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クイック解説
2018年のコラボレーションが記憶に新しい、タグ・ホイヤーと藤原ヒロシ氏率いるフラグメント デザインとの限定ウォッチ。本日、その第二弾コラボが発表され、500本限定となるタイムピースの姿が披露された。本機は、タグ・ホイヤーがもつモーターレースとの親和性によりフォーカスしたものとなっており、1960〜1970年代に使用されていたCケースを再解釈して採用している(サイズは44mm径)。内部には、最新キャリバーであるホイヤー02が搭載される。
藤原氏は今回のコラボレーションにあたり、次のようにコメントしている。
「タイムピースを生み出すために既にあるレガシーを解釈する機会を得て、ブランドのロゴカラーのひとつを反映さ せたレッドのケースバックによって、デザインに、モダンで類まれな魅力を与え、全く新しい進化した個性をもたらすこ とになったのです」
レッドのサファイアケースバック以外にも、12時位置のロゴと4-5時位置に配された刻印によって、コラボレーションが静かに主張されている。非常に小ぶりな角型のインデックスも本機のミニマルデザインを一層際立たせる要因だ。タキメーターが配されたブラックベゼルは、ポリッシュ加工のセラミックが配されている。
ファースト・インプレッション
本作は第一弾のカレラほどではないが、通常のタグ・ホイヤーと比較してかなり要素が絞られたデザインとなっており、まさにミニマルといった仕上がりだ。藤原ヒロシ氏は、そのブランドがもつ本質的な魅力やヘリテージの意匠を再解釈して、個性を抽出するようにデザインするのが特徴。特にそれはダイヤルに現れており、エンボス加工で配されるインダイヤルやカレンダー表示が顕著な例だ。一見レイヤーが変わっているのが分からないほどわずかに凹んだインダイヤルや、窓のフチに余分な枠のないカレンダーなどは、漆黒のオパーリンダイヤルに突如浮かび上がってきたと思わされる程、さりげない。
装着感のほどは実機を見ていないため何とも言えないが、割と大きめなCal.ホイヤー02を44mmのケースに搭載しているため厚みもそれなりだろう。デザイン面では既に成功しているわけなので、60〜70年代からインスパイアされたCケースのラグ形状と、フィット感の良さそうな5連ブレスレットが相乗効果を生むことを期待したい。
基本情報
ブランド: タグ・ホイヤー(Tag Heuer)
モデル名: タグ・ホイヤー×フラグメント キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ
型番:CAZ201A.BA0641
直径: 44mm
ケース素材: SS
文字盤色: ブラックオパーリンダイヤル
インデックス: ドット
夜光: あり
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット:SS製5連ブレスレット、バタフライフォールディングバックル付き
ムーブメント情報
キャリバー: キャリバー ホイヤー02
機能: 時、分、クロノグラフ、12時間積算計、30分積算計、日付表示
直径: 31mm
パワーリザーブ: 約80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8000振動/時(4Hz)
石数: 33
クロノメーター認定: あり
追加情報:日付早送り機能、コラムホイール
価格・発売時期
価格: 66万円(税抜)
販売時期: 7月下旬予定
限定:500本限定(シリアルナンバーがエングレーブ)
詳細は、タグ・ホイヤー公式オンライン・ブティックへ(順次情報公開)。
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