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クイック解説
ルミノール マリーナにかなりドレッシーな新しい仲間が加わった。これは一見して、同社のスリムなスポーツウォッチラインであるルミノール ドゥエと非常によく似ているように思われる。この新しいルミノール マリーナ パネライ ゴールドテック™44mmは、明らかにここ最近で最も洗練されたルミノール マリーナの1つで、サテン仕上げの文字盤と貴金属のケースがそれを裏付けている。
パネライ ゴールドテック™それ自体は全く新しいものではないが、かなり最近に開発されたものであり、これまでにはサブマーシブルにも使用された。その存在は、素材の性質への洞察を表している。より長持ちする時計を作るための素材開発は、近年のパネライの取り組みである。ゴールドテック™は標準的な18K 5Nピンクゴールドより奥行きがあり、変色しにくい貴金属を目指したものだ。
パネライによると、こういった特性の鍵はこの合金の組成にあり、金75%、銅24%(この素材の深みのある赤の色合いから、銅が含まれていることは予想できる)に、ほんの少し(0.4%)のプラチナも加えている。パネライのLaboratorio di Ideeで微調整された高濃度の銅とプラチナの好相性は、同社が言うところの「独特な色調と、非常に高度な機械性能と耐酸化性」を示している。
搭載されているムーブメントはP.9010。自社でデザイン・製造したこのキャリバーは、4Hz振動で、2つの香箱によって3日間のパワーリザーブをもつ。このムーブメントはかなり長期にわたるパネライの定番であり、数多くの異なるモデルに使われてきた。
ファースト・インプレッション
自動巻き機能と約70時間以上のパワーリザーブを併せもつことは、最近の時計に私が求めていたものだ。なぜかって? 私はかなり長時間、通常1ヵ月かそれ以上にわたって、時計を身に着けている方だが、週末に別の時計に替えて、それから月曜の朝に何もセッティングしたりせずに元の時計に戻れることは、とても便利だと思っているからだ。
ゴールドのパネライに手をのばすバイヤーは、既にこの底なしの魅力に深々とはまっているのではないかと思う。この会社は「オロロッソ(赤みがかった金)」のモデルを長年作り続けてきたが、それは誰かにとっての初めてのパネライとしては、私の心に響かなかった。しかし私が正当なデザインの産物だと思っているパネライの形を愛する、相性の良い買い手にとっては、ゴールドモデルが魅力的に映るだろうと確信している。
洗練された美観と、サンブラッシュ仕上げのサテン文字盤、アリゲーターストラップを備えたこのルミノール マリーナのバージョンは、ルミノール ドゥエが占める領域に少し近付いているようにも思える。しかし同時に、パネライを今日まで長年続く偉大な成功に導いた、特徴的な大型のプロポーションを備えてもいるのだ。
基本情報
ブランド: パネライ(Panerai)
モデル名: ルミノール マリーナ パネライ ゴールドテック™ 44mm(Luminor Marina Panerai Goldtech 44mm)
型番: PAM01112
直径: 44mm
ケース素材: パネライ ゴールドテック™
文字盤色: ブルーサンドイッチダイヤル サテンソレイユ仕上げ
インデックス: アラビア数字、バトン
夜光: 有り。針、インデックス、数字に使用
防水性能: 5気圧
ストラップ/ブレスレット: ベージュステッチ入りブルーアリゲーターレザーにパネライゴールドテック™製ピンバックル。ブルーラバーストラップも付属
ムーブメント情報
キャリバー: P.9010
機能: 時、分、スモールセコンド、日付
直径: 37.8mm
パワーリザーブ: 3日間 (72 時間)
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 31
価格&発売時期
価格: 251万円(税抜)
発売時期: 11月発売予定
限定: 限定ではなく通常品
その他のパネライ2020年新作については以下よりご覧ください。
ルミノール マリーナ フィブラテック™ 44mm
ルミノール マリーナ DMLS 44mm
ルミノール マリーナ ルミノール70周年記念コレクション(PAM1117、1118、1119
ルミノール ルナロッサ GMT 44mm
詳細は、パネライの公式サイトをご覧ください。