trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing アルビスホルン マリーナグラフ、スキンダイバーとレガッタタイマーの魅力を融合させた“イマジナリーヴィンテージ”ウォッチ

スキンダイバーの顔もレガッタタイマーの顔もあり、そして何よりとびきり楽しい1本。

ADVERTISEMENT

我々が知っていること

夏の終わりが近づきつつあるとはいえ、(存在しなかったヴィンテージウォッチを想像することをブランド理念に掲げるブランド)アルビスホルンは、まだ水辺で楽しむ時間は残されていると考えているようだ。セーリングレガッタレースに出場するにせよ、フィンとシュノーケルを持って海に潜るにせよ、新作アルビスホルン マリーナグラフはそのどちらにも応えてくれる。このモデルはヴィンテージスキンダイバーのデザインから着想を得つつ、レガッタタイマーの10分カウントダウン機能を独創的に再解釈した、いわば二役をこなす1本だ。

Albishorn Marinagraph
Albishorn Marinagraph

 新作のアルビスホルン マリーナグラフは2色展開だ。ひとつは“クラッシックレーシング”で、サンバースト仕上げのブラックダイヤルに、ホワイトスーパールミノバが塗布されたシルバーのアプライドインデックスを備える。もうひとつは“パライバレーシング”で、サンバースト仕上げのパライバトルマリン グリーンダイヤルに、ホワイトスーパールミノバを充填したアプライドのブラックインデックスを配している。ダイヤルと針の造形はブランドの山岳エンブレムへのオマージュとしてデザインされており、ロゴは1950年代後半から1960年代という時代感に合わせて、当時もし存在していたらどう進化していたかを想像して刷新されたものとなっている。

 ダイヤルには赤いクロノグラフ秒針と、ユニークで創造的な新機構が加えられている。“ランニング”インジケーターは3時位置に移動され、さらにレガッタの10分前の合図からスタートまでを計測する、レトログラード式の10分カウントダウン表示が新たに搭載されている(なお、オリンピックでは6分前と3分前の合図が使われる)。

Albishorn Marinagraph
Albishorn Marinagraph
Albishorn Marinagraph

 さて、ここでベゼルについて触れておこう。テンションフィット式の両方向回転ベゼルで、実際のダイビング向けの目盛りは刻まれていない(つまり、再び言うがスノーケリング向けの仕様だ)が、代わりに24時間の潮汐表示が搭載されている。ベゼルは24時間をカバーするふたつのセグメントに分かれており、スーパールミノバを充填したホワイトマーカーが前回の満潮からの最初の12時間を、レッドのマーカーがその後の12時間を示す。これによりユーザーは1日の潮の満ち引き全体を追跡できるだけでなく、任意の時間における相対的な潮位も予測することができる。

Albishorn Marinagraph

 このモデルは従来と同様にユニークな“デストロ(左利き)”仕様のモノプッシャーデザインを踏襲しており、内部にはCOSC認定を受けた自動巻きの自社製Cal.ALB01 Aを搭載。パワーリザーブは64時間を誇る。ケースはステンレススティール(SS)製で直径39mmで厚さ13mm、ラグ・トゥ・ラグ47.7mm、そして防水性能は100mを備える。さらにフレア形状のコンケーブベゼルはやや広く、外径42.7mmに設計されている。各モデルにはそれぞれにマッチした複数のラバーストラップが組み合わされている。

 発売はアメリカ東部時間で8月29日(金)午前9時(日本時間で8月29日(金)午後10時)よりブランド公式サイトにて開始。価格は税・送料別で3950スイスフラン(日本円で約72万5000円)だ。


我々の考え

ここ最近、HODINKEEではアルビスホルンについてそれなりに多く取り上げてきた。以前掲載した記事、“Hands-On” アルビスホルン タイプ 10は読者に好評だったようなので、今回のクロノグラフデザインのアップデート版もきっと楽しんでもらえるだろうと思った。だが今回、単なるダイアルカラーの変更にとどまらなかったという事実だけでも、アルビスホルンがいくつかのヒット作の成功に甘んじるつもりがないことは明らかとなった。既存のプラットフォームを活かしつつ、まったく新しいデザインを打ち出したこと、そしてそれが水上で直面するさまざまな問題に対して、創造的かつエレガントな“解決策”を詰め込んだ1本に仕上がっていることはかなりクールだ。

Albishorn Marinagraph

 私はヴィンテージのレガッタタイマーが大好きで、それこそ息が切れるまで集めたくなるような楽しいニッチジャンルだと思っている。だがレトログラード表示というのは自分にとっても新鮮だった。きわめてクリエイティブなアイデアだが、驚くにはあたらない。なぜなら、創業者セバスチャン・ショルモンテ(Sébastien Chaulmontet)氏には実に多くのクリエイティブなアイデアがあるからだ。彼は普段の何気ない会話のなかでぽんとアイデアを口にし、少し経つとそれをどう実現するかという具体的な設計にまで落とし込んでくる。そんな人物なのだ。“パライバレーシング”は自分にはやや派手すぎるかもしれないが、“クラシックレーシング”なら実際にレガッタで使いたくなるような実用的な1本だと思う。そんなことが言える“クリエイティブ”かつ風変わりなタイミングツールは、そう多くはないのだ。


基本情報

ブランド: アルビスホルン(Albishorn)
モデル名: マリーナクロノグラフ “クラッシックレーシング”、“パライバレーシング”(Marinagraph "Classic Racing" and "Paraíba Racing")

直径: 39mm
ラグ・トゥ・ラグ: 47.7mm
厚さ: 13 mm (風防を含めて)
ケース素材: ポリッシュとサテン仕上げが施された316Lステンレススティール製ケース、面取りとポリッシュ仕上げが施されたエッジ
文字盤色: “クラッシックレーシング”はサンバーストブラックのダイアル/“パライバレーシング”はサンバースト仕上げのパライバトルマリン グリーンダイアル
インデックス: アプライドブラックインデックス
夜光: ホワイトスーパールミノバ®
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: “クラッシックレーシング”には、バックル付きのブラックまたはレッドのラバーストラップが付属/“パライバレーシング”には、バックル付きのブラックまたはホワイトのラバーストラップが付属

Albishorn Marinagraph

ムーブメント情報

キャリバー: 自社製ALB01 A
機能: 時・分表示、クロノグラフ、ランニングセコンド、レトログラード式10分レガッタ機能、ランニングインジケーター、ストップセコンド機能
直径: 30mm
厚さ: 6.6mm
パワーリザーブ: 64時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 25
クロノメーター認定: あり、COSC認定
追加情報: SS製の両方向回転ベゼルには、潮汐表示付きのアルミニウム製インサートが組み込まれている


価格&発売時期

価格:税・送料別で3950スイスフラン(日本円で約72万5000円)
発売: 販売開始はアメリカ東部時間で2025年8月29日(金)午前9時から(日本時間では同日午後10時)で、公式サイトにて行われる
限定: 限定本数はナンバリングなしの99本で、3年かけて計画的に生産される

詳しくはこちらをご覧ください。