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Introducing タグ・ホイヤーからモナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®がリリース

これはレーシングの栄光に返り咲こうとするブランドから放たれた、ラトラパンテ搭載モデルだ。

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タグ・ホイヤー2025年新作をWatches & Wondersの会場からご紹介

我々が知っていること

ご存じの方も多いかもしれないが、今年タグ・ホイヤーは正式にフォーミュラ1®に復帰した。そしてWatches & Wonders 2025において同ブランドは同競技の公式タイムキーパー就任を記念し、“フルスロットル、ノーブレーキ”な新作モナコを発表した。その名もモナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®だ。2024年に登場し、タグ・ホイヤーの新時代を告げたモナコ スプリットセコンドが情熱的なレッドダイヤルを備えた白熱のアップグレードモデルとして生まれ変わったのだ。さあ、詳しく見ていこう。

The TAG Heuer Monaco Split-Seconds Chronograph | F1®

 スペックはまさに規格外だ。41mm径のスクエアケースはホワイトセラミックとサファイアクリスタルのみで構成され、その内部にはヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエ(Vaucher Manufacture Fleurier)とのパートナーシップによって生まれたCal.TH81-00を搭載する。これは軽量かつ3万6000振動/時(5Hz)のハイビートで駆動する自動巻きスプリットセコンドクロノグラフであり、クロノグラフの使用状況に応じて約55〜65時間のパワーリザーブを発揮する。ケース全体は、手仕上げによる外装から全面シースルーのサファイアバックに至るまで、タグ・ホイヤーの“アヴァンギャルド”な精神と、素材や加工技術の限界に挑む姿勢を体現している。なお、本作にインナーメタルケースは存在せず、あるのはセラミックとサファイア、そして時計製造への自信のみだ。

 その世界観を表現したダイヤル側も抜かりはない。半透明のレッドダイヤル越しにムーブメントが姿を覗かせ、アスファルト調のインダイヤルがその意図を雄弁に語る。スプリットセコンド秒針は9時位置に備えられたプッシャーによって操作され、プッシャーにはレッドラッカー仕上げのチタンインサートが施されている。サブレジスター下部には、F1ファンなら誰もが反応するであろうグランプリの開幕を告げるおなじみのフレーズ(“LIGHTS OUT”および“& AWAY WE GO”)が引用されている。これは、デイビッド・クロフト(David  Croft、クロフティのニックネームでも知られる)氏の名物コールへのリスペクトを込めたものだ。

TAG Heuer Monaco Split-Seconds Chronograph
Monaco Split-Seconds Chronograph
Monaco Split-Seconds Chronograph

 そのほかのディテールも、F1スタイルの書体、ブリッジに施されたチェッカーフラッグ調の仕上げ、そしてレッドとグリーンで手作業によってラッカー塗装されたタグ・ホイヤーのシールドなど、モータースポーツの世界観を貫いている。それらはホワイトカーフスキンストラップとグレード5チタン製のフォールディングクラスプによって、完璧にまとめられている。

 製造本数はわずか10本のみ。販売価格は要問い合わせとなっている。


我々の考え

モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®は、圧倒的な存在感を放つモデルだ。フルスロットルで、一切アクセルを緩めないスタイルを誇示するものである。

TAG Heuer Monaco Split-Seconds Chronographs

 モナコはいつだって少し奇抜で派手だからこそ、常に偉大だったのだ。1969年に登場した当時は右ではなく左側にリューズを備えたスクエアクロノグラフに、マイクロローター式の自動巻きムーブメントを搭載していた。そして今、再びその挑戦的な精神を取り戻し、今回はラトラパンテ機構と熱心なF1ファンすら唸らせるディテールの数々を身にまとって帰ってきた。

 このモナコに控えめな要素は一切ない。しかしF1自体が控えめとは言いがたい存在であることも事実だろう。レッドダイヤルにセラミックケース、レジスターに刻まれたクロフティ氏の名台詞まで、そのすべてが大げさで、しかしどこか納得できる派手さを備えている。この時計はタグ・ホイヤーが単にレースにインスパイアの時計を製造しているだけでなく、実際にドライバーたちが身につけるであろう時計を手がけていることを、改めて思い出させてくれる。このモナコはジョー・シフェール(Jo Siffert)、ヨッヘン・リント(Jochen Rindt)、クレイ・レガツォーニ(Clay Regazzoni)、そしてスティーブ・マックイーン(Steve McQueen)のクールさと、2025年のLVMHがスポンサードするF1の空気感を見事に融合させている。


基本情報

ブランド: タグ・ホイヤー(TAG Heuer)
モデル名: モナコ スプリットセコンド クロノグラフ | F1®(Monaco Split-Seconds Chronograph | F1®)
型番: CBW2190.FC8356

直径: 41mm
厚さ: 15.2mm
ケース素材: ホワイトセラミック製、サファイアベゼル
文字盤: オープンワーク、トランスパレントレッド
インデックス: アプライド
夜光: あり
ストラップ/ブレスレット: ホワイトカーフスキンストラップ(テキスタイルエンボス&レッドのハンドステッチ)、グレード5チタン製バタフライフォールディングクラスプおよびグレード5チタン製ピンバックル

TAG Heuer Monaco Split-Seconds Chronograph

ムーブメント情報

キャリバー: TH81-00
機能: 時・分表示、スモールセコンド、スプリットセコンドクロノグラフ
パワーリザーブ: 約65時間(クロノグラフ非作動時)、約55時間(クロノグラフ作動時)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 3万6000振動/時(5Hz)


価格 & 発売時期

価格: 要問い合わせ
発売時期: 2025年冬
限定: 世界限定10本

詳しくはタグ・ホイヤー公式サイトをご覧ください。