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我々が知っていること
ユニバーサル・ジュネーブのアーカイブは、膨大で多様、かつ奥深い。よく知られたトリコンパックスやポールルーターに留まらず、かつてのラインナップには、ユニークな形状と大胆なデザインを備えた時計が数多く存在していた。今回、リローンチとウルトララグジュアリーブランドとして再ポジショニングするなかで、その豊かな歴史に再び光を当てるのがシグネチャータイムピースコレクションだ。歴史的モデルをよりモダンでハイウォッチメイキングの文脈において蘇らせる、期間限定のシリーズとなる。
まず登場するのは2モデルで、それぞれステンレススティール(SS)とローズゴールド(RG)の両仕様で展開される。まずディオラミック シグネチャーは、ケースデザインと素材に力を入れた時刻・日付を表示するモデル。次にディスコ・ヴォランテ シグネチャーは、かつてブランドのラインナップに存在していた大型でより特徴的な形状をベースにしたクロノグラフだ。
まずはディスコ・ヴォランテから見ていこう。このニックネームはイタリア語で“空飛ぶ円盤”を意味し、大ぶりなラウンドケースと、素材感を強調した滑らかなベゼルを備えている数多くのモデルに与えられてきた。本作のラグレスデザインは、1930年代のユニ・コンパックスから着想を得ている。直径45mmというサイズにより、段差のあるケースやポリッシュ仕上げのインナーベゼルに十分な余白が与えられているが、これらは歴史的デザインを象徴する特徴だ。
確かに45mmというサイズは、現代の小型化トレンドからすれば大きいが、この新しいディスコ・ヴォランテ シグネチャーは、ベースとなったオリジナルモデルより10mm小さい。例えばジョン・ゴールドバーガー氏のInstagramに掲載された、1930年代後半のオーバーサイズでSS製のヴィンテージ ユニバーサル・ジュネーブ クロノグラフ Ref.22504などと比較するとその違いが明らかだ。
RG仕様ではケースに調和した色調のダイヤル、SS仕様ではブルーのグレイン仕上げのテクスチャーダイヤルが採用されており、いずれもラウンド型のアプライドインデックスとタキメータースケールで縁取られている。ふたつのインダイヤルは、左に秒積算計、右に30分積算計を備えている。ダイヤル上のテキストは最小限で、ブランドのアップデートされたロゴと、センタークロノグラフ秒針の下に“Uni-Compax”が表記されている。
ディスコ・ヴォランテは角張ったプッシャーと、段差のあるケースの切り欠きに収まるローレット加工が施されたリューズを備える。裏側には、サファイア製のオープンケースバック越しに、コラムホイールと垂直クラッチを備えた自動巻きクロノグラフムーブメント Cal.UG-200を見ることができる。ラグ・トゥ・ラグは45mmに抑えられ、ラグ幅20mmのアリゲーターストラップを備えたこの大型モデルは、ラグレスデザインによって装着性が向上している。ディスコ・ヴォランテ シグネチャーの価格は、RG仕様が4万4100スイスフラン(日本円で約880万円)、SS仕様が2万5500スイスフラン(日本円で約510万円)だ。
一方のディオラミック シグネチャーは、1956年のモノダティック(のちにディオラミックと改名)をベースとした時刻・日付表示モデルで、ケース形状とデザインを一層際立たせている。同心円状のフルーテッドベゼルが主役で、それは37mmというケース径以上の存在感を与えながら、RG製のモデルではブラックラッカーダイヤルを、SS製のモデルではブルーダイヤルを縁取っている。ダイヤルはそれぞれ、台形のアプライドインデックスを備えている。
秒針は存在せず、それによってこのモデルがドレスウォッチとして洗練されている。ダイヤルの6時位置とフルーテッドベゼルのあいだには、ケースデザインの特徴である円形のくり抜きによる日付窓が設けられており、ポリッシュ仕上げのツイストラグと組み合わされている。
SS仕様はラッカー仕上げのブルーダイヤルにSS製フォールディングバックルが付いた幅18mmのアリゲーターストラップを採用。RG仕様は、ブラウンのアリゲーターストラップと同素材のフォールディングバックルを備えている。いずれもツインバレルを内蔵したマイクロローター式の自社製ムーブメント Cal.UG-110を搭載し、2万8800振動/時で作動、72時間のパワーリザーブを実現する。
ディオラミック シグネチャーの価格は、RG仕様が4万425スイスフラン(日本円で約810万円)、SS仕様がちょうど2万スイスフラン(日本円で約400万円)だ。
我々の考え
本作は、RG仕様もSS仕様も、手首の上で強い存在感を放つ。特徴的なケース形状とベゼルは視線を引きつけ、ディスコ・ヴォランテではクロノグラフの大振りなダイヤルを際立たせる一方で、ディオラミックではより小振りなラッカーダイヤルへと視線を導く。
ディスコ・ヴォランテを55mmという巨大サイズにすれば、さらに大胆だったかもしれないが、45mm径でもなお十分にドラマティックである。またそれは、現代においても大胆なダイヤルのクロノグラフが、強い存在感を発揮し得ることを示している。一方、ディオラミックはオリジナルより小型化されたが、モダンなサイズになったことでより上品になり、快適な装着感を実現している。
RG仕様はいずれも4万ドル(日本円で約630万円)以上で、SS仕様は2万ドル(日本円で約300万円)以上だが、この価格設定は、ブランドのハイラグジュアリー市場におけるポジショニングと明確に一致している。また、時計自体もその価格に応える仕上がりであり、期間限定販売が終了する前に、実機を見るのが楽しみだ。
基本情報
ブランド: ユニバーサル・ジュネーブ(Universal Genève)
モデル名: ディスコ・ヴォランテ シグネチャーエディション/ディオラミック シグネチャーエディション(Disco Volante signature edition, Dioramic signature edition)
型番: UGUC001 , UGUC002; UGDI001 OR UGDI002
直径: 45mm/37mm
厚さ: 12.78mm/9.15mm
ケース素材: ローズゴールドまたはステンレススティール
文字盤色: ローズゴールド、ブルー、ラッカー仕上げのブラック、ラッカー仕上げのブルー
インデックス: RG調またはSS製のアプライド
夜光: なし
防水性能: 両モデルとも100m
ストラップ/ブレスレット: SS仕様はブルー、RG仕様はブラウンまたはブラックのアリゲーターストラップ
ムーブメント情報
キャリバー: 自社製のUG-200(ディスコ・ヴォランテ)/自社製のUG-110(ディオラミック)
機能: クロノグラフ秒針、60秒積算計、30分積算計、時・分表示(ディスコ・ヴォランテ)/時・分表示、日付表示(ディオラミック)
直径: 30mm/32mm
厚さ: 6.63mm/3.8mm
パワーリザーブ: いずれも72時間
巻き上げ方式: 自動巻き/自動巻きマイクロローター
振動数: いずれも2万8800振動/時
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: ディスコ・ヴォランテはRG仕様が4万4100スイスフラン(日本円で約880万円)、SS仕様が2万5500スイスフラン(日本円で約510万円)/ディオラミックはRG仕様が4万425スイスフラン(日本円で約810万円)、SS仕様が2万スイスフラン(日本円で約400万円)
発売時期: 発売中
限定: あり、期間限定受注
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