の独特な歴史に敬意を表するものだとしている。プルシアンブルーについて付け加えると、これは1704年に前述の染物商人によって発見された、深い青色を持つ化学合成によって作られた初の合成顔料である。葛飾北斎が浮世絵で使用した“ベロ藍”としても知られ、着色力が強く、従来の植物性染料にない鮮明で耐光性のある青色を特徴とする。

 ショパールは、プルシアンブルーは単に美しいというだけでなく、ヌーシャテル州とプロイセンの歴史的関係を踏まえて選んだとしているが、フルリエのショパール マニュファクチュール設立30周年を記念するタイムピースのひとつに、日本の浮世絵とも関係が深いカラーを取り入れたという事実はきわめて興味深い。なぜ、このカラーを新作に与えたのか。それは日本とのつながりを意識してのものだったのか? 資料ではその点についての言及は見られなかったため、機会があれば、ぜひとも聞いてみたいと思っている。

L.U.C ストライク ワン チタン

L.U.C ストライク ワン チタン
943万8000円(税込予価)

型番:168627-3003。直径:40mm。厚さ:9.86mm。ケース素材:グレード5チタン。文字盤色:ガルバニック処理を施したサーモンカラー仕上げの18KエシカルRG製ダイヤル。インデックス:アンスラサイトの転写、楔形のアプライド、サファイアクリスタル風防にレールウェイタイプのミニッツトラックのエングレービング。夜光:なし。防水性能:非防水。ストラップ/ブレスレット:トーン・オン・トーンのステッチをあしらったアンスラサイトグレーのアリゲーターストラップ、L.U.Cの文字を刻んだグレード5チタン製ピンバックル

キャリバー:L.U.C 96.32-L。機能:時・分表示、6時位置にスモールセコンド、時打ち(パッシングチャイム)機構、12時位置にチャイム/サイレンス表示窓、ストップセコンド機能。直径:33mm。厚さ:5.6mm。パワーリザーブ:65時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:33。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター。追加情報:ジュネーブ・シール、22Kエシカルゴールド製マイクロローター、ショパールツインテクノロジーによる積載式二重香箱、フィリップス外端曲線入りヒゲゼンマイ、コート・ド・ジュネーブ装飾を施したブリッジ

 L.U.C ストライク ワン チタンも前述のL.U.C XPS同様、基本的には過去にリリースされたモデル(2022年の18Kエシカルローズゴールド、そして2023年の18Kエシカルホワイトゴールドモデル。ともに世界25本のリミテッドエディション)のバリエーションである。大きく異なるのは、ケースに単一のチタンブロックから加工したグレード5チタンを全面採用したことだ。これにより、チャイミングウォッチとしては異例の軽さと高い耐久性を実現したという。さらに本作は限定モデルではない点も特筆すべきポイントだ。

 サーモンカラーのダイヤル、そしてケース素材はこれまでと異なるものだが、ダイヤル素材やデザインはこれまでのものを踏襲。18Kエシカルローズゴールド製のダイヤルに、ハニカムパターンのハンドギヨシェ装飾を施し、12時位置の作動表示を設けるなど、音響技術と審美性を高次元で両立している。既存のL.U.C ストライク ワンの系譜を受け継ぎつつ、素材や装着感を洗練させたアップデートモデルだ。

L.U.C タイム トラベラー ワン

L.U.C タイム トラベラー ワン
世界限定250本。287万1000円(税込予価)

型番:168574-3013。直径:42mm。厚さ:12.09mm。ケース素材:アンスラサイトカラーのセラマイズドグレード5チタン。文字盤色:中央部にバーティカルブラッシュ仕上げを施したカーキカラーのブラス製ダイヤル。インデックス:ベージュの転写。スネイル仕上げを施したチャプターリング、レールウェイタイプのミニッツトラックサークル。夜光:スーパールミノバ®を塗布したアプライドのインデックスとアラビア数字、ベージュのインフィル。防水性能:50m。ストラップ/ブレスレット:カーキカラーのラバーストラップ、ブラックラバーライニング、セラマイズドグレード5チタン製ピンバックル、L.U.Cのエングレービング

キャリバー:L.U.C 01.05-L。機能:時・分表示、センターセコンド、日付表示、外周ダイヤルディスクによる都市表示、ディスク式GMT機能表示(2時位置のリューズは日付と第2時間帯の時刻調整、4時位置のリューズは都市ディスクの調整)、ワールドタイム機能、ストップセコンド機能。直径:35.3mm。厚さ:6.52mm。パワーリザーブ:60時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:39。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター。追加情報:コート・ド・ジュネーブ装飾を施したブリッジ、フラットなターミナルカーブを描くヒゲゼンマイ

 新作のL.U.C タイム トラベラー ワンは、2016年に登場した既存モデルの基本設計、すなわち24都市の時刻を同時表示するワールドタイム機構を備える自社製自動巻きCal.L.U.C 01.05-Lの搭載、そして2時位置と4時位置のデュアルリューズによる直感的な操作感を受け継いだモデルである。ケース素材に、セラマイズドチタンを採用したのが新作のポイントだ。

 従来モデルもスポーティな意匠であったが、チタンの強度と羽根のような軽さ、そしてセラミック由来の硬度と耐傷性を兼ね備えるセラマイズドチタンをケースに、そして冒険心やミリタリーヘリテージから着想を得たというカーキグリーンのダイヤルを合わせることで、よりいっそう実用的でタフな性格となった印象だ。ショパールがこれまでワールドタイマーに採用してきた伝統的なブラック、ブルー、シルバーのカラースキームとは一線を画す、新たな個性を表現した1本。なお、本作は世界限定250本のリミテッドエディションとなっている。

L.U.C クアトロ スピリット 25 ‐ ストロー マルケトリー エディション

ナチュラルカラーダイヤル
世界限定8本。1145万1000円(税込 予価)

型番:161977-0003。直径:40mm。厚さ:10.3mm。ケース素材:18KエシカルYG。文字盤色:18KエシカルYG製ダイヤルにストローマルケトリー装飾。インデックス:なし。夜光:なし。防水性能:50m。ストラップ/ブレスレット:手縫いのブラウンアリゲーターストラップ、ポリッシュ仕上げの18KエシカルYG製ピンバックル

キャリバー:L.U.C 98.06-L。機能:時・分表示、6時位置に瞬時のジャンピングアワー表示、中央にポインター式分表示、裏面12時位置にパワーリザーブ表示、時刻(時・分)の正確な調整のためのテンプ停止機構。直径:31.8mm。厚さ:4.85mm。パワーリザーブ:192時間(8日間)。巻き上げ方式:手巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:42。クロノメーター認定:なし。追加情報:4つの香箱(独自開発のショパールクアトロテクノロジー)、コート・ド・ジュネーブ装飾とゴールド仕上げのエングレービングを施したブリッジ、スワンネック緩急針、フィリップス外端曲線入りヒゲゼンマイ、ジュネーブ・シール

ディープブルーダイヤル
世界限定8本。1145万1000円(税込予価)

型番:161977-5011。ケース素材:18KエシカルRG。文字盤色:18KエシカルRG製ダイヤルにストローマルケトリー装飾。ストラップ/ブレスレット:手縫いのブルーアリゲーターストラップ、ポリッシュ仕上げの18KエシカルRG製ピンバックル。それ以外は同上。

キャリバー:同上。

 新たなL.U.C クアトロ スピリット 25 ‐ ストロー マルケトリー エディションには、新たなカラーが登場。手巻きのCal.L.U.C 98.06-Lを搭載しており、6時位置の小窓によるジャンピングアワー表示、クアトロテクノロジーによる192時間(8日間)のパワーリザーブ、ジュネーブ・シール取得といったスペックは従来モデルと同じ。また各8本の限定生産という点も同様だ。

 特徴は、既存モデルとはひと味違う鮮やかな色彩を取り入れた点だ。新たな18KエシカルYGケースモデルでは素材である麦わら本来の、着色や加工が一切されていないナチュラルカラーのストローマルケトリー(麦わら寄木細工)を採用。一方、18KエシカルRGケースではディープブルーを取り入れた。素材も変わらず、フランス産ライ麦を1本ずつ裂いて組み上げており、ハニカムモチーフは、創業者ルイ-ユリス・ショパールが重んじたミツバチから着想を得たものだ。よりはっきりとした色使いが目を楽しませてくれる新作と言えよう。

アルパイン イーグル 41 AM

アルパイン イーグル 41 AM
242万円(税込予価)

型番:298600-3038。直径:41mm。厚さ:9.75mm。ケース素材:ルーセントスティール™。文字盤色:イーグルの虹彩から着想を得たサンバーストパターンを型打ちし、PVD加工を施したモスグリーンのブラス製ダイヤル。インデックス:ブラックの転写。グレードX1スーパールミノバ®を塗布したロジウム仕上げのバーインデックス。夜光:あり、グレードX1スーパールミノバ®を塗布したロジウム仕上げのバトン型時・分針。防水性能:100m。ストラップ/ブレスレット:テーパー形状のルーセントスティール™製ブレスレット、サテン仕上げを施したワイドリンクと側面、ポリッシュ仕上げのセンターキャップ。ルーセントスティール™製のトリプルフォールディングバックル、セーフティプッシュボタン

キャリバー:Chopard 01.01-C

機能:時・分表示、センターセコンド表示、4時30分位置に日付表示、ストップセコンド機能。直径:28.8mm。厚さ:4.95mm。パワーリザーブ:60時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:31。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター

 新作アルパイン イーグル 41 AM最大の見どころは、コレクション初となる耐磁性能を獲得している点だ。既存のアルパイン イーグル 41が、ルーセントスティール™、一体型ブレスレット、イーグルの虹彩を思わせるダイヤルパターンなど、スポーティかつラグジュアリーな造形美を押し出していたのに対し、41 AMではさらに磁気に強い実用時計という技術的価値を加えている。

 耐磁の中核となるのは、非磁性ヒゲゼンマイを備えた自動巻きムーブメント Cal.Chopard 01.01-Cだ。キャリバーナンバーだけをみると、既存の41mmモデル、ラージサイズのアルパイン イーグルに搭載されてきたムーブメントと変わらない。さらにCOSC認定クロノメーター、約60時間パワーリザーブ、ストップセコンド付きという基本性能も、既存モデルと同じだ。しかしメゾンは、新作では従来のヒゲゼンマイを搭載したムーブメントと比べて磁気感度を15分の1に抑え、磁気の影響がある環境でも精度と信頼性を維持できるようにしたことが、最も大きく進化したポイントだとしている。

 意匠面では、新色の“モスグリーン”ダイヤルを導入したのも特徴だ。これはアルプスの森の小径を散策している時に見かける苔の絨毯をイメージしているらしい。そこにシグネチャーの放射状パターンを重ねることで、自然由来の美しさと新たな表現を両立させた。さらにブラックPVDの秒針や、6時位置の打ち消し線を入れたアンチマグネットマークが、これまでのモデルにはない個性を与える。41 AMは、既存のアルパイン イーグル 41のデザイン言語を保ちながら、耐磁性という明快な機能を与えることで、より実用性を高めたモデルだと言えるだろう。

アルパイン イーグル ローヌブルー 41mm & 36mm

ローヌブルーダイヤル 41mm
265万1000円(税込予価)

型番:298600-3035。直径:41mm。厚さ:9.75mm。ケース素材:ルーセントスティール™。文字盤色:イーグルの虹彩から着想を得たサンバーストパターンを型打ち、PVD加工による“ローヌブルー”カラーのブラス製ダイヤル。インデックス:ロジウム仕上げのアプライドローマ数字とアワーマーカー。夜光:アプライドローマ数字とアワーマーカー、バトン型時・分針にグレード X1 スーパールミノバ®を塗布。防水性能:100m。ストラップ/ブレスレット:ルーセントスティール™製ブレスレット、サテン仕上げの側面とポリッシュ仕上げのセンターキャップ、トリプルフォールディングバックル、セーフティプッシュボタン付き

キャリバー:Chopard 01.01-C。機能:時・分表示、センターセコンド、4時30分位置に日付表示、ストップセコンド機能。直径:28.8mm。厚さ:4.95mm。パワーリザーブ:60時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:31。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター。

ローヌブルーダイヤル 36mm
213万4000円(税込予価)

型番:298601-3012。直径:36mm。厚さ:8.45mm。ケース素材:ルーセントスティール™。文字盤色:イーグルの虹彩から着想を得たサンバーストパターンを型打ち、PVD加工による“ローヌブルー”カラーのブラス製ダイヤル。インデックス:ロジウム仕上げのアプライドローマ数字とアワーマーカー。夜光:アプライドローマ数字とアワーマーカー、バトン型時・分針にグレード X1 スーパールミノバ®を塗布。防水性能:100m。ストラップ/ブレスレット:ルーセントスティール™製ブレスレット、サテン仕上げの側面とポリッシュ仕上げのセンターキャップ、トリプルフォールディングバックル、セーフティプッシュボタン付き

キャリバー:Chopard 09.01-C。機能:時・分表示、センターセコンド、ストップセコンド機能。直径:20.4mm。厚さ:3.65mm。パワーリザーブ:42時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:27。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター。

 アルパイン イーグル ローヌブルーは、既存の41mmと36mm径のルーセントスティール™製ケースを持つアルパイン イーグルの基本設計を踏襲しつつ、両ケースサイズでは初の“ローヌブルー”ダイヤルを採用した新作だ。アルプスを流れるローヌ川に着想を得たという、自然の冷たさや透明感を感じさせる、より落ち着いたブルーの表現が“ローヌブルー”の特徴だという。

 以前に本作に似た色彩のダイヤルを持つモデルとして、アルパイン イーグル 36 サミットの“ジナルブルー”ダイヤルがあった。“サミット”は宝石を配したより華やかな文脈で用いられたカラーで、貴金属ケースやグラデーションのベゼル装飾と組み合わされる、明るく発光感のあるブルー&バイオレットとして打ち出されていた。どちらも近しい色味ではあるが、ローヌブルーは、既存のアルパイン イーグルの延長、自然とスポーティさを深めた“静かな青”、対してジナルブルーは、サミットのラグジュアリー性を強める“華やかな青”としてその違いを解釈すべきだろう。

アルパイン イーグル 41 XP CS ローズゴールド

“シェイド オブ ウッド”ブラウンダイヤル
1280万4000円(税込予価)

型番:295396-5001。直径:41mm。厚さ:8mm。ケース素材:18KエシカルRG。文字盤色:イーグルの虹彩に着想を得たサンバーストモチーフを型打ちしたブラス製“シェイド オブ ウッド”ブラウンダイヤル。インデックス:ホワイトの転写。夜光:グレードX1スーパールミノバ®を塗布した18KエシカルRG製アプライドインデックスとバトン型時・分針。防水性能:30m。ストラップ/ブレスレット:テーパー形状の18KエシカルRG製ブレスレット、サテン仕上げを施したワイドリンクと側面、ポリッシュ仕上げのセンターキャップ、18KエシカルRG製トリプルフォールディングバックル、セーフティプッシュボタンおよびコンフォートアジャストメントシステム付き

キャリバー:L.U.C 96.42-L。機能:時・分表示、センターセコンド、ストップセコンド機能。直径:27.4mm。厚さ:3.3mm。パワーリザーブ:60時間。巻き上げ方式:自動巻き。振動数:2万8800振動/時。石数:31。クロノメーター認定:あり、COSC認定クロノメーター。追加情報:ジュネーブ・シール、積載式二重香箱(ショパールツインテクノロジー)、コート・ド・ジュネーブ装飾を施したブリッジ、環状テンプ、スワンネック緩急針、フィリップス外端曲線のヒゲゼンマイ

 アルパイン イーグル 41 XP CS ローズゴールドは、2025年に発表されたアルパイン イーグル 41 XP CS プラチナに続く、貴金属の超薄型“41 XP”ケースにL.U.Cムーブメントを搭載したハイエンドコレクションだ。本作では、厚さ8mmの18KエシカルRG製ケースを採用。搭載するL.U.C 96.42-Lは昨年のプラチナモデルと同じで、22Kゴールド製マイクロローターを持ち、ショパールツインテクノロジーによる約60時間のパワーリザーブ、COSC認定、ジュネーブ・シールを備えている。なお、リデザインされたテーパー形状ブレスレットは昨年のプラチナモデルに見られた仕様だが、本作で初めてコンフォートアジャストメント機構が実装された点は注目すべきアップデートだ。

 アルパイン イーグル 41 XP CSは、アルパイン イーグルにL.U.Cに見られる本格的な薄型オートオルロジュリーのコンセプトを持ち込んでいるのが特徴で、新作においては“シェイド オブ ウッド”ブラウンのグラデーションダイヤルが見どころだ。通常のアルパイン イーグルに見られるブルーやグレーを中心としたスポーティな印象のダイヤルと比べると、温かみと落ち着きを強めており、本作のグラデーションダイヤルは18KエシカルRGケースと相まって、プラチナの冷ややかなグラデーションと比べると、温かみのある印象を与える。

ザ・ビーハイブ テーブル クロック

 L.U.C、そしてアルパイン イーグルコレクションの新作をもれなく紹介したが、これに触れずにはいられない。ザ・ビーハイブ テーブル クロックだ。ショパール マニュファクチュール創設30周年を讃えるハイライトとして発表された世界10台限定の機械式テーブルクロックで、コンプリケーションクロック製造を専門とするスイス唯一のマニュファクチュール、レペ 1839(L’Epée 1839)とのコラボレーションにより製作された。

 最大の特徴は、チャイミング機構が搭載されている点だろう。そしてクロックの造形、時刻表示、そして報時機構のすべてが“ビーハイブ(ミツバチの巣)”というテーマと結びついているところもユニークだ。外装は高さ25.8cm、最大径16.5cmで、丸みを帯びた7段のガラスリング(素材には透明度、耐熱性、硬度に優れたホウケイ酸ガラスを採用)で構成されており、多層構造の機械式ムーブメントを囲むように、ガルバニック加工を施した強化スティール製ベースで支えている。ガラス内側にエッチングによるマット仕上げの時・分インデックスを与え、透明な造形のなかでも視認性を確保。時刻表示は一般的な針ではなく、18Kエシカルイエローゴールド製の3匹のミツバチ(ショイフレ家3世代を象徴するモチーフでもある)が行うが、2匹が時・分のマーカー、もう1匹がチャイミングモードの表示を担う。装飾モチーフがそのまま表示機構の一部になっているところも、本作のおもしろい点だ。

 本作のチャイミング機構は、アクティブ、サイレント、オンデマンドの3モードを備える。アクティブでは正時にその時刻の数だけ、30分ごとに1回チャイムが鳴り、サイレントでは自動報時を停止。さらにどちらの状態でも、セレクターを手動で操作すればオンデマンドで現在時刻を鳴らすことができる。最上段のガラスリングは単なる外装ではなく、浅いクローシュ形状のガラスベルとして機能し、内側を小さなゴールド製ハンマーが打つことで音を発する。巻き上げは最下段のリューズで行い、時計回りで計時用香箱、反時計回りでチャイミング用香箱を巻き上げるダブルバレル構成を採用。フル巻き上げ時には、アクティブモードで8日間のパワーリザーブを確保し、サイレントモード時では最大1440回のオンデマンド報時が可能とされる。さらに、分表示と巻き上げ部には刻み入りリングを設け、ガラス面に直接触れず操作できるようにしている。オブジェとしての美しさと、コンプリケーションクロックとしての実用性を高水準で両立させた仕様が、本作の技術的核と言えよう。

 なお、ザ・ビーハイブ テーブル クロックはショパールブティック限定で販売されるが、その価格は明らかにされていない。


ファースト・インプレッション

フルリエのショパール マニュファクチュール設立から30周年を迎えた2026年。それを記念する驚くような新作が今年のWatches & Wondersで登場するのではないかと、筆者はとてもワクワクしていた。まさか機械式クロックの発表には驚かされたが、ショパール マニュファクチュールへのトリビュートを表した新作では、いたずらに奇をてらうのではなく、いずれも新たなダイヤルカラーや素材に軸を置く地に足のついた提案がなされていた。

 なかでも興味深いのは、ショパールがチャイムを単なる複雑機構としてではなく、“音色そのもの”に至るまで設計対象にしている点だった。そうした姿勢を象徴するのが、新作のL.U.C ストライク ワン チタンだろう。本作は正時ごとに単音を響かせる時打ち機構を備えるが、その核心は“鳴ること”自体ではなく、“どのように鳴るか”にあり、ショパールでは長年にわたってクリアで豊かな音色を実現するために特許技術を磨いてきた。プレス向け資料のなかでカール‐フリードリッヒ・ショイフレ氏は、チャイミングウォッチを“オートオルロジュリーにおける最も高度な表現のひとつ”と明言している。ショパールのチャイミングウォッチは単なる“鳴る機構”ではなく、マニュファクチュールの精神を可聴化したもので、そうした思いを新作に込めているところは、きわめて印象的であった。

 ちなみに個人的に最も気になっている新作は、アルパイン イーグル 41 AMだ。なぜアルパイン イーグルに耐磁性能を付加しようと思ったのか? そして具体的にどのようにして耐磁性を確保しているのか? 残念ながら、いずれについてもプレス向け資料では、本作が備える、従来のムーブメントと比べて磁気感度を15分の1に抑えたというスペックが、どのくらいの数値に該当するのか、そして非磁性ヒゲゼンマイがどのような素材であるかについては言及されておらず、現時点では明らかにされていない。これは本作の特徴を知る上できわめて重要なポイントとなるため、今後の追加取材を通して明らかにしたい。

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詳細は、ショパール公式サイトをクリック。