Introducing タグ・ホイヤー　アクアレーサー スーパーダイバー1000、ケニッシムーブメントを搭載した新作

　グレード5のチタン製大型ケース（45mm）に、大型のリューズプロテクターを装備し、骨太なデザインに仕上げている。ベゼルはオレンジとブラックのハイブリッドセラミックのバイカラーで、ブラックのダイヤルとオレンジの針にマッチしている。夜光はクリーム色のような色合いだ。ケースバックにはナイトダイバーなどに見られるダイバーモチーフを採用している。

　しかし、ここでの大きな話題は時計の内部だ。新しいスーパーダイバーはCOSC認定の新ムーブメント Cal.TH30-00を搭載している。このキャリバーの特徴は？　それはチューダーやノルケインで有名なムーブメントメーカー、ケニシとの初のコラボレーションなのだ。Cal.TH30-00はタグ・ホイヤーのために特別に作られ、この時計に搭載された。

　それだけでは終わらない。タグ・ホイヤー自身が、この時計が両社の新たなパートナーシップの幕開けとなることを発表しており、今後ケニッシを搭載したタグが登場する可能性が高いということだ。アクアレーサー スーパーダイバー1000は、その名の通り1000m防水で、ISO 6425:2018の飽和潜水用ダイバーズウォッチ認定を受けている。夏のダイビングシーズンに合わせて、今年7月に入荷する予定だ。

　これは、より焦点を絞った時計のコレクションへと前進し始めた、ブランドによるすばらしい動きだと思う。ムーブメント技術へのこだわりは、40mmのアクアレーサーのサイズにこだわったのと同じくらい重要なことだ。確かにこの45mmの巨大な時計は万人向けではないが、タグ・ホイヤーは時計の鼓動に関して新たな夜明けを迎えていると評価できる。次のケニッシ製ムーブメントがどこに到達するかは、誰にもわからない。

　この時計は、その大きさと全体的な色調が審美的に私の好みではないが、技術的な観点からも使用上の観点からも、非常に多くのことを提供してくれる。ムーブメント（70時間のパワーリザーブ）についてはすでに説明したが、ISO認証も注目に値する。この時計は私の友人コール・ペニントンが好むような、飽和潜水が可能な真のダイバーズなのだ。

　直径の大きさと、暗い水中でも視認しやすいような多色夜光を採用していることで、視認性にも優れている。

　興味深いことに、タグ・ホイヤーが今年のWatches & Wondersで発表するオレンジ色のダイバーズは、これだけではない。43mmケース、ディープオレンジのダイヤル、ブラックベゼルを備えた、その名も「アクアレーサー プロフェッショナル 300 オレンジダイバー」も発表される予定だ。

　これらの時計はすぐに見る機会が訪れるだろう。スーパーダイバー1000は私の腕にはめると、特にリューズがガードされていることから正気でないように見えると思うが、この発表はタグ・ホイヤーの未来にとって大きな意味を持つものだと思う。今後の展開に注目だ。

ブランド： タグ・ホイヤー（TAG Heuer）
モデル名： アクアレーサー スーパーダイバー1000（Aquaracer Superdiver 1000）
型番： WBP5A8A.BF0619

直径： 45mm
ケース素材： グレード5チタン、ブラックセラミックとオレンジハイブリッドセラミック製60分目盛り付き逆回転防止ベゼル
文字盤色： ブラック
インデックス： アプライド
夜光： あり
防水性能： 1000m
ストラップ/ブレスレット： グレード5TI製3列ブレスレット、微調節可能なダブルセーフティプッシュボタン付きグレード5TI製フォールディングクラスプ
追加情報： 3時位置にSS製リューズプロテクター 、9時位置にブラックDLC加工を施したSS製ヘリウムエスケープバルブ

キャリバー： TH30-00
機能： 時、分、秒、日付表示
パワーリザーブ： 70時間
巻き上げ方式： 自動巻き
クロノメーター認定： あり。COSC

価格： 78万6500円（税込）
発売時期： 2022年7月
限定： なし。

詳細は、タグ・ホイヤーの公式サイトをクリック。