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Introducing パネライ ラジオミール クアランタ ゴールドテック™の40mmサイズ

より多くの層に向けてサイズダウン。

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我々が知っていること

近年、パネライはデカ厚で知られる時計のスリム化を顕著に進めている。例えばダイビングをテーマにしたルミノールコレクションに、40mmサイズが登場したことなどだ。今、その波はラジオミールにも及んでいる。

 コレクション名のクアランタとは、イタリア語で40を意味する。今年初めに、中国市場向けにラジオミール クアランタ eスティール™を数種類発売し、より高級なゴールドテック™モデルがラインナップに加わったのだ。

パネライ ラジオミール クアランタ ゴールドテックの文字盤アップ

 ゴールドテック™という素材は、ロレックスのエバーローズやオメガのセドナゴールドのパネライ版といった位置付けで、スイスとイタリアの時計メーカーであるパネライによると、プラチナと銅を混ぜ合わせて、より赤い色調のゴールドを作り出しているのが特徴だそうだ。ゴールドテック™は現在、サブマーシブルからルミノールコレクションに至るまで、すべてのラインナップに採用されている。

 新しいラジオミール クアランタ ゴールドテック™は、光沢感のあるスマートな印象のポリッシュ仕上げのゴールドケースと、それにマッチしたベゼルを備えている。さらにガルバニック処理を施したホワイトの文字盤が、このモデルの魅力をさらに引き立てている。

 後者の技術は時計製造において新しいものではないが、パネライにとってはかなり新しいものであり、より伝統的で洗練されたスタイルを生み出している。12時と6時位置のアラビア数字とそれ以外のバーインデックスにより、サンドイッチ文字盤の特徴的なディテールがうかがえ、また3時位置には日付窓、9時位置にはスモールセコンドと、かなりすっきりとしたデザインとなっている。特大のサファイア製シースルーバックからは、自動巻きムーブメントのP.900の動きを見ることが可能だ。そしてラグからラグまでのサイズは48mm、厚さはわずか10.15mmと、パネライの全ラインナップのなかで最もスリムなケースが誕生した。

 最も注目すべき点は、50mという防水性である。これはパネライコレクションで標準的に確保している、30mよりも高い数値であるということ(またラジオミール クアランタ eスティール™の第1弾モデルの30m防水よりもアップしている)。もともと軍用時計であるパネライは、防水・耐水圧に厳しい基準を設けていることは有名だが、さらにその表示された深さに、25%のバッファーを加えた深さのもとで時計をテストしており、さらなる安全性を確保しているというのだ。


我々の考え

長年の時計愛好家に、ひとつの時計を長く使い続けている理由は何かと尋ねると、つけているときの快適さとクラシックなスタイリングという理由が多く挙げられることだろう。それゆえパネライが、よりポピュラーなサイズ、よりスリムで、よりつけやすいデザインの方向へシフトしているというのは、何も驚くべきことではない。

 このブランドは、イタリア軍やフロッグマン(潜水工作員)とのつながりを愛するファンが手にした、オーバーサイズのデカ厚時計としてその名が知られるようになったかもしれない。しかし同様に、パネライファンはより着用しやすいサイズを求めているのも事実で、ブランドは進化して、長い目で見ていかなければならないのである。その歴史は19世紀のイタリアにまでさかのぼるが、一般向けの時計の生産は1992年(ラジオミールは1997年)に開始したばかりで、コアとなる歴史的なモデルは軍事機密のベールに包まれている。ちなみに1992年というのは、リシャール・ミルやF.P.ジュルヌがスタートした時期よりもずっと早い。確かに、パネライは163年という長い歴史を持ちながら、常に新興時計メーカーのような雰囲気も備えている。

パネライ ラジオミール クアランタ ゴールドテック、正面のイメージカット

 この新しいラジオミール クアランタ ゴールドテック™は、基本的に、パネライスタイルのドレスウォッチとしてファンに提供するものである。クラシカルな40mmサイズに、コンパクトなラグからラグまでのサイズ感、洗練された厚みは、ディナージャケットの下にすっと入り込み、ポリッシュドゴールドの仕上げは、夜にエレガントさを添えてくれるに違いない。パネリスティ(Paneristi)コミュニティのファンの人々はもちろんのこと、新しいユーザーにも訴求できるタイムピースだと思う。特に後者の顧客は、ドレスウォッチという新たな選択肢を手に入れつつ、いわば家族の一員としての役割を果たすこともできるのだ。

 40mmというサイズは、ラジオミールの次のサイズである45mmから、大きくダウンサイジングされている。そして今後、クアランタの類似モデルが増えることも期待している。またクアランタという名前は、明確で受け入れやすく、さらにとてもイタリア的であり、ブランドのDNAをうまく表現しているため、より広い層にも求められるように思う。

 そして最後に、50m防水の確保というのはとても大きな進化であり、パネリスティの熱狂的なファンやフロッグマンファンをも満足させるスペックであることは確かだ。ラジオミール クアランタ ゴールドテック™には、パネライが得意とするあの独特な手首の存在感はないが、技術的なスペックは依然として主張したままなのである。


基本情報

ブランド: パネライ(Panerai)
モデル名: ラジオミール クアランタ ゴールドテック™
型番: PAM01026

直径: 40mm
厚さ: 10.45mm
ケース素材: ポリッシュ仕上げのゴールドテック™
文字盤: ホワイト
夜光: 針とインデックスにスーパールミノバ
防水性能: 5気圧 / 50m
ストラップ/ブレスレット: ダークブラウンのアリゲーターストラップ

パネライ ラジオミール クアランタ ゴールドテックの正面カット

ムーブメント情報

キャリバー: P.900
機能: 時・分、スモールセコンド、日付表示
厚み: 4.2mm
パワーリザーブ: 約3日間
巻き上げ方式: 自動巻き
石数: 23


価格 & 発売時期

価格: 242万4400円(税込)
発売時期: 2023年4月
限定: なし

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詳しくはパネライの公式ウェブサイトをご覧ください。