Introducing ウニマティック　シリーズ8にブラックコレクションが登場（編集部撮り下ろし）

Photos by Tiffany Wade

　シリーズ8の最後を飾るのは、 モデロ・ウーノ（Ref.U1S-8B）、モデロ・ドゥエ（Ref.U2S-8B）、モデロ・トレ（Ref.U3-8B）、そしてモデロ・クワトロ（Ref.U4S-8B）の4モデルだ。それぞれマットブラックの文字盤に、ゴールドのアクセントが施されている。また、時間表示のみの3モデルにはそれぞれセリタ SW200-1 Bが、クロノグラフのモデロ・トレにはメカクォーツムーブメントのVK64が搭載されている。

　アワーマーカー、針、そして6時位置に配されたウニマティックのブランドロゴには、金メッキによるメタリックなアクセントをオン。各モデルには“オールドラジウム”調のスーパールミノバが使われており、ゴールドの輝きを引き立てている。すべて400本の限定生産であり、ブラックのTPU（プラスチックに似た質感の）ストラップに加えて、シートベルトナイロンストラップが付属する。なお、4つのモデルはそれぞれ仕様が異なるため、スペックについてはこの紹介の最後に掲載することにしよう。全体として、今回のウォッチコレクションはこの夏のシリーズ8を締めくくるにふさわしいものであり、金メッキのアクセントは先にリリースされたオリーブグリーンとネイビーブルーのコレクションともリンクしているように思われる。

　価格はこの夏に発売された過去2回のシリーズ8と大きく変わらず、ウーノが13万9000円でドゥエとクワトロが11万2500円、トレが9万4000円（すべて税込）となっている。

　私は自然からのインスピレーションを語るにあたり、あまり多くのスペースを割きたくない。ほとんどの場合陳腐になる。トスカーナ（緑）、カプリ（青）、ヴェネチア（黒）をわざわざ訪れて刺激を受けずとも、もっともポピュラーなこれら3色の時計は用意すべきだ（しかし、もし自然のなかでの高揚感を求めていて、これらの場所すべてに行くことができるのなら、それはそれで素晴らしいことだ）。これらの色が自然であろうとなかろうと、シリーズ8のどのカラーバリエーションもウニマティックのミニマルなデザインにマッチしているし、ラストのブラックコレクションはブランドの“原点回帰”を思わせる。温かみのある夜光と金メッキのアクセントはブランドの定番である“クラシックコレクション”とは違った趣を醸し出しており、創業当初からブランドのインスピレーション源となっているヴィンテージダイバーズとシリーズ8を程よく結びつけている。決してレトロ感を過剰に演出してはいない。

　それと、もしオリーブグリーンやネイビーブルーが好みなら、それらもまだ入手可能なようだ。

ブランド: ウニマティック（Unimatic）
モデル名: モデロ・ウーノ（Modello Uno）、モデロ・ドゥエ（Modello Due）、モデロ・トレ（Modello Tre）、モデロ・クワトロ（Modello Quattro）
型番: U1S-8B（モデロ・ウーノ）、U2S-8B（モデロ・ドゥエ）、U3S-8B（モデロ・トレ）、U4S-8B（モデロ・クワトロ）

直径: 40mm （モデロ・ウーノ、モデロ・クワトロ）、38mm（モデロ・ドゥエ）、41.5mm（モデロ・トレ）
厚さ: 11.6mm（モデロ・ウーノ、モデロ・ドゥエ）、12.9mm（モデロ・トレ）、12.4mm（モデロ・クワトロ）
ラグ幅: 22mm
ケース素材: 316ステンレススティール
文字盤色: マットブラック
夜光: “オールドラジウム”風スーパールミノバ
防水性能: 300m,、ねじ込み式リューズ
ストラップ/ブレスレット: ツーピースのTPUストラップ、シートベルトナイロンストラップ

モデロ・ウーノ、モデロ・ドゥエ、モデロ・クワトロ

キャリバー: セリタ SW200-1 B
機能: 時間表示のみ
直径: 25.6mm
厚さ: 4.6mm
パワーリザーブ: 最低38時間（最高41時間）
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26

モデロ・トレ（クロノグラフ）

キャリバー: セイコー VK64Aメカクオーツ
機能: 機械式クロノグラフモジュールを搭載したクォーツムーブメント
直径: 25.6mm
厚さ: 5.1mm
クォーツタイプ: 音叉型
振動数: 3万2768Hz

価格: 13万9000円（モデロ・ウーノ）、11万2500円（モデロ・ドゥエ、モデロ・クワトロ）、9万4000円（モデロ・トレ）。すべて税込
発売時期: 日本では10月発売予定
限定: 各400本限定