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シュプリームは、数々の名声の中でも、とんでもないグッズを手掛けることで知られている。過去には、実物大のスターン社製のピンボールマシンやホンダ社製のダートバイク、バールや消火器、そして有名なのはブランドロゴ入りのレンガなどがある。セイコーは、バンブルビーのような黄色いマラソンタイマー型の目覚まし時計で有名だ。アメリカのハイプビーストブランドと日本の時計メーカーが手を組んだのが、今回ご紹介するものである。
最初に写真を見たときは、プロの大会でゴールの上を飾る巨大なフルサイズのマラソンクロックを想像した。しかし、実際には高さ93mm×幅104mm×奥行45mmのミニサイズで、シュプリームの中でもかなり控えめな部類に入る。
これは、カウントダウンタイマー、ストップウォッチ、スヌーズ機能付きアラーム、カレンダー、ダイヤルライトを搭載した小さな目覚まし時計だ。 スタンドは取り外し可能で、旅行にも最適。しかし、これに機能性を求めて買う人はいないだろう。
シュプリームの愛用者は、全てのグッズの文化的な意味や重要性を吟味し、解読しようとする。ブランドのルーツがニューヨークにあることから、今回の商品は、コロナウイルスの後、この秋に凱旋するといわれているニューヨークシティマラソンにちなんだものかもしれない。一方で、セイコーのファンなら、この新作が、前に別の赤いブランドとコラボしたミニマラソンクロックと似ていることに気づくだろう。そう、コカ・コーラだ。
シュプリームとセイコーのマラソンクロックは、シュプリームの公式サイトで、米国東部時間の4月22日11:00AMに発売される。販売価格は48ドルと驚くほどリーズナブルであるため、両ブランドのファンはすでにこの時計を手に入れようとしている。完売する前に手に入れることができなかった場合(かなり早い段階で完売するだろうが)、StockXやeBayなどの二次市場ではプレミアム価格がつくことが予想される。よーいドンだ。
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