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クイック解説
Watches & Wonders Genevaでのパネライの主な取り組みは、サステナビリティに対する2つのアプローチだった。一方で、98.6%のリサイクル素材を使用したコンセプトウォッチ、サブマーシブル eLAB-IDを発表し、他の時計メーカーがリサイクルウォッチを製作する際に使用できるオープンソースのサプライヤーリストを提供。そして、そのコンセプトを裏付けるように、リサイクル素材を使用したルミノール マリーナ eSteelを商品化した。これらは、ジュネーブで開催されたWatches & Wondersのために用意されたもののうちの2つだ。また、小型化された新しいブロンゾ(今では非常に着けやすい42mm)や、新キャリバー P.9200を搭載したスティール製の自動巻きクロノグラフのラインナップもあった。
パネライが2021年に発表したクロノグラフは、初代マーレ ノストゥルムにまで遡る機能で、上海で開催中のWatches & Wonders(4月14日~18日)でも引き続き発表される。P.9200を搭載した最初のモデルは、SS製でクローズドバックを備えていたが、このモデルは、パネライ独自のゴールドテック™合金製で、シースルーバックを備えている(ただし、波のモチーフで部分的に隠されている)。
ファースト・インプレッション
ルミノール クロノ ゴールドテック™ ブルーノッテ、通称“ブルーナイト”は、大振りな直径44mmサイズだ。トレードマークであるパネライ ルミノールのリューズプロテクション機構と頑丈なラグを備え、この時計にふさわしい堂々とした時計である。
18金のクロノグラフを着けて泳ぎたいとは思わないし、新しいPAM01111の防水性は50mのため、船のデッキや陸上にいるのがベストだろう。パネライがこれまでに発表した新型P.9200自動巻きクロノグラフの SSバージョンは、クローズドバック(厚さ約0.5mm)を採用しており、実際に時計を水で濡らしたい人のための、より堅牢なパッケージとなっている。PAM01111は、ダイヤルと同じディープブルーのアリゲーターストラップで販売されるが、パネライはラバーストラップも用意している。
お気づきだろうが、ブルーノッテのケースに使用されているレッドゴールドは、パネライが独自に開発したゴールドテック™で、銅とプラチナの割合が高い特殊な合金である。ゴールドテック™は、より深みのある濃い色を提供するだけでなく、レッドゴールドを扱う時計メーカーにとって悩みの種である、色あせに強いという特徴を備えている。いくつかのブランドでは、色落ちのしにくさを考慮した独自の合金を開発しており、その名前に相応しいロレックスのエバーローズゴールドは最も有名だ。
基本情報
ブランド: パネライ(Panerai)
モデル名: ルミノール クロノ ゴールドテック™ ブルーノッテ
型番: PAM01111
直径: 44mm
厚さ: 15.1mm
ケース素材: ヘアライン仕上げのゴールドテック™
文字盤色: ブルーノッテ(ナイトブルー)、サテンソレイユサンドイッチ構造、ホワイトのスーパールミノバ
インデックス: スーパールミノバを用いたサンドイッチスタイル
夜光: あり。時・分針、インダイヤルの各針、各インデックスにスーパールミノバ
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ディープブルーのアリゲーターレザーストラップとサテンゴールドテック™の台形ピンバックル
ムーブメント情報
キャリバー: P.9200
機能: 時、分、スモールセコンド、クロノグラフ
直径: 13 /14 リーニュ
厚さ: 6.9mm
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 41
価格・発売時期