Introducing ハミルトン カーキ フィールド オート 38mm “コール・オブ・デューティ” スペシャルエディション

 『コール・オブ・デューティ®：ブラック・オプス7（Call of Duty: Black Ops 7）』は、今年11月14日に発売されるベストセラーのファーストパーソン・シューティングゲームシリーズの最新作であり、ハミルトンが同シリーズと提携して、ゲームファン向けの時計を製作するのは今回が3度目となる。ハミルトンの時計ファンなら、CODをテーマにしたケースバックとミリタリーテイストのパッケージ以外は、38mmのカーキ フィールド自動巻きモデルとスペックはほとんど変わらないことに気づくだろう。

　ステンレススティール（SS）製ケースにブラックダイヤル、グリーンのNATOストラップ、そして自動巻きのハミルトンH10ムーブメントを搭載したこのRef.H70475930は、標準モデルH70455533とほぼ同じだ。80時間のパワーリザーブ、100mの防水性能、そして3時位置に日付表示を備えた見慣れたブラックダイヤルを特徴としている。

　グリーンNATOストラップにブラウンレザーのアクセントを施したこの時計は、ゲーム内で“アクセル・フェルマーク（Axel Vermaak）”というキャラクターの手首にデジタルで登場する。このキャラクターの手首に装着されること以外に、ゲーム内要素として（どのように、あるいは）本当に登場するのかはわからないが、これはゲームが時計愛好家によく知られている（そして愛されている）ブランドに新たな注目を集めるためのまれなケースである。

　ハミルトン カーキ フィールド オート 38mm “コール・オブ・デューティ（Call of Duty）” スペシャルエディションは5000本限定で、価格は12万9800円（税込）だ。

　人生におけるそうした時期はとうに過ぎ去ったが、18歳から34歳までの層（特に男性）には、このゲームとその競争の激しいオンライン要素に何時間も、そして多額の現金を注ぎ込みたいと考える人々が少なくない。僕が熱心なゲーマーだったころから、マイクロトランザクション（少数課金）の存在によって、ゲーム内のアバター、迷彩、武器スキン、ゲーム内アクション、そしてブランドとのコラボレーションなど、ゲーム内の体験はさらにパーソナライズ化した。ゲーマーがゲーム内のデジタル要素に数ドル（あるいはそれ以上）を費やすのであれば、その逆を考え、ゲーム内の世界を反映した現実の時計を提供するのは理にかなっているのではないか。

　数字を見れば明らかだ。コール・オブ・デューティシリーズは全世界で5億本以上を売り上げている。（アクティビジョン社の財務報告によると）このシリーズは2022年までに300億ドル（日本円で約4兆6000億円）以上の収益を上げている。

　ここからは一部の人にとってセンシティブなものかもしれないが、ここで少し、時計とのコラボレーションで知られるもうひとつのフランチャイズ、ジェームズ・ボンド（James Bond）と比較して、コール・オブ・デューティ®の規模を明らかにしてみよう。ジェームズ・ボンドの全27作品の興行収入は、約78億ドルを稼いだとされている（ボックス・オフィス・モジョ／Box Office Mojoによる）。そのうち『007 スカイフォール』が最高興収を記録し、約11億ドル（当時のレートで約880億円）であった。ウィキペディアによると、インフレ調整をしてもボンドシリーズの収益はCODを下回っているという。同シリーズは1962年のスタート以来、インフレ調整と2022年の為替レートを使用すると、約192億ドル（当時のレートで2兆5200億円）を稼いでいるというのだ。この指標から見ると、最初のタイトルが2003年に発売されたばかりのコール・オブ・デューティ®のほうがはるかに大きな市場なのだ。

　もちろん、これは少々リンゴとオレンジの比較であることは承知している。CODには中心人物（ジェームズ・ボンドのような）はいないし、ゲームの寿命は映画よりも短いことが多いなど、事情は異なる。だが、だからこそ、なぜもっと多くのブランドがゲームと提携しないのか不思議に思わないだろうか？　常に理にかなっているわけではないだろうが（方程式の両辺にある製品を考えれば）、ジェームズ・ボンドは新作ゲーム『007 First Light』でオメガを着用している。『Bioshock』のジャックはヴィンテージのサブマリーナーを手首に着けてラプチャーをさまよったかもしれないし、ララ・クロフト（Lara Croft）がチューダーを着けるのもありではないか？

　 時計に関しては、何を言うべきことがあるだろう？　これは38mmの自動巻きカーキ フィールドだ。多くの人が知っていて愛している素晴らしい時計であり、ビデオゲームのミリタリーキャラクターが手首に着ける選択肢としては、その役割にぴったりだと思う。とはいえ、ケースバック、ストラップ、パッケージが、標準モデルよりも230ドル（日本円で約3万5000円）も高い価値があるかどうかは、本物のコール・オブ・デューティ®ファン（あるいはコレクター）に聞く必要があるだろう。それがこのゲームの醍醐味なのだから。

ブランド: ハミルトン（Hamilton）
モデル名: ブランド: ハミルトン
モデル: カーキ フィールド オート 38mm “コール・オブ・デューティ” スペシャルエディション（Khaki Field Auto 38mm Call of Duty Special Edition）
型番: H70475930

直径: 38mm
厚さ: 10.9mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: ブラック
インデックス: アラビア数字、ペイント
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: グリーンNATOスタイルストラップ

キャリバー:  H-10
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
直径: 25.6mm
パワーリザーブ: 80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 25
クロノメーター認定: なし
追加情報: ETA C07.611（2824ベースの進化版）をベースにしている

価格: 12万9800円（税込）
限定: 5000本限定

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