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2週間前、HODINKEEの編集者が集まって、世界で最も優れた時計ニックネームの決定版リストを作成した。在宅勤務の正しいやり方に則り、Zoomを使って(録画しておけばよかったが、残念ながらしていない)論争を繰り広げた。我々は、知っている限りのニックネームのリストを作り、それを堅実な12本のリストにまで絞り込んだ。
先日我々が選んだニックネームを発表した際、皆さん(HODINKEEコミュニティ)が、この中からチャンピオンを決めるための投票をできるようにした。これにより、“バットマン”を省略した我々を愚か者呼ばわりする絶好の機会が与えられたが、“ムーンウォッチ”(オメガ スピードマスターにちなんだもの)への投票は認められなかった(これは、公式のブランド名であるため不適格とされた)。我々のリスト、我々のルールで実施することをご了承いただきたい。最終的に、我々は少しリストを広げて、20のニックネームから投票してもらうことにした。
投票には何百人もの読者に参加いただき、結果的には僅差の厳しいレースとなった。しかし、その結果からは、明快なトップ3が生まれた。3位には、チューダーとグランドセイコーの両モデル(前者は時針の形状、後者はダイヤルの質感)につけられた“スノーフレーク”がランクインした。スノーフレークは僅差で3位にランクインしたが、表彰台を逃した強豪もいたことを覚えておいて欲しい。
第2位(そして、それは強力な第2位だが)は、“バットマン”だった。これは、最近ディスコンになったとはいえ、現代のロレックス GMTマスターIIのためのニックネームで、その青と黒(ダークナイトのような)のバイカラーベゼルからつけられた。しかし、これら2位、3位は、次に紹介する倍近い票を集めた最強のチャンピオンには遠く及ばなかった。
結局、優勝者は、我々も押していた“ペプシ”だった。ロレックスのGMTマスターとGMTマスターII(ヴィンテージとモダンの両方)で最も広く使われた呼び名で、赤と青の配色にちなんでいる。それ以来、この名前は赤と青の2色のベゼルを備えた時計の代名詞となっている。チューダー ブラックベイGMTでさえ、“ダイエットペプシ”と呼ばれることもあるのだ。
ニックネームは楽しいものだが、これは特に面白い。ロレックスは自社の時計を“ペプシ”とは呼ばないだろう。それは我々(時計を愛する一般の人々)に残された楽しみであり、私たちがそうしたのだ。
これで“ペプシ”は、HODINKEEコミュニティの決定した“みんなのチャンピオン”となった。これからも口コミで新しいファンが増えていきますように。参加いただいた皆様、ありがとう。これからも皆さんの声を反映する機会を楽しみに待っていて欲しい。
今回投票する機会を逃した? そんな方は、お気に入りの時計のニックネームを、コメントで共有してください!