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Photo Report HODINKEE.jp × ローラン・フェリエ エクスクルーシブ ナイト

ローラン・フェリエの美学と技術を語り合う特別な夜が、銀座の中心で開催された。

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HODINKEE Japanとローラン・フェリエによるクローズドイベントを2024年11月15日(金)に開催した。会場には銀座6丁目にあるハイアット セントリック 銀座 東京の最上階に位置するナミキ スイートが選ばれた。このスイートは銀座の並木通りに面しており、開放的なリビングルームからは銀座の街並みや汐留エリアの景色を一望できる。

イベントは18時半にドアオープン。開始から10分も経たないうちに参加者の半分以上が来場し、早くも時計談義に花が咲く。

 19時から始まったイベントではまず、HODINKEE Japan編集長の関口 優と、ローラン・フェリエ本社のヘッド・オブ・セールスであるロバート・ベイリー氏によるクロストークが行われた。このトークセッションでは、ローラン・フェリエの創業背景、デザイン哲学、最新モデルの技術的特徴まで、多岐にわたるテーマが語られた。

ロバート・ベイリー氏の話に耳を傾ける参加者たち。

 関口編集長がブランドの歴史に触れると、ベイリー氏はローラン・フェリエの創業について語った。「ローラン・フェリエは2009年に創業し、翌年には初めてのモデル“クラシック・トゥールビヨン”でジュネーブウォッチグランプリ(GPHG)のメンズウォッチ賞を受賞しました。この大きな成功が、ブランドの出発点となりました」と述べ、ブランドに向けられた時計愛好家たちからの評価の高さを強調した。

 ローラン・フェリエの時計の特徴について関口編集長が尋ねると、ベイリー氏はケースデザインのこだわりを披露。「ケースを構成するパーツごとに微妙な違いを持たせており、たとえばスポーツ・オートのチタン製ミドルケースにはバーティカルサテン仕上げが施されています。これは滑らかな触感と控えめな光沢を実現する技法です」と説明した。また、ラグの繊細な曲線や緩やかに湾曲したベゼル、ボール型のリューズなど、人間工学を考慮した滑らかな装着感を追求し、ケースのエッジやサイズ感の違いがブランドの独自性を際立たせていると述べた。

 ムーブメントの特徴について尋ねられると、ベイリー氏は「すべてのムーブメントは二度組みされています。一度組み上げたあとにすべてのパーツを分解し、洗浄、再調整を施します」と回答。一度組み上げて動かすことで発生した金属くずを除去するなど、徹底した手間が精度と耐久性を生み出しているという。さらに、通常の5ポジションテストではなく6ポジションでテストを行い、どの角度でも正確に動作することを保証していると、技術的な優位性を強調した。

トーク中に撮影を行っていると、ベイリー氏が笑顔でポーズをとってくれた。彼が当日着用していた時計について、詳しくは後述。

ローラン・フェリエ クラシック・ムーン

 トークセッション終了後は自由に交流する歓談の時間へ。会場にはローラン・フェリエのクラシックやスポーツ・オートシリーズが展示され、参加者たちは時計を手に取り、その質感や仕上がりを直接体験することができた。特に2024年の新作クラシック・ムーンは会場の注目を浴び、ムーブメントやアベンチュリンガラス製のムーンフェイズディスクについて熱心に語り合う姿が見られた。

ベイリー氏からクラシック・ムーンの説明を受けている参加者。

 歓談の場では、たくさんの料理とスイスワインが振る舞われ、時計愛好家同士がそれぞれの時計について語り合い、和やかな空気が漂っていた。また、ベイリー氏が通訳を交えながら参加者ひとりひとりにブランドの説明を行う場面も見られ、参加者たちはローラン・フェリエの理解をさらに深めていた。わずかな時間ながらも、この夜は参加者にとって特別な体験となっただろう。

 それでは、当日の様子をお届けしていこう。

当日タッチ&フィールできた時計たち。ローラン・フェリエの時計がこれだけ一堂に会する機会はめったにない。

ベイリー氏みずから、参加者たちに熱心に時計の説明をしていた。

そんなロバート・ベイリー氏が当日着用していたのは...

クラシック オート サンドストーンだ。

クラシック・オリジン

関口編集長とベイリー氏。

スポーツ・オート

夢中で撮影している...

最後はベイリー氏が感謝を込めたあいさつで締めくくり、特別な夜が幕を下ろした。

Photographs by Keita Takahashi