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クイック解説
スティールウォッチは現在非常に人気が高まっている。このため、このトレンドに乗る形でパテック フィリップが今週、シンガポールでのグランド・エキシビション用に限定モデルをリリースすることについて誰も驚く人はいないはずだ。2017年にニューヨークで開催されたグランド・エキシビションを思い出す人もいるかもしれない。
シンガポールでの今年のエキシビションは、パテックの過去、現在、未来をつぶさに紹介する最新かつ大規模のショーである。これを記念して、パテックは赤いアクセントを持ち、ストラップにも赤を採用したアクアノートRef. 5167Aを始めとする、新たな限定モデルをいくつか発表している。
アクアノートの発表は1997年が最初であり、5167はそれ以降にリリースされたモデルであることから、取り立てて新しいモデルというわけではない。しかし、スティールスポーツウォッチ人気の高まりと、パテックの全体の生産におけるSSウォッチの生産比率が比較的小さかったことからますます品薄となっている。
つまり、Ref.5167 は、ケース径40mm、ラバーストラップ、日付表示(ムーブメント:キャリバー324SC)を備えた、購入可能なクラシックアクアノートというわけだ。本機は今年のバーゼルワールドで発表されたグリーンの5168Gの喜ばしい(何よりスポーティ!)フォローアップモデルとなっている。
ファースト・インプレッション
高級スポーツウォッチといえば、アクアノートで間違いない。ノーチラスやオーデマ ピゲ ロイヤルオークのように、アクアノートはクラシカルな一本として長きにわたり使い続けられてきた。既に述べたとおり、5711がほぼ入手不可能となったことから(本当なので、試してみて欲しい)、5167の人気が以前より上昇している(したがって、より品薄となっている)。
そのため、パテックが今回のエキシビションに向けて赤いアクセントを持つ5167Aのスペシャルエディションを発売することにしたのは、何ら驚くことではない。ウォッチは、赤のミニッツトラック、秒針、ラバーストラップを備え、文字盤はアクアノートの特徴であるブラック・エンボスとなっている。赤いアクセントが施された時計には、シンガポールを象徴するカラーにちなんで赤のストラップがついており、数量はわずか500個限定となっている。
基本情報
ブランド:パテック フィリップ(Patek Philippe)
モデル名:アクアノート(Aquanaut)
型番:5167A
直径:40mm
厚さ:8.1mm
ケース素材:ステンレススティール
文字盤色:黒に赤のアクセント
インデックス:アラビア数字
夜光:スーパールミノバ
ストラップ/ブレスレット:トロピカル・ラバーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー:324 SC
機構:時、分、デイト表示
直径:27mm
パワーリザーブ:45時間
巻き上げ方式:自動巻き
振動数:4Hz(2万8800振動/時)
石数:29
追加情報:パテック フィリップ・シール
価格・発売時期
価格:未発表
販売地域:シンガポールと東南アジアのみ
限定:500本
詳細についてはパテック フィリップ公式サイトへ