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Hands-On Apple Watch Series 12とUltra 4を実機レビュー

今年の新作を実際に使い込みながら、Apple Watchの今後の展開についても見ていこう。

また1年が経ち、Apple Watchに新世代モデルが登場した。昨年のSeries 11やUltra 3と同様、基本的には大きな変化はない。とはいえ、内部にはいくつか大きなアップデートが施され、新たな外観上の変更も加わっている。しかし今回も、数年前に行われたApple Watchの10周年を記念する控えめなデザイン変更は引き継がれており、基本的なサイズや寸法は従来と変わらない。この点はUltra 4も同様だ。全モデルに共通する主な進化は、より高性能になった新チップと、それぞれの時計の背面に搭載された、大幅に性能が向上したヘルスセンサーにある。

 こうした毎年のアップデートで少しずつ改良を重ねていくサイクルを考えれば、今回の新世代モデルは、数世代前のモデルから買い替える人にとっては確かな進化と言える。一方で、昨年のモデルを購入したばかりの人にとっては、買い替えを強く促すほどの魅力はないだろう。とはいえ、毎年欠かさず最新・最高のモデルへとアップグレードしたい人もいる。そんな人に向けて、Appleは今回もいくつか楽しい新要素を用意している。


セラミックへの回帰
Apple Watch Series 12 Ceramics Duo

いずれもセラミック仕様。左から46mmのナイトブルーと、42mmのパールホワイト。

 私にとって、今年のApple Watch発表で最も心躍るニュースは、ケース素材としてセラミックが復活したことだった。チタンももちろん、昨年以降の最新チタンケースがすべて3Dプリント製になっていることを考えればなおさら魅力的だ。それでもセラミック製のApple Watchには、どこか時計好きの琴線に触れるような、ちょっとマニアックな魅力がある。

 AppleがApple Watchにセラミックを採用したのは、2017年のSeries 3までさかのぼる。私は2019年に発売されたSeries 5 Apple Watch Editionのホワイトセラミックを愛用していたので、今回のラインナップでも似たモデルに自然と目が向いた。今回の復活では、パールホワイトとナイトブルーという2種類の色味が用意されている。セラミックカラー名がそのまま色合いを表しているように、パールホワイトはSeries 5の真っ白なセラミックよりもほんのわずかに暖色がかった色味。ナイトブルーはきわめて光沢の強いダークブルーで、屋内ではかなり暗く、ほとんどブラックに見えるが、屋外に持ち出すと深いネイビーの色味がはっきりと現れる。

 私のお気に入りは間違いなくパールホワイトだ。深いブルーのセラミックやポリッシュ仕上げのチタンモデルに比べて、指紋や汚れが目立ちにくいからだ。だがナイトブルーの色味もかなり好みで、シャネルのブルーセラミックや、オーデマ ピゲの“ナイトブルー、クラウド50(Bleu Nuit, Nuage 50)”のセラミックよりほんの少し暗い色合いだが、それらを彷彿とさせる。もちろんApple Watchのセラミックケースは全面ポリッシュ仕上げで、面取りやサテン仕上げなどは施されていない。それでもフィット感と仕上げのクオリティはかなり優れている。特に、上記2ブランドのセラミックウォッチと比べて、今回のSeries 12はかなり手ごろな価格設定であることを考えるとなおさらだ。Appleとオレンジを比べるようなものだ、というのはわかっている。それでもApple Watchが自分の生活に溶け込んでいることを考えると、セラミックウォッチを持ちたいというちょっとした欲求を、これで満たせるのはうれしいものだ。

Apple Watch Series 12 White on black
White Ceramic On Windowsill
Blue Ceramic Caseback

 今回、Appleはセラミックの製造工程にもいくつかの改良を加えた。そのひとつに、初期の圧縮成形と焼結のあとに、新たな加熱保持工程を設けることで、硬度を高めているというものがある。一般的な時計では、セラミックの脆さを気にすることが多いが、Appleはほかのモデルと同じ耐久性テストや落下テストをセラミックケースにも行っているようで、その点についてはかなり自信を持っているようだ。そのため日常的にアクティブに使う場合でも、以前ほど気にする必要はなさそうだ。

 過去のセラミックモデルと比べて最も歓迎したい変更は、リューズから赤いアクセントがなくなったことだ。覚えている人もいるかもしれないが、かつてリューズの赤色はセルラー通信に対応したApple Watchであることを示していた。Series 3ではリューズの上面全体が赤く塗られていたのに対し、Series 5では細いリングだけを赤くする、やや控えめなデザインになった。私はどちらも好みではなかった。今回は、ポリッシュ仕上げのシルバーカラーのリューズ上面に赤を使わなくなったことで、どちらのセラミックモデルとも格段に相性がよくなり、よりすっきりとした印象に仕上がっている。

Apple Watch Series 12 Case Side

 手首に着けた印象は、Series 10で行われたデザイン変更以降のモデルと変わらない。セラミックモデルはほかのSeries 12よりもわずかに厚く、厚さは9.85mm(そのほかのモデルは9.7mm)だが、その差はほとんどわからない。私は手首サイズが6.5インチ(約16.5cm)と細めであるにもかかわらず、どちらかといえば大きい46mmサイズを選びがちなのだが、今回はこの世代のケースデザインでは初めて42mmモデルをじっくり着けてみる機会があった。実際に着けてみると、42mmはかなり控えめな存在感で、手首にも心地よく収まる。ケースの横幅をノギスで測ったところ、42mmモデルは35.8mmだった。大きい46mmモデルは、私のノギスでは約38.8mm。さらに、長方形のシルエットによる心理的なサイズ感の増加も考えれば、一般的なラウンドウォッチを手首に着けた場合と比べて、どのように感じられるかも想像できるだろう。大きいモデルのディスプレイ領域が広いのはやはり魅力的だが、今年はもしかすると、これまでになく小さいサイズのApple Watchを継続的に着けることになるかもしれない。

Series 12 White Ceramic Wristshot

小さいサイズの42mm Apple Watch Series 12を着用する私の手元。

 興味深いのは、セラミック製のSeries 12が、これまでよりもかなり低い価格設定で登場したことだ。小さい42mmモデルは14万3800円、大きい46mmモデルは15万2800円(いずれも税込)からとなっている。2019年当時、ホワイトセラミックのApple Watch Editionは1299ドル(約20万4000円)からで、スティール(SS)モデルは699ドル(約10万9000円)からだった。現在はチタン製のSeries 12が11万2800円から12万1800円という価格帯に収まっているため、セラミックモデルの価格プレミアムは以前よりも大幅に小さくなっている。これは間違いなくうれしい変化で、Series 12のなかでは最上位に位置するとはいえ、セラミックモデルをより魅力的な選択肢にしている。まあ、スイス製時計でこんな価格改定が行われることは、まずないだろう。

 もうひとつ興味深いのは、今回をもって“Apple Watch Edition”という名称が姿を消すことになるのではないかということだ。面白いことに、かつてのEditionにはチタン製とセラミック製のApple Watchの両方が含まれていた。多くの人が覚えているのは、初代Apple Watchに登場したEditionだろう。18Kゴールド製のApple Watchは1万ドル(約150万円)を超える価格で、大きな話題を呼んだ。当時は、Apple Watchを高級時計と同じ土俵に載せようとする試みだった。しかし現在、Apple Watchは世界中で当たり前の存在となり、従来型の時計をはるかに上回る勢いで普及している。そう考えると、Appleがもはやそのイメージにこだわる必要はなくなったのだと思う。あるいは、今後さらにエキゾチックな素材を採用したモデルのために、Editionの名称を温存しているのかもしれない。


ダークブロンズアルミニウム

 アルミニウム製のベースモデルであるSeries 12には、今年もいくつか新色が追加された。そのなかでも発表時に特に気になったのが、新色のダークブロンズだ。正直なところ、ブラウンのApple Watchを欲しいと思うことはなかった。新しいライトゴールドの陽極酸化アルミニウムのコンセプトは理解できるものの、この濃い色味についてはかなり懐疑的だった。しかし実際に手に取ってしばらく触れてみると、なんとなくその魅力がわかってきた。

Series 12 Dark Bronze

 いわば、スペースグレーのApple Watchを、暖色方向に振り切ったような色だ。シルバーからブラックまで、モノトーンの色味にはもう飽きたという人にとって、かなり面白い選択肢だと思う。箱に書かれているとおりの色、と言ってしまえばそれまでだが、よく使い込まれたブロンズケースの時計のような雰囲気がありながら、色ムラのあるパティーナが生じることもなく、手首が緑色に染まる心配もない。Appleはさらに、SS製の新しいダークブラウンのミラネーゼループも用意している。ミラネーゼループは以前からファンの多いブレスレットデザインだが、ここでは個人的に、その魅力を素直に評価するのが少し難しい。時計で異なる金属を組み合わせることは、個人的に苦手だからだ。とはいえミラネーゼループはステンレススティール製で、今回のラインナップにはスティール製のApple Watchが存在しないことを考えると、最初から負け戦だったのだろう。

Bronze Bracelet Shot
Apple Watch Series 12 Milanese Bronze

 さらに重要なのは、アルミニウム製Apple WatchにもCeramic Shield 2が採用されたことだ。チタンやセラミックモデルに使われるサファイアクリスタルではないが、Appleによれば、従来のアルミニウムモデルに採用されていたIon-Xガラスと比べて、耐久性が60%向上しているという。私はやはり、傷のつきにくさという点でサファイアクリスタルを好む。もしCeramic Shield 2が同じ素材を採用する私のiPhone 17 Proと同じような特性を持つのであれば、新しいガラスは割れにはかなり強い一方で、使い続けるうちに傷はついていくことになりそうだ。


Ultra 4
Ultra 4 Wristshot
Ultra 4 Case Side
Apple Watch Ultra 4 Wrist

 Ultra 4には、それほど多くの新要素があるわけではない。とはいえ、以下で詳しく触れる大きな変更がひとつあり、これは今回の世代のすべてのApple Watchに共通して採用された新しく高性能なS11チップと、新たなヘルスセンシングシステムだ。外装ハードウェアの観点では、Ultra 4はUltra 3と見た目も着けた感触もほぼ変わらない。仕上げも従来と同じで、ナチュラルチタニウムとDLCコーティングを施したブラックの2種類。ケースも引き続き、100%リサイクルチタンを3Dプリントして製造されている。

 特に数世代前のモデルからの買い替えを検討している人にとって、最も重要な変更は、バッテリー駆動時間がさらに伸びたことだろう。昨年のUltra 3では、バッテリー駆動時間が36時間から42時間へと延びたが、今年のUltra 4ではなんと50時間になった。昨年のUltra 3の実機レビューでも書いたように、私はそもそもバッテリー残量を気にすることがほとんどなかったので、駆動時間がさらに延びたのはなおさらうれしい。

 Series 12も効率が向上しており(バッテリー駆動時間そのものに変更がなくても、急速充電によって15分の充電で最大12時間分の駆動時間を確保できる)、Ultra 3と交互に使っていると、Ultra 4の余裕あるバッテリー性能はよりはっきりと感じられる。Ultra 4なら、15分の急速充電でさらに18時間使えるのだ。


新しいヘルスセンシングシステム

 Series 12とUltra 4における実際に体感できる進化の多くは、新しいヘルスセンシングシステムによるものだ。これは両モデルのケースバックに搭載された新しいセンサーハードウェアで、新型のS11チップと組み合わせて機能する。Apple Watchは、充実したヘルスセンシング機能のおかげで、世界中の多くの人々(私が知っている多くの時計コレクターを含む)の生活に深く根付いてきた。そう考えると、こうした機能は決して華やかなものではないが、おそらく今回の新世代モデルで最も重要な部分だろう。確かに私は1日中、光沢のあるセラミックについて語ることができるが、実際に製品や多くの人々の日常生活に違いをもたらすのはこの機能なのだ。

Apple Watch Series 12 Caseback

Series 12とUltra 4の背面に搭載された新しいセンサー。

 大まかに言えば、このセンサーシステムはAppleがこれまで開発してきたなかで最も高精度なものだ。Appleによれば、今回の新しいApple Watchは、胸部に装着するECG(心電図)や市場にあるほかのスマートウォッチ、さらには筋金入りの時計好きが身に着けていることも多いOura RingやWhoopバンドまで含めて比較した大規模なテストを行った結果、ウェアラブルデバイスとして最も高精度な心拍数測定を実現しているという。

 背面に配置されたLEDの効率を高めたり、フォトダイオードの配列を組み替えたりと、内部ではさまざまな改良が行われている。しかしユーザーにとっての違いは、心拍数をより高頻度で計測できるようになったことだ。従来のApple Watchでは、バックグラウンドでの心拍数を5分に1回計測していたが、新世代では5秒に1回読み取るようになった。これは大きな変化で、日常の動きやアクティビティの微妙な変化まで、より細かく捉えられるようになる。Series 12を手首からほんの少し持ち上げるたびに、緑色のLEDが点滅して心拍数を測定しているのが確認できる。

Ultra 4 Heart Rate Complication Shot

新世代モデルでは、心拍数表示機能がより高頻度で更新されるようになっている。

 Apple Watchを日常的に使っていて、普段使っているダイヤル(私のお気に入りは今もイグザクトグラフだ)に心拍数がコンプリケーションとして表示されるのはとても便利だと認めざるを得ない。以前よりも必要なときにすぐ確認できるうえ、よりリアルタイムに近い感覚で心拍数を把握できる。Appleはこれまでもヘルスケアアプリで、健康に関するさまざまなデータを深く掘り下げて確認できるようにしてきた。今回Apple Watchに新たに加わったReadiness機能では、運動量、バイタル、睡眠のトラッキングデータをすべてまとめ、“readiness score(準備度スコア)”として表示してくれる。自分の身体が感じているストレスにもっと注意を払うべき状態なのか、それとも十分に回復していて、すぐに活動できる状態なのかを示してくれるのだ。個々の指標をひとつずつ確認するよりも、日々のコンディションを直感的に把握しやすい。こうした新機能を歓迎する人はきっと多いだろう。


彼らは聞いている

 今回発表された新しいApple Watchの機能の多くは、まだすぐには使えるようにならず、新モデルの発売後、年内のどこかで順次提供される予定だ。iPhone側では、センサーによるトラッキング機能の向上を活用し、新たなインサイトとしてデータをまとめて表示する、再設計されたヘルスケアアプリなどがこれに含まれる。しかしそのなかでも圧倒的に大きいのが、新しいAudio Intelligence機能だ。これはオンライン上だけでなく、HODINKEEの編集部でも最も議論を呼んでいる。

 正直なところ、タイミングが少し気になる。デバイスが常にあらゆる会話を聞いているのではないかという不安や疲れが一般的に広がっている今の時代に、(技術的にはきわめて優れた)この一連の機能が登場することには、少し違和感がある。現時点では、その機能もまだ比較的無害なものだ。常時行われる音声処理を活用し、以前よりもはるかに高速に動作するShazamのような機能を実現している。曲名を尋ねる前に、再生中の曲を特定してくれることも多い。

 しかし我々が最も話題にしているのは、今後提供されるSiri Recap機能だ(そして、ある意味ではLive Rewindもそうだ)。ご存じない人のために説明すると、Live RewindではApple WatchのDigital Crownを2回クリックすることで、そのとき進行中の会話の直前15秒間をテキストで要約してくれる。一方、Siri Recapはこの発想を1日の行動全体にまで広げたものだ。仕事中や食事中など、その日を過ごしているあいだ、常にメモを取り続ける。いつ記録するかはカスタマイズでき、完全にオフにすることも可能だ。とはいえ自分がオフにしたとしても、周囲にいる誰かが常時オンにしている可能性まではなくならない。

Shazam Series 12 Wristshot
Live Rewind

Siri RecapsとLive Rewind。

Apple Sound Recognition

音声認識。

 Appleも、これがプライバシーという点で一定の警戒感を招くことは承知しているようで、機能そのものについては、プライバシーを重視した設計であることを強く打ち出している。録音データは保存されず、音声は発話された時点で、新しいS11チップに搭載されたSecure Enclave内でのみ処理される。また、Recapsでは誰が話したかを特定したり、発言を話者に結び付けたりすることはない。もちろん、特に聴覚に障害のある人にとって、アクセシビリティの面ではきわめて大きな可能性を秘めていると思う。

 ただ今後、Apple Watchを着けた人と機密性の高い会話を任せられる人物であるという信頼の証となる時代が来るかもしれない。Apple Watchを着けている人が実際に聞き取れる範囲の会話しか拾っていないという説明は技術的には正しい。それでも、誰かに話すことと、その内容を書き留められることとの間には、心理的に大きな違いがある。私自身、目の前の人が自分の話をノートに書き留めているとしたら、きっと言葉をかなり慎重に選ぶだろう。

 現時点では、この機能を実際に試すことができないため、録音範囲がどの程度なのかについても何とも言えない。例えば、レストランで隣のテーブルに座っているApple Watchユーザーが、知らないうちに自分たちの会話をRecapとして記録してしまうことはあるのだろうか? Appleの実装そのものを疑っているわけではない。むしろ、かなりよく考えられた設計だと思う。ただ、多くの人がそもそもこうした機能をApple Watchに求めていたのかについては、まだ疑問が残る。

Ultra 4 on a windowsill

 しかし面白いことに、この機能が登場したことで、Apple Watchと従来型の時計が、人々のライフスタイルのなかで共存する理由がより強固になったように思う。プライバシーが人々にとってより大きな関心事になるにつれ、従来型の腕時計を身に着けていることが、機密性の高い会話を任せられる人物であるという信頼の証となる時代が来るかもしれない。

 おそらく、多くのオフィス環境で常時録音デバイスに関する新たなガイドラインが設けられるだろう。そうすれば、代わりにセイコー5やスピードマスターを身に着けるほうが、かえって気楽だという場面も多くなるかもしれない。もちろん、これはすべてAppleがこれらの新しいリスニング機能を実際にどのように実装するかにかかっている。その意味でも、しばらくは様子を見る必要がある。結果は時が経てばわかるだろうが、私はこれからも注意深く見ていきたい。


最後に

 総じて言えば、Series 12からUltra 4まで、最新世代のApple Watchは、現代のデジタルウォッチが手首の上で実現できることを最上級の完成度で形にしたものだ。Appleは精密な製造を大規模に管理する能力によって、常に優れたフィット感と仕上げのクオリティを実現している。これは我々が普段身を置いている時計づくりの世界を考えるうえでも、興味深い視点を与えてくれる。私が初代からApple Watchに惹かれてきた理由もそこにあるし、機械式時計を着けている時間のほうが圧倒的に長い今でも、なんとか自分の生活に取り入れようとしている理由でもある。

4 Apple Watches next to each other.

 冒頭でも触れたように、Apple Watchはすでにかなり成熟した製品になっており、初期のような大幅な世代交代による驚きやインパクトは、年を追うごとに小さくなっている。それでも今回のラインナップにはまだ多くの魅力があり、考えさせられる点も多い。新しい仕上げを試みたり、セラミックをこれまで以上に手の届きやすい価格帯で復活させたりと、Appleは今も新しい方向性を探っている。何より重要なのは、ヘルストラッキング機能が大きく進化したことだ。これこそが、普段は伝統的な時計を着けている人にとっても、Apple Watchが持つ最大の魅力だろう。Apple Watchは単に時刻を知るための道具を超えて、なぜ自分の生活に欠かせない存在になり得るのかを、毎年説得力をもって示し続けている。では、近いうちに両手首に時計を着けることになるのか? それはない。だが正直に言えば、これほどダブルリストを真剣に検討したことは今までなかった。

編集部注:Siri Recapはカスタマイズおよびオフにできることを追記した。

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