trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing ミン 37.09 “ブルーフィン”でダイバーズウォッチを復活させる

高い防水性能と比較的薄型のデザイン、そして優れた外観を兼ね備えている。

ADVERTISEMENT

我々が知っていること

2020年、ミンはブランドの最新ダイバーズウォッチとなる18.01 H41を発表した。このモデルは、DLCコーティングされたブラックステンレススティールの夜光ベゼルを備え、非常に高い1000m防水を誇るモデルだ。それでも、私たちの記事を振り返ってみれば、それが今日発売された新しいミン 37.09 “ブルーフィン”と比べて仕上げやデザインの品質において大きな違いがあることが分かる。ただ全体的に、どちらも認識しやすいデザインではある。

Ming 37.09 Bluefin

 新しい37.09は18.01 H41の1000m防水には届かないが、前述したような品質と工夫によってそれを補っている。時計のサイズは38mm径、12.8mm厚の316L SS製ケースに600mの防水性を備えているが、ミンの37シリーズの洗練されたデザイン言語を使用している。ダブルドーム型サファイアクリスタルの裏側にインデックス用の夜光を配し、ダイブタイマーを文字盤に移しているのだ。珍しいダイバーズウォッチと同様に、この時計はインナー回転式のダイブタイマーを採用しているが、インナーベゼルや見返しではなく、4時位置のリューズで60クリックのダイヤルを回転させ、ダイバーズウォッチに必要なすべてのインデックス(すべて発光する)を表示する。2時位置のリューズはもちろんねじ込み式で、全体がすっきりとした人間工学に基づいたパッケージとなっている。

 ミンは当初、H41の深度性能を上回ることを目指していたが、時計の厚さがほぼ19mmに達したため、より優れた人間工学の改善に焦点を当てることにした。しかしブランドは防水テストについても次のように述べている。“前面と背面のクリスタルの曲率を微調整することで、プロトタイプは24時間の飽和後に900mの耐圧深度を達成した”。非常に堅牢である。サテン仕上げとポリッシュ仕上げが施されたSSケースの内部には、約50時間のパワーリザーブを備えたミン専用のセリタSW 300.M1が収められている。

Ming 37.09 Bluefin

 ミン 37.09 “ブルーフィン”は、2024年5月24日13時(グリニッジ標準時)より、同ブランドのウェブサイトにて予約受付が開始される。納品は2024年10月に開始予定で、このバリエーションは2024年に500本限定で生産される。価格は4950スイスフラン(日本円で約85万円)で、注文確定には50%のデポジットが必要となる。


我々の考え

ミンが本格的なダイバーズウォッチをつくってからどれくらい経っているのか、知らなかった。ブランドはここ数年で飛躍的な成長を遂げ、トゥールビヨン、センターカウンターのクロノグラフ、ヴィーナス140を搭載した7つのモノプッシャー世界最軽量の腕時計など、あらゆるものを製造してきた。しかしブランドは、ドバイウォッチウィークで見た37.08 “サンド”のような、より手頃なオプションにも力を入れている。中東のモチーフを取り入れながらも安易なデザインではなく、デザインの質に対して価格も非常に魅力的だった。

Ming 37.09 Bluefin

 ミンは紛れもなく、過去10年間で最強のデザイン言語のひとつを生み出し、私の目にとってその時計は常に新鮮に映る。前述した37.08と同じ37シリーズのケース形状を使用しており、ダブルステップのベゼルと広がった“ブレード”ラグを備えているが、ダイバーズウォッチとして必要な水深性能を考慮していっそう厚くなっている。毎回ミンを取材するたびに言ってきたが、デザインが大好きでそろそろ買う時期が来たと思っているが、実際に購入したことはない。それは私の問題であり、ミンの問題ではない。実際、私のスタイルと用途に最も適した時計があるとすれば、それはおそらく新しい37.09 “ブルーフィン”だろう。

Ming 37.09 Bluefin

 だからといって、私が600mの深さまでダイビングするわけではないが、私は時計をかなり酷使するほうで、ヴィンテージウォッチが好きながらも気兼ねなく着用できる時計が好みなのだ。技術的に過剰な仕様でありながら比較的薄型の新しいミンダイバーズは、これらの条件を満たしている。美観も優れており、夜光もミンウォッチに求められるものが備わっている。

Ming 37.09 Bluefin

 もうひとつ気になるのは、新しい成型のFKMラバーストラップである。これは湾曲したバネ棒を備え、ブランドのほかの20mmラグの時計すべてに互換性がある。バックル側にはストラップの長い端が収まるポケットがあり、ブランドの“タックバックル”ストラップと同様に遊環が不要である。ミン専用のラバーストラップが欲しい人のための購入オプションとして、まもなく提供される予定だ。

 これは、実際によくダイビングする人のための実用的なダイバーズウオッチなのか? おそらくそうではない。インナー回転式ダイヤルのクリック感がしっかりしていて、ほかのインナーベゼルのように衝撃に弱くないかどうか、実際に手に取って確かめてみたい。しかし、インデックスの視認性が問題になりそうだ...酸素供給や水中での残り時間に不安があるときには、視認性に問題があるのは避けたいものだ。しかし、それでもいいのかもしれない。いずれにせよ私はダイブコンピュータを手に入れる必要がある。

Ming 37.09 Bluefin

基本情報

ブランド: Ming
モデル名: 37.09 “ブルーフィン”

直径: 38mm
厚さ: 12.8mm
ラグからラグまで: 44.5mm
ラグ幅: 20mm
ケース素材: ポリッシュ仕上げとサテン仕上げの316Lステンレススティール
文字盤: ブルーの内回転式サファイア
インデックス: スーパールミノバX1インデックスを風防トップとサファイア文字盤に配置
夜光: あり、スーパールミノバX1コーティングの針とインデックス
防水性能: 600m
ストラップ/ブレスレット: 新型FKMラバーストラップ、クイックリリース付きのバネ棒、マイクロアジャスト機能が付いた“フライングブレード”タックバックル

Ming 37.09 Bluefin movement

ムーブメント情報


キャリバー: ミン専用のセリタ製SW300.M1
機能: 時・分・センター(ハッキング)セコンド
パワーリザーブ: 約50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
追加情報: 両面無反射加工を施したドーム型サファイア風防を前面と背面に採用。4時位置のリューズを使って逆回転防止ダイヤルに60回クリックのタイマースケールを備える。アンスラサイトのスケルトンブリッジとローターに、コントラストカラーのサーキュラーサテン仕上げ。スイス製


価格 & 発売時期

価格: 4950スイスフラン(日本円で約85万円)、注文確認のため50%のデポジット
発売時期: 受注開始は2024年5月24日13:00(グリニッジ標準時)、納入開始は2024年10月予定
限定: あり、2024年に500本を生産予定

詳しくはこちらをご覧ください。