ADVERTISEMENT
我々が知っていること
マイクロブランドの時計が、よくできているだけのものから、本格的な競争力を備えるものになった時期を特定するのは難しいです。しかしモンタが、その転換は単に起きつつあったのではなく、すでに起こっていることを示したブランドのひとつであることは間違いありません。今振り返れば当然のように思えるが、2016年のマイクロブランドを取り巻く状況は、今とは大きく異なっていました。私が2010年ごろに時計に興味を持ち始めたとき、マイクロブランド界はまさに無法地帯で、ブランドが次々と現れては消えていきました。
言い換えれば、初心者には敷居が高い存在だったのです。初期のマイクロブランドの多くはフォーラムから生まれ、手に入るところから寄せ集めた部品をちぐはぐに組み合わせたような印象がありました。2016年(あるいはジェームズがマイクロブランドの入門記事を執筆した2018年)には、そうした状況は次第に変わりつつありました。2026年、マイクロブランドの潮流はさらに発展を遂げ、モンタもその歴史を築いてきたブランドのひとつです。
アメリカ・セントルイスを拠点としながら、時計の“構想”と製造はヌーシャテルで行うこのブランドは、創業10周年を記念して、モンタ スカイクエスト ヌーシャテル Xとモンタ トライアンフ ヌーシャテル Xというふたつの限定モデルを発表します。どちらも基本的には、通常コレクションのスカイクエストとトライアンフのダイヤルを変更した比較的シンプルなモデルです。しかしいずれにも、これらのモデルの明確な着想源となったミッドセンチュリーのスポーツウォッチを思い起こさせるディテールが盛り込まれています。
最も目を引く変更は、両モデルともパーリンシルバーの文字盤を採用し、インデックスと数字をペイントで仕上げた点です。さらにC3スーパールミノバには、ブランドの表現を借りれば“ヴィンテージ加工”が施されたタンカラーを採用しています。加えて、時計の個性を形作るほかの意匠にも多くの改良が加えられており、文字やプリント(ロゴを含む)はより細くなり、ダイヤルが軽やかですっきりとした印象になりました。針もダイヤル全体に調和するよう、わずかにアップデートされています(トライアンフでは、光沢のあるブラック仕上げが施され、ホワイトダイヤルとのコントラストが際立っています)。
こうした変更を除けば、トライアンフとスカイクエストは、基本コレクションの各モデルとほぼ同じ仕様です。スカイクエスト ヌーシャテル Xは300m防水で、ケース径40.7mm、厚さ11.8mm、ラグ・トゥ・ラグ47.4mm、ラグ幅20mm。トライアンフ ヌーシャテル Xはやや小ぶりで、ケース径40mm、厚さ10.5mm、ラグ・トゥ・ラグ47.8mm、ラグ幅は同じく20mm、そして防水性能は200mです。両モデルとも、フラットなサファイアクリスタルに面取りを施し、モンタの出来のよい3連ブレスレットを装着しています。クイックアジャスト式クラスプと、フィット感を調整するハーフリンク2個も付属。トライアンフには、さらに3段階のマイクロアジャスト機構が備わっています。
時計内部には、時刻&日付機能付きのトライアンフにはモンタ製のM-22が、スカイクエストにはモンタ製のM-23が搭載されています。どちらもセリタまたはETAのムーブメントをベースにしており、M-22はセリタ SW300-1またはETA 2892-A2、M-23はセリタ SW330-1またはETA 2893-2をベースにしています(補足すると、スカイクエストはコーラーGMTであり、鮮やかなペプシカラーのベゼルと組み合わされています)。
これらの時計はそれぞれ100本限定。ニューヨークで(2026年10月16日から18日に)開催されたワインドアップ ウォッチ フェアで先行販売され、10月17日に一般発売が開始。モンタの既存顧客は、ワインドアップ ウォッチ フェアでの販売開始日より1日早くオンラインで注文できます。価格は標準モデルより若干高めで、スカイクエストは39万5900円(標準モデルより約8000円高い)、トライアンフは30万2000円(標準仕様のブラックダイヤルを備えたモデルより約7000円高い/いずれも税込)となっています。
我々の考え
モンタをはじめとするブランドが、マイクロブランド界にもたらした大きな前進は、いくら強調してもしすぎることはありません。こうした時計は、規模が小さく、限られたリソースで奮闘するインディペンデントブランドに何ができるかを示しました。初めてモンタのブレスレットを手に取ったときのことは、今も覚えています。その品質の高さは明らかで、私は「大手ブランドは苦境に立たされるかもしれない」と思ったほどでした。
それから年月がたち、モンタはかつてほどマイクロブランド界の中心的な存在ではなくなったものの、時計は依然として確かな品質を誇り、ワインドアップ ウォッチ フェアの会場をひと回りすれば、ブランドが今も多くの人から相応の注目を集めていることがわかるでしょう。そういう意味では、最新の限定モデルが私の好みに合致したかはわからないものの、モンタは間違いなくこのような形で称賛されるべきです。そして、この2本はその節目を祝うにふさわしいモデルです。
基本情報
ブランド: モンタ(Monta)
モデル名: 10周年を記念したスカイクエスト ヌーシャテル Xとトライアンフ ヌーシャテル X(10th Anniversary Skyquest Neuchâtel X, 10th Anniversary Triumph Neuchâtel X)
直径: 40.7mm(スカイクエスト)、40mm(トライアンフ)
厚さ: 11.8mm(スカイクエスト)、10.5mm(トライアンフ)
ケース素材: 316Lステンレススティール
文字盤色: オパーリンシルバー
インデックス: ペイント
夜光: あり、針とインデックスにヴィンテージ風のC3夜光を塗布
防水性能: 300m(スカイクエスト)、200m(トライアンフ)
ストラップ/ブレスレット: ステンレススティール製の3連ブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: スカイクエストはモンタ M-23(ETA 2893-2またはセリタSW330-1をベース)、トライアンフはモンタ M-22(ETA 2892-A2またはセリタSW300-1をベース)
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示(スカイクエストはGMT表示も備える)
巻き上げ方式: 自動巻き
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: スカイクエストは39万5900円、トライアンフは30万2000円(いずれも税込)
発売: 10月16日からニューヨークのワインドアップ ウォッチ フェア会場および既存顧客向けオンラインで販売。一般向けオンライン販売は10月17日開始
限定: あり、各100本限定
詳しくはこちらをご覧ください。
話題の記事
Introducing モンタが10周年を記念したヌーシャテル Xコレクションを発表
Found ホイヤー ウィナーズオータヴィアが残した、日本グランプリ自動車レースへの足跡
In-Depth ドリームからブルーローズへ。“非常識へ挑戦するDNA”を受け継ぐ、次代の決意表明