trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

ハロウィンに着けたい、文字盤・ケースが光る夜光ウォッチ10選

全面夜光ダイヤルのものから、蓄光素材をケースやストラップに採用した時計、半透明ダイヤル越しに機構を見せる複雑時計まで、多様な夜光ウォッチ10本を、通常時と暗所の姿を見比べながら紹介する。

Hero Image by Keita Takahashi

ハロウィンを迎えた10月31日。暗闇が身近に感じられるこの日は、光を蓄え、夜に姿を変える時計に目を向けたい。腕時計における夜光塗料は、本来、暗所での判読性を確保するための実用的な装備として針やインデックスに塗布されてきた。しかし、ここで紹介するモデルは、夜光を単なる視認性の補助にとどめず、デザインや設計の主軸に据えたものばかりだ。明るい場所では端正な白やグレーに見える外装が、照明を落とした瞬間に鮮やかな青や緑の発光体へと変化する。

 全面に夜光を採用したダイヤル、新素材の開発によって外装全体が輝くケース、そして暗闇のなかで機構の輪郭を浮き彫りにする複雑時計まで、夜光を大胆に取り入れた10本をその構造とともに見ていこう。


ケース・外装まで光る時計
IWC ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー Ceralume® Ref.IW505801

Photographs by Keita Takahashi

Photographs by Keita Takahashi

 日中はケースから文字盤、ラバーストラップに至るまでマットなオールホワイトで端正に統一され、暗闇ではその外装全体が鮮やかなブルーに発光する本作。IWCのエンジニアリング部門、“XPL”が開発した発光セラミック、セラリューム®(Ceralume®)を初めて採用したモデルだ。酸化ジルコニウム粉末に高品質のスーパールミノバ顔料を均質に混合し、特殊な金型で焼結することで、素材そのものが光を放つ特性を備える。文字盤のアラビア数字やインデックスは発光面に暗い影として浮かび上がり、ローターに配されたメダリオンに至るまで時計全体で光の陰影を表現する。

 直径46.5mmのケースには、クルト・クラウス(Kurt Klaus)が設計したカレンダー機構の系譜を引くパーペチュアルカレンダーを搭載。ムーブメントは約7日間のロングパワーリザーブを誇るペラトン自動巻きCal.52616。

価格は1201万2000円(税込)。世界限定250本。詳細はこちら。

ベル&ロス BR-X5 グリーン ラム Ref.BRX5R-LUM-TC/SRB

Photographs by Keita Takahashi

Photographs by Keita Takahashi

 グリーンに光るケースが特徴のBR-X5 Green Lum。BR-X5特有のマルチコンポーネントケース(サンドイッチ構造)を活かし、チタン製コンテナを上下から挟み込むシールド部分に独自開発の複合素材“LM3D”を採用。この素材はエポキシ樹脂、石英繊維、蓄光素材を組み合わせた蓄光複合素材だ。日中はマットブラックの文字盤と淡いグリーンの外装を、夜間は発光するケースフレームと夜光インデックスの対比を楽しめる。

 ケース径は41mm。ケニッシとの共同開発による約70時間パワーリザーブの自社製Cal.BR-CAL.323を搭載し、100m防水を備える。LM3Dは軽量性にも優れており、スティール製ケースと比較して約70%の軽量化を実現。発光という視覚的アプローチと、装着感を高める素材工学を両立させた1本だ。

価格は209万円(税込)。世界限定500本。詳細はこちら。

スプリットウォッチ イン・ザ・スカイズ

Courtesy of Split Watches

Courtesy of Split Watches

 時計業界でキャリアを積んだエド・マーグリーズ(Ed Margulies)氏とダラ・アムジャディ(Dara Amjadi)氏が英国で設立した新興ブランド、スプリットウォッチ(Split Watches)。販売1本ごとにメンタルヘルス支援として1時間のセラピーを提供するなど、独自の哲学を持つ同社が手がけた初の全面発光モデルが、このイン・ザ・スカイズだ。ケースには独自素材のCeramod+、ストラップにはFKMラバーを採用し、両素材に日本製の夜光粉末を製造工程で練り込んでいる。文字盤にも高輝度の夜光を用い、日中は乳白色を基調とする外観が、暗所ではケース、文字盤、ストラップにわたってグリーンに発光する。

 ケース径42mm、厚さ15mmのケースには、コラムホイールを備えるセイコー系の自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載。100m防水を確保し、シースルーバックからは同ムーブメントを鑑賞できる。新興独立系らしい自由な発想で、ケースからストラップまでを一貫した発光体として仕立て上げた。

価格は2047ドル(日本円で約32万円)。世界限定250本。詳細はこちら。


ダイヤルが光る時計
F.P.ジュルヌ エレガント 48mm チタニウム

Courtesy of F.P.Journe

Courtesy of christies

 フラットトノー型ケースにアラビア数字を配したエレガントコレクションの文字盤は、中央部にスーパールミノバを塗布したプレートを配し、その上を半透明のサファイアクリスタルが覆う二重構造を採用。昼は白いダイヤルに、夜は乳白色の柔らかな光を放つ。

 ケースサイズは48×40mm、厚さ7.95mm。搭載されるエレクトロメカニカル・ムーブメント Cal.1210は、時計が約35分間動きを検知しないと、針の動きを止め再び着用して動きを検知するとモーションディテクターが作動して最短距離で現在時刻に復帰する。スタンバイモードでは最長約18年の駆動を実現。

価格は要問い合わせ。詳細はこちら。

A.ランゲ&ゾーネ ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー “ルーメン” Ref.720.035FE

Courtesy of A.Lange & Söhne

Courtesy of A.Lange & Söhne

 ブラックの半透明サファイアクリスタル製ダイヤルは、日中に内部のカレンダー機構の一部を覗かせる。ダイヤルを透過した紫外線が下層の蓄光顔料を充電し、暗闇ではすべての表示が光を放つ。さらにアウトサイズデイトや曜日、月、うるう年の表示に加え、時・分針や目盛りにも夜光を採用している。発光する面積や強さに差をつけることで、表示を読み取りやすくしながらダイヤルに奥行きを与えているのだ。ムーンフェイズにはデイ/ナイト表示を組み合わせ、昼は星のない明るい空、夜は星が輝く暗い空を表現。

 プラチナ製のケースは直径41.9mm、厚さ13mm。自動巻きCal.L225.1は、トゥールビヨンとパーペチュアルカレンダーに加え、ムーンフェイズを搭載する。685個の部品で構成され、パワーリザーブは約50時間。トゥールビヨンは文字盤側からは見えず、サファイアクリスタル製ケースバック越しに鑑賞できる。

価格は要問い合わせ。世界限定50本。詳細はこちら。

タグ・ホイヤー アクアレーサー プロフェッショナル300 ナイトダイバー Ref.WBP201D.FT6197

 マットブラックのDLCコーティングケースに、ホワイトダイヤルを組み合わせたモノトーンの顔立ちの本作。だが暗所に入ると、ダイヤル全面が鮮やかなグリーンに発光し、ブラックのインデックスと針がシルエットとして浮かび上がる。

 この全面蓄光ダイヤルのルーツは、ホイヤーが1983年に発表した名作ダイバーズシリーズに通じる。歴史的なアイコンを現代のスペックで再解釈した本作は、43mmのステンレススティールケースに自動巻きCal.5を搭載し、300m防水を確保。マットブラックのセラミック製逆回転防止ベゼルとブラックラバーストラップが、発光するダイヤルの存在感をより引き締めている。

価格は65万4500円(税込)。詳細はこちら。

レッセンス Type 5 ルミノバ

Courtesy of Ressence

Courtesy of Ressence

 ケース上半分のチャンバーに3.57mlのオイルを充填し、文字盤を見やすくする独自構造を持つType 5。水中に時計を浸けた際、ガラスの全反射によって斜めから文字盤が見えなくなる現象を、オイルとサファイア風防の屈折率を同一にすることで防いでいる。本作ではそのダイヤル全面に夜光を投入。針を持たず、文字盤自体が公転・自転するROCSサテライトディスクが、緑色に光るオイルの層の上を回転する。

 グレード5チタン製ケースは46mm径、厚さ15.5mmで、100m防水を確保。文字盤内には時刻表示だけでなくオイル温度計や90秒ランナー表示が整然と並ぶ。暗闇ではオイルで満たされたダイヤル全体が発光し、風防の存在を感じさせないフラットな表示面が手首の上に浮かび上がる。

価格は3万2300スイスフラン(日本円で約620万円)。詳細はこちら。


カジュアルにも楽しめる時計
ティソ PRX 40mm クォーツ Ref.T137.410.17.011.00

Photographs by Keita Takahashi

Photographs by Keita Takahashi

 1978年に登場したオリジナルモデルのデザインを受け継ぐ、PRXコレクション。ホワイトダイヤルは、暗闇では文字盤全面が青緑色に発光。日中の涼しげなオールホワイトの佇まいから一転、暗所では発光面の上にブラックのミニッツトラックとシルバートーンのバトン針が浮かび上がる。

 ケース素材には316Lステンレススティールを採用し、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分けている。ケース径40mm、厚さ10.4mmに抑えられている。10気圧防水とサファイアクリスタル風防、電池切れ予告機能(EOL)付きのスイス製クォーツムーブメントを搭載。ストラップは工具不要のインターチェンジャブル仕様で、日常の実用性に夜光ダイヤルの遊び心を加えた。

価格は7万400円(税込)。詳細はこちら。

シチズン プロマスター ダイブ オートマチック Ref.NY0155-58X

Courtesy of Citizen

Courtesy of Citizen

 1989年に登場したRef.NY0040の系譜を継ぎ、ファンのあいだでは通称“フグ(Fugu)”ダイバーとして親しまれる海外限定モデル。ベゼルの波状の刻みがフグのトゲを思わせることから名付けられ、ケースバックにもそのエングレービングが刻まれる。ブラックIP加工を施したケースとブレスレットに、ペールグリーンのダイヤルをセット。暗所ではダイヤル全体がグリーンに発光し、大型の夜光針やインデックスとともに深海での時刻読み取りをサポートする。

 ケース径は44mm。手首の動きを妨げない8時位置のレフトハンドリューズ、ねじ込み式リューズ、サファイアクリスタルを備え、ISO規格に準拠した200m潜水用防水を誇る。ムーブメントはデイデイト機能を備える自動巻きCal.8204。プロスペックのダイバーズツールとしての機能美と、全面夜光の迫力が融合した1本だ。

価格は695ドル(日本円で約10万円)。詳細はこちら。

タイメックス T80 グローインザダーク Ref.TW2Y02600

Courtesy of Timex

Courtesy of Timex

 2011年に登場し、国内で即完売を記録したカルト的人気モデルの日本限定復刻版。タイメックスのアイコンである角型デジタル“T80”のケース、ストラップ、そして液晶の周辺パーツに至るまで蓄光素材を練り込んでいる。日中はクリーンなオフホワイトのレトロフューチャーなデジタルウォッチだが、照明を落とすと時計の外郭全体が淡いグリーンの光を放つ。

 ケースは幅34mm、厚さ9mm。クロノグラフ、アラーム、タイマー、カレンダーといった日常使いに十分な機能を備える。外装全体の蓄光発光に加え、タイメックス伝統の液晶全面を発光させるインディグロ®ナイトライトも完備。外装が蓄えた光を放つ機能と、ボタン操作で点灯するバックライトという、ふたつの異なる発光機構を1本で味わえる。

価格は1万3750円(税込)。詳細はこちら。