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スティーヴ・アオキはエネルギッシュ。インディファティガブル(不屈の精神)。スローダウン不可。世界で最も有名なDJの一人であり、彼を知らない人でも、名前は聞いたことはあるはず。コロナウイルスのパンデミック以前は、年間200回以上のショーをこなしていました。ダンスフロアを埋め尽くすだけでなく、慈善財団を運営し、アパレルデザインや、ビデオゲームのキャラクターとしても登場、独自に開発したハーブ入りのピザまで提供しています。
そして今、彼はブルガリの時計と出会ったのです。
ブルガリといえば、EDMというイメージはないかもしれませんが、スティーヴ・アオキの起業家精神と幅広い創造性は、ブランドとのコラボレーションに相応しいものです。ブルガリの技術的なノウハウと同氏の優れたパーティースキルのバランスがとれた、彼の限定モデルのアルミニウムウォッチ。特徴的なのは、スーパールミノバを全面に使用したことで文字盤が光ること。次のフェスで光るスティックの代わりに振り回すのに最適です(暗闇の中で鍵を探すのがお好みの方にもお勧め)。
今回私たちは、スティーヴ・アオキのラスベガスの自宅(というかテスラの車内)からズームでインタビューしました。
あなたは時計のコレクターですよね。どのようにしてハマったのですか?
私が時計を始めたのは、収集が好きだったから。私の家に来たことがある人なら、私の家は、私の脳の異なるコンパートメントが異なる部屋にあるようなものです。それぞれのコレクションがあるのです。私は1つのものを集めているわけではありません。複数のものが好きで、時計はそのうちのひとつなのです。
ですが、最初に私が時計を始めたのは父の影響ですね。高校を卒業するときに、初めて時計をくれたのです。父は私にほとんど何も与えなかったので、何かを与えてくれるということはとても特別でした。それが、私にとっての大切な宝物だったのです。
その時計は、ロレックスでしたが、価値は問題ではありません。
子供の頃はお金が無かったのですが、お金を稼ぐようになると、父からもらったものと同じ雰囲気の時計を手に入れたいと思うようになりました。それで、どんどん時計を集めるようになったのです。
10代で時計を受け取ると、「うわぁ、本当に信用してくれたんだな!」と思いますよね。
ええ、その通り、大騒ぎですよ。通過儀礼のようなものですね。私が高校を卒業したときは、こうでした。いいか、お前はもう大人にならなければならない、責任を取る時が来たんだ。時計を身につけることは、責任感や時間を大切にすることを思い出させてくれる象徴的なものです。子供の頃はただ無鉄砲で、人生の生き方を学んでいるだけですが、その後、時計は時間を無駄にしてはいけないことを示すジェスチャーなのです。私の父はワーカホリックな仕事熱心で、一日の時間をできるだけ有効に使う人でした。それが私の人生にずっと残っているのは間違いありません。
ブルガリとの仕事はどのように進められたのですか?
このプロセスは、私が考えていたよりもずっと深かったです。私は全てのコラボレーションに深く関わっていますが、ブルガリは私が行ってきた中で最も高額なコラボレーションなので、今回どうなるか分かりませんでした。ブルガリと一緒に本気で取り組むことができてよかったです。日本でブルガリのチームと会い、デザイナーと話をした後、ミラノに飛んでブルガリのチームと会い、さらに詳細な打ち合わせをしました。
コラボレーションするときは、スティーヴ・アオキの名前を使っていいよというやり方ではやりません。私は時計製造や技術については詳しくありませんが、自分のDNAがしっかりと取り入れられるように、自分自身もクリエイターとして深くまで参加することができました。
以前にも時計のコラボレーションを行ったことがありますが、その時との違いは? 今回の経験はどのように違いましたか?
ブルガリはアートです。特定のブランドでは、減価償却ができないほどのレガシー(遺産)になっています。私はコレクターであり、現物のアートを集めていますし、NFTにも興味があります。ブルガリにはそのプレミアム感があるのです。価値が上がり、歴史と文化があります。そして、そこに到達するには多くの時間と、自分の仕事においてプロフェッショナルであることが求められます。ブルガリは非常にレベルが高く、この次元で一緒に仕事ができるのはとても光栄なことです。
最も難しかったのは、ブルガリとスティーヴ・アオキという全く異なる世界観が歩み寄るにはどうすればいいかということ。未知の領域だったし、誰もやったことがない新しいものは誰にも怖いものです。でも僕は、そこにチャレンジするのが好きなのです。
文字盤のロゴ以外で、最も自分らしさを感じられる部分はどこでしょうか?
私が自分自身であることを示す最も重要なことの一つは、ナイトライフだと思います。私は夜が好きです。私のパーティーは夜に行われますし、私のショーも夜に行われます。だから、この時計は、夜に活動するときに身につけるものにしたかったのです。スーパールミノバは、そのためのもの。ポップに光り輝くのです。
この時計は、私たちが再び集まることができる瞬間を象徴しているように感じます。このように集合的な経験に根ざしたものを、今このタイミングで発表することについて、どのように感じられますか?
それは、経験、希望、楽観主義、積極性、そして社会的なつながりです。私たちは社会的な種であり、孤立することを前提としていません。他の人と一緒に生活し、一緒に経験や感情を共有したいのです。そして、それは必ずしも知っている人とである必要はありません。そこがもう一つの面白いところで、知り合いでなくても、知らない人とでも良いのです。そして、そのエネルギーはとても素晴らしいものだと思います。。
こんな時に―洒落ではなく―こんなリリースをするなんて。希望と楽観主義、そして人々とのつながりを感じることができる。それは決して古いものではありません。いつも新しくて新鮮なのです。
普段DJするときはあまり腕時計をしていないように思いますが、今後この時計を着けた姿を見ることはできるのでしょうか?
私は、人が大勢いてごみごみした場所が好きですが、DJをするときに客席にダイブしたりすると身に着けているものをほとんど持っていかれてしまうんです。ジュエリーや靴なら想像がつくと思いますが、靴下までですよ! 前は時計をしていましたが、危なかったので外すようにしていました。でもこれからは使えるようになる気がします。もし時計が無くなってしまったら、ブルガリに電話しないとですね(笑)
ブルガリ アルミニウム スティーヴ・アオキ 限定モデル。40mmのアルミニウム製ケース、チタン製ケースバックとラバー製ベゼル。スーパールミノバを使用したホワイトダイヤル。100mの防水性。自動巻B77ムーブメント、日付表示、42時間パワーリザーブ。ラバー製ブレスレット、アルミニウム製リンク。価格:35万7500円(税込)
詳細は、ブルガリ公式サイトへ。