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我々が知っていること
今年のジュネーブ・ウォッチ・デイズで、フレデリック・コンスタントはWatches & Wonders 2026で生まれた勢いをさらに広げるふたつの新作を発表しました。ハイライフ ムーンフェイズ デイトは、ハイライフにムーンフェイズ機構を追加したモデルで、クラシック モネータ ハンドワインディングは、2024年にクォーツムーブメントで始動し、今年前半にはソーラーモデルを加えたコレクションにとって、初の機械式モデルとなります。この2モデルは、複雑なムーンフェイズモジュールからブランド専用に開発された手巻きキャリバーまで、フレデリック・コンスタントが自社製造で手がける時計の幅広さを示すものです。
ハイライフ ムーンフェイズ デイトは直径39mmで、ダイヤルカラーは2種類あります。ローズシャンパンカラーのダイヤルは、中央ではなく6時位置のムーンフェイズを起点に放射状に広がるサンレイ仕上げが施され、ブルーのムーンディスクにゴールドとカッパーのトーンが映えています。ナイトブルーダイヤルは、ムーンディスクに近い色調で、より明るいサンレイ仕上げを採用。31日まである月の最終日を示す“31”にはレッドカラーを用いています。
ムーンディスクは平坦なメタル製ディスクではなく、グレーの陰影と表面のレリーフで表現されています。両モデルとも、鏡面仕上げを施し、夜光を充填したアプライドインデックスと針を備えています。一方、クラシック モネータ ハンドワインディングは直径38.5mmで、ダイヤルカラーは1種類のみです。スモークサーモンのグラデーションで、縁に向かって黒に変化し、鏡面仕上げを施したアプライドインデックス、2本のドーフィン針、6時位置にスモールセコンドを備えています。
ハイライフ ムーンフェイズ デイトには、プラン・レ・ワットにあるフレデリック・コンスタントのマニュファクチュールで製造される自動巻きムーブメント Cal.FC-716を搭載します。新たな合金を採用した香箱用ゼンマイを再設計した香箱に収めることで、パワーリザーブは72時間に延長されました。日付表示とムーンフェイズはひとつのモジュールで連動しており、日付が1日進むごとに、ムーンフェイズも29.5日の周期に沿って進みます。日付とムーンフェイズの調整は、どちらもリューズから行えます。ムーブメントにはペルラージュとコート・ド・ジュネーブによる装飾を施し、サファイアクリスタル製ケースバックからその仕上げを眺めることができます。
一方、クラシック モネータ ハンドワインディングは、フレデリック・コンスタント専用に開発・製造された手巻きムーブメントを搭載しています。このムーブメントは、同じシチズングループ傘下にあるラ・ジュー・ペレが、ラ・ショー・ド・フォンで製造したものです。2万8800振動/時で駆動し、63時間のパワーリザーブを備えています。サファイアクリスタル製のケースバックからは、香箱と脱進機、コート・ド・ジュネーブ装飾が施されたブリッジ、そして1988年からフレデリック・コンスタントが使用している紋章を見ることができます。ムーブメントは自動巻きではなく手巻き式なので、ケースは薄型に抑えられ、ローターに装飾が遮られることもありません。
どちらもスティール(SS)製ケースを採用していますが、ストラップの仕様は異なります。ハイライフ ムーンフェイズ デイトには、2020年のコレクション再始動時に導入されたインターチェンジャブルシステムを採用。ブルーのサフィアーノレザーストラップと5連のSS製ブレスレットを、工具を使わずに交換できます。一方、クラシック モネータ ハンドワインディングは、細かなパターンを施したブラックのアリゲーターストラップ1種類のみが付属します。
ハイライフ ムーンフェイズ デイトの価格は5595ドル(約87万2500円)。クラシック モネータ ハンドワインディングは999本限定で、価格は予価32万円(税込)です。
我々の考え
2本を並べて見ると不思議と統一感があり、並べた姿もよく映えます。クラシック モネータ ハンドワインディングは実に興味深い新作ですが、プラン・レ・ワットに拠点を置く“ご近所さん”のモデルによく似ている点は、かなり気になります。私はハイライフ ムーンフェイズ デイトのほうが好みです。今年のWatches & Wondersで発表されたクラシック ワールドタイマーに続く、きわめて良い新作だと思います。ワールドタイマーに搭載するFC-719と同様、ハイライフ ムーンフェイズ デイトに搭載されるFC-716も、プラン・レ・ワットにあるフレデリック・コンスタントの自社マニュファクチュールですべて製造されています。これは、ブランドが自社製造による時計づくりの可能性を着実に広げ続けていることの証と言えるでしょう。またムーンフェイズが単体の機構として搭載されるのは、今回登場したハイライフ ムーンフェイズ デイトが初めてです。これまでは永久カレンダーに組み込まれていましたが、今回はムーンフェイズそのものにダイヤル上でしっかりと存在感を持たせています。私に言わせれば、2026年のフレデリック・コンスタントは、なかなかいい仕事をしています。
基本情報
ブランド: フレデリック・コンスタント(Frederique Constant)
モデル名: ハイライフ ムーンフェイズ デイト/クラシック モネータ ハンドワインディング(Highlife Moonphase Date / Classics Moneta Handwinding)
直径: 39mm(ハイライフ)/38.5mm(モネータ)
ケース素材: ステンレススティール(両モデルとも)
文字盤色: ローズシャンパンまたはナイトブルー(ハイライフ)/スモークサーモンからブラックへのグラデーション(モネータ)
インデックス: ミラーポリッシュ仕上げのアプライドインデックス(両モデルとも)
ストラップ/ブレスレット: ブルーのサフィアーノレザーストラップまたは5連のSS製ブレスレット(ハイライフ)/細かなパターンがあしらわれたブラックのアリゲーターレザーストラップ(モネータ)
ムーブメント情報
キャリバー: FC-716(ハイライフ)/名称非公表(モネータ)
機能: 時・分表示、日付表示、ムーンフェイズ(ハイライフ)/時・分表示、スモールセコンド(モネータ)
パワーリザーブ: 72時間(ハイライフ)/63時間(モネータ)
巻き上げ方式: 自動巻き(ハイライフ)/手巻き(モネータ)
振動数: 2万8800振動/時(ハイライフ)/ 2万8800振動/時(モネータ)
石数: 26(ハイライフ)/プレス資料に記載なし(モネータ)
価格&発売時期
価格: ハイライフ ムーンフェイズ デイトは5595ドル(約87万2500円)/クラシック モネータ ハンドワインディングは予価32万円(税込)
発売: 2026年9月
限定: なし(ハイライフ)/あり、999本限定(モネータ)
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