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2026年、オーデマ ピゲが新たに10ブランドと共にWatches & Wondersに参加することは、ジュネーブで毎年開催される同イベントの大きな追い風となる。今年で創業150周年を迎えたル・ブラッシュを拠点とするこの家族経営の企業が加わることで、来年のWatches & Wondersには、売上高でスイスの5大時計ブランドのうち4ブランドが顔をそろえることになる。
4月に開催されるこの見本市は一般公開日を設けて規模を拡大しており、APの参加決定は、参加ブランドの範囲が大幅に広がったことを意味し、Watches & Wondersが暦のうえで最も大規模で重要な業界の集まりとしての地位を確固たるものにしていることを示している。ロレックス、パテック フィリップ、リシュモングループのブランド(A.ランゲ&ゾーネ、カルティエ、IWC、ヴァシュロン・コンスタンタンを含む)といった支柱となる主要ブランドに加え、ブルガリ、タグ・ホイヤー、ゼニスなどのLVMH傘下のブランド、エルメス、シャネル、そしてオリスやノルケインなどのスイス独立系ブランド、さらに日本のグランドセイコーやドイツのノモスといった国際的なブランドも参加している。
Watches & Wondersの声明によると、2026年に新たに加わる10ブランドには、ベーレンス(Behrens)、ビアンシェ(Bianchet)、B.R.M クロノグラフ(B.R.M Chronographes)、シャルル・ジラルディエ(Charles Girardier)、コルム(Corum)、クレドール(Credor)、ファーブル・ルーバ(Favre Leuba)、マーチ LA.B(MARCH LA.B)、ジン スペツィアルウーレン(Sinn Spezialuhren)が含まれる。LVMH傘下のスイスのクロックメーカーであるレペ 1839(L'Epée 1839)も参加することになり、この時計サロンに加わる総ブランド数は、2025年の60ブランドから2026年には66ブランドに増加する予定だ。
その一方で、これまで参加していた4つの時計メーカーは来年のイベントから撤退する。リシュモン傘下のモンブラン、フランスを拠点とするスイスの時計メーカーであるベル&ロス、スイスのスピーク・マリン、そしてドイツのマイスタージンガーだ。
声明によると、スイスブランドのH.モーザーとフレデリック・コンスタントは展覧会での存在感を高め、来年には主要出展者のなかでもより大きな展示スペースへと移動するという。
オーデマ ピゲと、年間売上高が10億スイスフラン(日本円で約1870億円)を超えるもうひとつのスイス独立系ブランド、リシャール・ミルは、前身であるSIHH(Salon international de la haute horlogerie、国際高級時計サロン)を2019年の開催を最後に離脱していた。同見本市の運営・開催を担うWatches & Wonders財団は、2022年にロレックス、パテック フィリップ、リシュモンによって設立された。
売上高トップのオメガを含むスウォッチ グループの企業はWatches & Wondersには参加しておらず、スイス時計業界のもうひとつの主要プレーヤーであるブライトリングも参加しないことを選択した。
Watches & Wonders財団のCEOであるマチュー・ユメール(Matthieu Humair)氏は、Watches & Wonders 2026は空港近くのコンベンションホールで開催される展覧会だけでなく、ジュネーブ市内でより多くのイベント、ミーティング、集まりへと拡大すると述べている。
Watches & Wondersは4月14日から20日までジュネーブで開催され、リテーラーとジャーナリスト向けとなる4日間のプロフェッショナルデーと、3日間の一般公開日が含まれる予定だ。
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