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Editors' Picks バレンタインにつけたいレッドカラーウォッチ6選

バレンタインに向けて、HODINKEE Japan編集部が注目したのはパワー溢れるレッドカラーウォッチだ。

街が甘い香りと華やぎに包まれる、バレンタインシーズンがやってきた。冬の終わりを意識し始めるこの時期は、いつもなら落ち着いた色を選びがちな人でも、ほんの少し大胆な選択をしてみたくなる。時計もまた、その例外ではない。

 ブラウンやチョコレートカラーの時計が季節の定番であることは間違いない。チョコレートカラーもシックで素敵だが、2026年にHODINKEE Japan編集部が注目したのは、愛と情熱の象徴である赤。手元にひとつあるだけで心拍数が上がるような鮮烈なカラーは、冬の装いのアクセントとしても抜群の存在感を放つ。

 今回は、ダイヤルでもストラップでも、レッドが印象を決定づけている6本のウォッチを厳選した。早速、パワー溢れるレッドカラーウォッチを見ていこう。

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シャネル プルミエール リボン レッド
By Nahoko Omura

Photo Courtesy: CHANEL

バレンタインに着用したい、プルミエール リボン レッド。本作は2026年1月9日に登場した新作で、シャネル初のウォッチコレクション プルミエールの系譜に連なる1本だ。香水シャネル N°5のボトルストッパーやパリ・ヴァンドーム広場に着想を得た八角形ケース、インデックスも秒針も持たないブラックのラッカーダイヤルといったプルミエール“らしさ”を共有しながら、 ガブリエル・シャネルが愛したレッドカラーを纏う本作は、これまでとは異なる意匠を放つ。ダイヤルにはサンレイ仕上げを施し、リューズにはダイヤモンドを、そしてさらに、インナーリング部分にゴールドカラーの装飾をあしらっている。これは一見すると見逃してしまいそうなほど細やかな変化だ。また、以前から変わらず、肌に優しいチタン製の裏蓋が採用されているのもうれしい。快適性を維持し、最良の外観へと仕上げるシャネルのこだわりが示すように、本作は単なる色替えにとどまらない。

Photo Courtesy: CHANEL

 そして、ここでひとつ付け加えておきたい。プルミエール リボンはいわゆるレディスウォッチに分類されるかもしれないが、男性にとっても無縁の存在ではないのだ。本国のHODINKEE Vol.15でジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)氏の着用姿を見て以来、私はロマンティックな時計をあえてメンズが身に着けることを推している。大切な人へのギフトとしても、自分のための1本としても、あるいはシェアウォッチとしても素敵な選択だ。リューズに配されたダイヤモンドは「永遠の絆」を象徴する石。そんなストーリーを添えられるのも楽しい。

価格: 100万️1000円(税込)

その他、詳細はシャネル公式サイトへ。


カルティエ タンク マスト LM
By Yu Sekiguchi

赤文字盤の時計として、カルティエを挙げないわけにはいかないだろう。タンク マストは2021年にラッカー製のカラー文字盤が登場し、ブルー、グリーンと並んでこのSS製のレッドもラインナップされた。10年以上にわたって自社のヘリテージを正しく解釈し、ヴィンテージ回帰の流れを生み出したメゾンであるから、この時計も当然過去からインスパイアされた1本だ。振り返ると、本機の引用元であるマスト ドゥ カルティエは、腕時計にカラー文字盤が登場した最初期である1970年代に誕生。カルティエのコーポレートカラーであるレッドをまとい、インデックスやレイルウェイすらもたないミニマルさが最大の特徴だった。同じキャラクターを備えながら、手巻きムーブはロングライフのクォーツ式に、ヴェルメイユケースはSSケースへと改められ、より日常使いしやすくカジュアルな存在へと生まれ変わった。

 手に取ることを「マスト」と定義づけたこの時計は、絶対的には決して安価なわけではないが、今の時代にカルティエ銘が入った名作をこの値段で手に入れられるのは悪い話ではない。パートナーとのシェアを最もしやすいブランドのひとつだし、奇をてらったカラーバリエーションではなくヘリテージに根ざした意味のある色であることも強調したい。バレンタインのような日には必需品とも言える1本ではないだろうか?

価格: 65万️4500円(税込)

その他、詳細はカルティエ公式サイトへ。


シチズンコレクション NJ0150-56W
By Kyosuke Sato

普段はなかなか選択肢に挙がることはないレッドカラーウォッチ。黒いダイヤルの時計ばかりが並ぶ、自身のコレクションを見ていると、やはりそうした時計が加わることはなかなか想像できない。赤い時計としてパッと思い浮かんだのは、同僚の牟田神も選んだチューダーのブラックベイ 58 バーガンディだった。その魅力の紹介は彼に譲るとして、筆者はバレンタインデーに着けるためだけに購入してもいいと思える時計は何かという視点で時計を選んでみた。そうしてたどり着いたのがシチズンコレクションのTSUYOSAシリーズにラインナップされているNJ0150-56Wだ。

 海外からその人気に火が付いたTSUYOSAシリーズ。以前から気になっていたが、今回の企画を通して魅力を知るにつれ、ますます気になる存在となった。まずは価格だ。本作は機械式だが、6万6000円(税込)とリーズナブル。数十万円の価格で活躍の場がバレンタインデーだけとなると躊躇してしまうが、数万円なら心理的な購入のハードルはかなり低い。魅力は価格だけ? もちろん、そんなことはない。

 本作はレッドカラーと言っても、鮮やかな色調ではなく深みのあるバーガンディカラー。しかしながらダイヤルにサンレイ仕上げが施されているため、明るいところではダイヤルがその存在感を主張するが、暗がりではグッとシックな印象を与えるのが魅力だ。ケースはどちらかといえばスポーティな印象を与える形状で3列コマのブレスレットを合わせる。機能的には3針デイト付きといたってベーシックだが、針とインデックスには夜光が施され、秒針停止機能、日付のクイック修正機能を備えるなど、日常使いにおいて役立つスペックを確保している。

 はじめはリーズナブルな価格で着ける機会が少なくても後悔しなさそうだなというくらいの感覚だったが、いやはや、時計の詳細を知るにつれ、バレンタインデーだけではもったいない、日常的にも手が伸びそうな魅力を備えた1本となってくれるに違いない。

価格: 6万6000円(税込)

その他、詳細はシチズン公式サイトへ。


テンポラル・ワークス シリーズ A フォーチュン・ウォッチ
By Masaharu Wada

自分のコレクションはブラックやグレー、ブルーといった無難な色ばかりで、日常使いには申し分ありませんが、「バレンタインデーにつける赤い時計」という明確な条件が与えられた今回の企画では、いつもの延長線上では少し物足りないと僕は感じました。それならば中途半端ではなく、思い切り振り切った赤を選びたい。そう思って手に取ったのがこの1本です。

 僕が選んだのは、マーク・チョー氏とエリオット・ハマー氏という、僕の友人ふたりが立ち上げた新ブランド、テンポラル・ワークス(Temporal Works)のシリーズAです。

250ドル(約3万9000円)のステイブ社製の専用ブレスレット。

 今回のテーマに対する僕なりの答えが、インデックスを排したグロッシーなレッドが特徴的なフォーチュン・ダイヤルです。このグロッシーな赤は、特別な日の高揚感にぴったり。大切な人と過ごすなら、細かい時間は気にせずその瞬間を楽しみたい。そんな思いもあって、インデックスがなくてもいいのです。

 ダイヤルに組み合わされる針は、万年筆のペン先を思わせる多面的な独自の“ニブハンド”。赤一色のダイヤルでありながら、決して単調に見えないのはこの針の造形あってこそだと思います。

 ケースは1960〜70年代のヴィンテージウォッチに着想を得たモノブロック構造。かつてパテック フィリップやドクサが手がけたRef.565を思わせる、直線と曲線が交差する造形に惹かれます。全体がザラツ研磨によって丁寧に仕上げられており、光を受けたときに各面がくっきりと浮かび上がります。大胆な赤を受け止めながらも直径36mmという控えめなサイズ感のため、主張しすぎないこのバランスがバレンタインデーにふさわしい、どこか品のある佇まいをつくり出していると思います。バレンタインデーに限らず思い切ったカラーならこんな時計を選びたいと思います。

価格: 2500ドル(日本円で約39万円)

その他、詳細はアーモリー公式サイトへ。 


チューダー ブラックベイ 58 バーガンディ
By Yusuke Mutagami

普段は色選びに慎重な保守派だが、「冬の終わりに少しの冒険を」という本企画に倣い、とびきり赤い一本を選んでみた。昨年のWatches & Wondersで発表された、ブラックベイ 58のバーガンディモデルである。ベゼルだけ赤かったり、グラデーションをかけることもしない、潔いカラーリングと鮮やかなサンレイ仕上げが目を引く。

 ブラックベイのタフさに加え、情熱的な赤を纏った本作は実に力強いツールウォッチに仕上がっている。ただ、このバーガンディは実機で見ると意外にも落ち着いて見える。大きなスノーフレーク針やインデックスの存在感、そしてダイヤルに落ちる陰影が色味を程よく抑えているからだろう。39mmという絶妙なサイズ感も相まって、手首で過剰に主張することもない。一見センスを問われる一品に見えるが、実は従来のブラックベイの延長線上で愉しめる懐の深さがある。

 さらに背中を押す要素として、このオールバーガンディは、チューダーが30年ほど前に描いた構想を現代で形にしたものだったりする。プロトタイプはこの記事で紹介されている。リブランディングの際に復活させる案もあったようだが、ブランドはまず時計愛好家に刺さるであろうデザインとカラーを優先させた。そして2025年、ひととおり小径モデルが充実し、43mmという(チューダーでは)大型のブラックベイが登場したタイミングで、ようやくオールバーガンディを世に送り出す準備が整ったのだ。

 このブラックベイ 58はスタイルのアクセントとして最適なだけでなく、「なぜ赤いのか」という蘊蓄まで手に入る時計だ。どうせバレンタインシーズンに身に着けるのだ。そんなストーリーのひとつもおまけでついてくれば、会話の糸口になってくれること請け合いである。

価格: 71万️8300円(税込)

その他、詳細はブランド公式サイトへ。


ゼニス デファイ リバイバル A3691
By Yuki Matsumoto

赤い文字盤をひとつとっても、背景を含めておもしろい1本を挙げるならこれだと思った。ゼニスのデファイ リバイバル A3691である。この時計のルーツは、1969年に発表されたデファイ A3642にある(下記の古い広告を参照)。これは当時、フランス語で“コフルフォール(銀行の金庫)”という異名で親しまれていた。ファセットカットが施された八角形のケースに、光を反射する14角形のベゼル。さらに、当時としては驚異的だった300m防水というハイスペックを確保するなど、堅牢性を突き詰めた作りはその異名どおりだった。

デファイは、当時のスイス時計界の基準を上回る耐久性を目指して開発された。そのため300m防水、プレキシガラスよりも傷のつきにくい強靭なミネラルクリスタルの採用など、大幅な技術改良が施された。

 その系譜のなかで、1971年に登場したのがA3691だ。本作はサファイアガラスやシースルーバックといった現代的なアップデートを加えつつ、オリジナルの意匠を忠実に再現。直径37mm×厚さ13.6mmの3ピース構造も基本的に同じものだ。今回選んだ赤いモデルは、2023年にA3691の仲間入りを果たしている。その最大の魅力は、その鉄壁の金庫のなかに、燃えるようなルビーレッドのダイヤルを収めている点だ。深紅でありながらも外周に向かうレッドグラデーションが落ち着きと深みをもたらし、引き締まった美しさを際立たせているのがポイントだ。

 屈強なケースのなかに、鮮やかな赤を収める。冬の厚手のコートの袖口から角張ったケースと赤いダイヤルがちらりと覗くたび、さりげないアクセントとして効いてくれるだろう。

価格: 99万️8800円(税込)

その他、詳細はゼニス公式サイトへ。