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「ウォッチ・オブ・ザ・ウィーク」は、Hodinkeeのスタッフや友人に、なぜその時計が好きなのかを説明してもらうコーナーです。今週のコラムニストは、アトランタ在住の映像作家で、Hodinkeeでeコマースフォトグラファーとして働くケイトラヴィス・スクワイア(Keitravis Squire)。今回は、カシオのA100WE-1AVTについて教えてもらった。
私は創作することが大好きで、いつもカメラを持ち歩いています。美術館に行くのも好き。映画も大好きだし、いつも上映会や映画館に足を運んでいます。ジョージア州立大学では、そのために勉強もしました。自分のなかにある何かを刺激し、考えさせるようなものが好きなんです。
私が本格的に時計に興味を持ったのは、2018年にHodinkeeに入ってからのこと。いつもは何かしらのフィットネスウォッチをつけていましたが、本当に時計にハマったかというと、入社してからのことですね。持っている時計のなかで、このカシオを一番つけているかもしれません。自分用に買った2本目の時計で、自分らしいもの、自分にとって意味のあるものが欲しいと思っていろいろ探していたら、すぐに見つかりました。曾祖父がこれと同じような時計を持っていたのを思い出したのです(祖父のはゴールド、私はシルバーを選択)。そして、この時計は『エイリアン』でリプリーが身につけていた時計のレプリカであることにも気づきました。曾祖父と関係があり、さらに映画の歴史と結びついている。完璧でしたね。
私の曾祖父は時間を大切にする人で、何事にも遅れるのを嫌いました。 私たちはいつも15分前に場所に到着。「15分遅れるより、15分早く着くほうが素晴らしい」といつも私に言っていました。軍隊に所属していたことも、彼の性格に影響を与えているのかもしれません。派手さはないけど、テキパキとこなす人でした。彼の時計はそれを反映しています。時刻が分かること、アラームがあること、日付が知らせてくれることを求めていたのです。彼は決して遅刻をしなかった。家族の行事では、私の曾祖父母が一番に到着するのが普通だったんです。
私が子供の頃、彼は時間を守ることの大切さと節約の大事さを常に話していました。「お金を一度に全部使ってはいけない。買ったものは一時的なものだ。雨の日のために貯蓄しなさい」。 私がカシオのA100WE-1AVTを身につけると、彼の偉大さと、彼が教えた基本原則を思い出すことができるのです。常に15分前に行動すること、無闇にお金を使わないこと、そして、まっとうな人間であること。
一方、私が映画に興味を持ったのは、曾祖母のおかげです。子供のころ、隔週で彼女の家に行き、いつもテレビで映画やドキュメンタリーを観せてもらいました。今の子どもたちには理解できないかも。今では、YouTubeで見たりAmazonで借りたりすることができるわけで、私たちは当時、そういったものを録画して、探さなければならなかったのです。曽祖父母とはとても仲がよく、今でも二人を懐かしく思いますし、いつも彼らのことを思っています。
そして、私は『エイリアン』の大ファンです。誰もが私をクレイジーだというけれど3作目よりも特に最初の2作が大好きです。デヴィッド・フィンチャーにもう少し自由が与えられていたら、三大傑作が誕生していたかもしれませんね。
数ある時計のなかで、カシオが一番自分にあっているような気がします。シンプルで、レトロな雰囲気もいいし、値段もそんなに高くない。どの角度から見ても、私にとってとてもパーソナルな時計なのです。
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Hodinkee Shopは、カシオの正規販売店です。
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