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クイック解説
パネライは、新たなハイテク複合素材への取り組みを継続し、バサルトファイバー(鉱石である玄武岩の繊維)に由来する特殊な素材で作られたケースを備えた44mmのルミノール マリーナを発表した。同社の研究開発部門Laboratorio di Ideeが手掛けた、ルミノール マリーナ フィブラテック™ 44mm(PAM01663)は、同社の最もクラシックで有名なケースとこの特別な新素材を融合させた。
ファースト・インプレッション
ステンレスよりも60%軽量であるといわれるパネライのフィブラテック™は、航空宇宙産業から誕生した(ほかの多くの素晴らしい素材と同様だ)。玄武岩を融解して生産される一方向の鉱物繊維を、時計のケースとして成形するために、正確な方向でポリマーと重ね合わせ、薄い層を作り、管理された温度と圧力で結合する(これは、グラスファイバーや一部のカーボンファイバーの製造法に似ている)。その結果、不均一なマットグレーの見た目になり、その模様は素材を切断する際に現れ、ひとつとして同じ模様は無い。よく見るとベゼル、リューズ、そしてレバーは、パネライ独自のカーボテックでできているのが分かる。これは過去のいくつかのモデル(ルミノール マリーナ カーボテックやその類似モデルを含む)に採用されてきたパネライ独自の複合素材のひとつだ。
PAM01663の内部には、パネライの自動巻きムーブメントP.9010を搭載し、300mの防水性能を備えている。パワーリザーブは3日間で、振動数は4Hzだ。この時計の注目すべき点は、なんといっても新開発のケース素材フィブラテック™で、耐傷性(全てのケース素材の主要な懸念事項)については、まだコメントされていないが、軽量でダークトーンの色合いは、おそらく着けても素晴らしいだろうと思う(見た目的にも)。
44mmのルミノールケースに、グラデーションのかかった濃いブルーダイヤルで仕上げられたフィブラテック™は、見た目もよく、ラバーのようなスポーテック™という素材のブルーストラップによくマッチしている。
ルミノールは、長年に渡ってSSモデルが繰り返し登場し、成功を収めてきたモデルだ。これまでのルミノールに精通している人たちに対して、さらに特別なものを提供しようとする姿勢には非常に驚かされる。最近アップデートがなされたルミノールのラインナップ(ルミノール ドゥエなど)の一部として追加されたPAM01663フィブラテック™は、176万円だ。過去のステンレスモデルよりも遥かに優れており、今年初めに発売されたルミノール マリーナ カーボテックと同じような形での登場となった。
基本情報
ブランド: パネライ(Panerai)
モデル名: ルミノール マリーナ フィブラテック™ 44mm (Luminor Marina Fibratech 44mm)
型番: PAM01663
直径: 44mm
厚さ: 15.65mm
ケース素材: フィブラテック™製のケース(ベゼル、リューズ、リューズガードはカーボテック製)
文字盤色: グラデーションのかかったブルー
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 30気圧
ストラップ/ブレスレット: ラバーのような防水性能のある織物素材スポーテック™製のブルーストラップ(白いステッチあり)、DLCコーティングが施されたチタン製のバックル
ムーブメント情報
キャリバー: P.9010
機能: 時、分、スモールセコンド、日付
厚さ: 6mm
パワーリザーブ: 3日間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 31
価格&発売時期
価格: 176万円(税抜)
発売時期: 2021年1月発売予定
詳細は、パネライの公式サイトをご覧ください。
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