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マーティン・スコセッシ監督によるNetflixの最新のギャング映画『アイリッシュマン』は、はじめアメリカの一部の劇場で限定公開され、そして最近は家のソファで多くの観客を魅了している。印象的なキャラクターたちを数多くの俳優たちが演じている。デ・ニーロ、パチーノ、ペシ、カイテル、ロマーノ。他にも挙げればまだまだいる。
アイリッシュマンに登場するアル・パチーノ(左)とロバート・デ・ニーロ(右)。
チャールズ・ブラントの書籍『I Heard You Paint Houses』(2004年)が原作の映画だ。本編では、フィラデルフィアの運転手組合とマフィアに関わった"ジ・アイリッシュマン"と呼ばれるフランク・シーラン(デ・ニーロ)という人物の実際の生涯を物語にしたものだ。史実に忠実に描かれており、ケネディやジミー・ホッファといった実在の人物が登場する。伝統的なスコセッシのギャング映画である『グッドフェローズ』や『カジノ』のような雰囲気である。
『アイリッシュマン』では、デ・ニーロが演じたフランクが身に着けている時計の1つが分かるシーンがある。ベゼルに宝石をあしらったスイスの時計メーカー"マセイティソ社"のロゴが文字盤に書かれているキラキラとしたレクタンギュラーケースの時計だ。ちなみに同じスイスの時計メーカーであるティソとは全く別のブランドである。その時計は、運転手組合の役員を称える宴会で友人であり同僚のジミー・ホッファ(パチーノ)が、フランクに贈ったものだ。
ベゼルに宝石があしらわれたマセイティソのゴールドの時計。マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』でデ・ニーロが着用した。
マセイティソという名前をあまり知らない方にご説明すると同社は、1886年にスイスのヌーシャテルで設立されたメーカーだ。20世紀半ば、非常に重要なブランドだった。オンライン検索をするとミッドセンチュリーのかなり興味深い手ごろな時計を見つけられるだろう。現在同社は、手ごろな価格のクォーツウォッチや機械式時計を製造している。
Netflixが配信したというのと同様に3時間半ということでも注目を集めたこの映画を台無しにしないようネタバレはしません。ぜひNetflixにアクセスしてご覧ください。
謝辞: Productplacementblog.com
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