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※本記事は2012年10月に執筆された本国版の翻訳です。
時計における重鎮とは? これに勝るものはない。
ジョージ・ダニエルズが昨年亡くなり、おそらく現代の最も偉大な時計師を失った。ダニエルズが去り、フランソワ-ポール・ジュルヌが確実な後継者であり、2人は親しい間柄であったと言ってよいだろう。ジュルヌは折に触れ、ダニエルズは作品にとって真のインスピレーションであると語っている。 ダニエルズの財産が11月6日開催のサザビーズのオークションに出品される際、これを目のあたりにすることになる。
ダニエルズの出品ロットナンバー27は2010年にF.P.ジュルヌからジョージに個人的に贈られた、プラチナのF.P.ジュル クロノメーター・スヴランである。テンプ受けには、以下の文字が刻まれている。
FP to George Daniels, My Mentor 2010
(FPよりジョージ・ダニエルズへ、私のメンター。2010年)
– ダニエルズの財産。出品ロットナンバー27のテンプ受けに刻印。プラチナケースのジュルヌの腕時計にはギフトボックスとフランソワ-ポール・ジュルヌの署名入り手紙が付いている。この2人の偉人の親密さを示す、現代の時計におけるまさに個人的遺物であり、本当に特別な時計なのだ。
以下のように、本オークションのカタログの中に、ジュルヌ自身の素晴らしい弔辞がある。
何と心のこもった素晴らしい弔辞だろうか。この腕時計の出品前の見積価格は1万5000 - 2万5000 GBP(約226万円から377万円)だった。 11月6日開催のサザビーズのオークションに出品される、F.P.ジュルヌ (本人) から師ジョージ・ダニエルズへの個人的な銘刻付きのF.P.ジュルヌ プラチナ製クロノメーター・スヴランについて、詳しくはこちらをクリック。