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我々が知っていること
シチズンは先日、新型のNJ015シリーズをアメリカで提供すると発表し、鮮烈なデビューを飾った。このモデルは“ツヨサ(Tsuyosa)”という名で呼ばれ、40mmのケースにさまざまなカラフルなダイヤルを配しており、また4時位置のリューズと一体化したスティール製ブレスレットを備えているのも特徴だ。
時計の内部には、2万1600振動/時の振動数と約40時間のパワーリザーブを確保した、シチズン製Cal.8210がシースルーバックから見えるように搭載されている。そしてダイヤル側では色に加えて、3時位置の日付表示とそれを拡大するレンズ、夜光塗料を塗布したバーインデックスを備える。
選択肢に関して、NJ015シリーズにはブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ターコイズの計5つのバリエーションがある。ブレスレットには洗練されたポリッシュ仕上げのセンターリンクを採用し、モデル全体でスポーツとドレスの融合を表現している(なお防水性は50m)。
今回新たに発表されたコレクションは5月23日から発売され、価格はわずか450ドル(日本円で約6万1000円)で購入できる。
我々の考え
カラフルなバリエーションは、ロレックスのオイスター パーペチュアル コレクション(その後単一のバブルダイヤルウォッチに統合した)を筆頭に、オメガ アクアテラ コレクション、そして今年Watches & Wondersでタグ・ホイヤーが発表した、新しいカレラ デイト 36mmなど、ここ数年あらゆる時計ブランドにとって最重要のジャンルとなっている。さまざまなカラートーンのダイヤルが流行しているなか、シチズンはこのトレンドに独自の解釈を加えて新シリーズを発表している。
そのためにも、私は声明を出さなければいけない。これらのカラフルな一体型SSウォッチは豪快で派手でありながらも500ドル(日本円で約6万8000円)以下という価値を詰め込んでいる。しかも40mmへとサイズを抑えたシチズンの選択には拍手を送りたい。ツールの役割を持たないベゼルを使用しない時計は、通常の直径よりも大きく見えがちな傾向がある。バーインデックスの上に乗せた拡大する日付窓まで、全体的なダイヤルスタイルは非常にOP(オイスター パーペチュアル)に似た仕上がりとなっている。これらはあくまでもデザインのヒントであり注意は必要だが、しかしもしあるスタイルがうまくいっているのであれば、なぜ“車輪の再発明”をする必要があるのだろうか?
一体型ブレスレット(が流行した)イヤーのスタイルは間違いなくプレジデントブレスのような魅力があり、その結果、従来のモデルからより汎用性の高いモデルへと昇華している。誰かがこれを初めての機械式時計として手に取ったら、カジュアルでもそしてよりドレッシーなシーンでも、当然のように活躍している姿が目に浮かぶ。
このなかでどのモデルをつけたいかというと、やはりイエローダイヤルを選ぶだろう。十分に派手さがあって、しかも最高の視認性を実現しているからだ。もちろん、これらすべてを近々実機で見られことを楽しみにしているし、実際に使ってみての感想もレポートするつもりだ。
基本情報
ブランド: シチズン(Citizen)
モデル名: NJ015シリーズ(ツヨサ)
直径: 40mm
厚さ: 11.7mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ターコイズ
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: 一体型SSブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: 8210
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約40時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 21
価格 & 発売時期
価格: 450ドル(日本円で約6万1000円)
発売時期: 2023年5月23日発売予定
限定: なし
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NJ015の詳細については、シチズン公式ウェブサイトをご覧ください。
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