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我々が知っていること
タイメックスがまたしても、1970年代をほうふつとさせるファンキーなモデルを発表した。今回発売されるタイメックス ワールドタイム 1972 リイシューは分厚くてマッシブな、ヴィンテージ風のクォーツ式ワールドタイムウォッチだ。タイメックスのヘリテージデザインの復刻版に期待されるディテールをほぼ詰め込みながら、わずか179ドル(日本円で約2万6000円)という価格で提供される。
ワールドタイム 1972 リイシューは直径39mm、ずっしりとした樽型のケースに短いラグを備えており、ラグからラグまでは比較的短く着用できるはずだ(なお計測値は記載されていない)。ステンレススティール製のケースは側面がポリッシュで磨かれており、上部には円形のサテン仕上げを採用。そこからブラックアルミニウム製の回転式ワールドタイムベゼルへとつながっている。ベゼルにはわずかな溝が設けられており、握りやすく回転しやすいようになっている。そのベゼルには12の都市が刻印されているが、(該当する都市は)フランス語で綴られている。アメリカにルーツを持つタイメックスとしては奇妙な選択のように感じる。しかし、70年代のジェットセッター時代を復活させたいという願いを持つこの時計にとってはきっと正当な理由なのだろう。タキシードスタイルのダイヤルはとてもレトロかつクールで、その上を覆うドーム型アクリルクリスタル風防もそれに呼応している。さらに、台形のデイト窓と赤い秒針という小さなふたつのディテールも、70年代のようなレトロで風変わりな特徴だ。
新作のワールドタイム 1972 リイシューはブラックレザーストラップが付いており、価格は179ドル(日本円で約2万6000円)。現在、海外版のタイメックス公式ウェブサイトから購入が可能だ。
我々の考え
2019年にとんでもなく売れたQ Timexが登場して以来、この種のリバイバルはタイメックスが得意としているジャンルになった。完璧とはいえないが、179ドルという値段の時計はほかにない(というかほかのどんな時計でもそうだが、それが時計のおもしろいところだ。ただそれだけの話)。私は“ペプシ”のQ Timexのほうが好きかもしれないが、これを読んでいるあなたはこの新しいワールドタイム 1972 リイシューが好きかもしれない。そして素晴らしいのは、(手頃だから)その両方を手に入れられるということだ。
この時計の細部には理解できないものもある。少なくともこれを厳密な意味でのツールウォッチと考えるならば、このワールドタイムベゼルは70年代前半のタイムゾーンに忠実であるため、現在のタイムゾーンには対応していないということ。70年代当時のベゼルに忠実であり続けるために、タイメックスが大胆にもそれを選んだことは確かだが、それによりツールウォッチとしての役割は少し薄れた。正直にいうと、このモデルはとにかくデザインがすべてだ。それでももし好きなら苦労して稼いだ179ドルを支払おう。たとえ気に入らなくても、その事実もまた楽しいのだ。
基本情報
ブランド: タイメックス(Timex)
モデル名: ワールドタイム 1972 リイシュー(World Time 1972 Reissue)
型番: TW2V69500ZV
直径: 39mm
厚さ: 12mm
ケース素材: ステンレススティール(アルミニウムベゼル)
文字盤: ブラック&ホワイト
夜光: あり、インデックスと時分針
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: ブラックレザーストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: クォーツ
機能: 時・分・秒、日付表示、回転式ワールドタイムベゼル
価格 & 発売時期
価格: 179ドル(日本円で約2万6000円)
発売時期: すぐに
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