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名だたる百貨店や高級ブティックが集まる世界有数のショッピングエリア、ニューヨーク5番街に位置するシチズンウオッチグループのフラグシップストアは、ブランド独自の光発電技術であるエコ・ドライブの革新50周年を祝うにふさわしい舞台であった。この節目を記念し、HODINKEEコミュニティのメンバーたちは、シチズンウォッチアメリカのマーチャンダイジングディレクターであるニール・ブリック(Neall Brick)氏、シチズンウォッチジャパンでエコ・ドライブムーブメントのエンジニアを務める森田翔一郎氏、HODINKEE Japan編集長の関口
優、そしてHODINKEE副編集長のティム・ジェフリーズとともに、趣向を凝らしたカクテルや握り寿司を味わいながら歴代モデルの数々に触れ、光発電時計の創造を追求し続けてきたブランドの歩みに迫るパネルディスカッションに参加した。
来場者たちはエコ・ドライブの歴史、開発、そして進化について理解を深めるディスカッションに耳を傾けた。パネリストたちは、現在展開されているエコ・ドライブ搭載モデルの幅広さを振り返るとともに、今後さらに多様なスタイルのエコ・ドライブウォッチを生み出していくという技術的な志について語った。世界中すべての人々に時計を届けるという、100年以上にわたるシチズンの理念は、エコ・ドライブの成功によっていまなお受け継がれている。そしてその成功は、さらなる長時間駆動、より一層の低消費電力化、存在感のある長く重い針、そしてより小型のケースサイズといった新たな可能性の探求へとつながっているのである。会場であった、ニューヨークのシチズンウオッチグループのフラグシップストアに位置するフラッグシップ・ミュージアムが、エコ・ドライブの歩みを体感できる没入型の空間へとアップデートされ、シチズンの新たなグローバルキャンペーン、“Powered by Any Light”の特別上映も行われた。来場者は会場を巡りながら歴史的なデザインやヴィンテージ広告に触れ、コミュニティメンバーたちとの交流を楽しんだ。
エコ・ドライブの開発の歩みは、単なる技術の進化にとどまらず、哲学的な探求としての側面も色濃く持っている。1970年代、クォーツの登場によって時計の精度は大きく向上した一方で、使い切り電池には課題も残されていた。電池はどれほど長寿命であっても、やがて交換が必要になるうえ、当時はその交換が容易ではない国や地域も少なくなかったのである。加えて廃棄の問題も無視できなかった。そうしたなか、世界的なエネルギー危機を背景に太陽電池の可能性に注目が集まり、シチズンはクリーンなエネルギーとしての光発電に着目した。エコ・ドライブは、こうした時代の要請に応えるかたちで、製品のライフサイクル全体を通じて廃棄物を削減するという発想から生まれたのである。1976年、世界初のクォーツ腕時計の登場からわずか7年後、シチズンは世界初のアナログ式光発電時計であるクリストロン ソーラーセルを発売し、サステナブルな時計づくりの先駆者としての地位を確立した。さらに、エコ・ドライブはあらゆる光で駆動できる特性により、ブランドを代表する技術として定着していった。
近年、ソーラー駆動の腕時計は業界全体で存在感を高めているが、シチズン独自のエコ・ドライブ技術は依然として別格である。シチズンは50年にわたり、計時に必要なエネルギーのハードルを引き下げ続け、薄暗いオフィスの蛍光灯からショールームのやわらかな光に至るまで、あらゆる光源を取り込み、安定したパワーリザーブへと変換するシステムを磨き上げてきた。エコ・ドライブは、クォーツウォッチ最大の課題である電池寿命の限界に対して包括的な解決策を提示している。しかしシチズンはそこにとどまらない。この50年にわたり光発電による性能の限界を押し広げ続けてきた。その成果として、厚さ1mmを実現したエコ・ドライブ ワンムーブメント(世界最薄の光発電ウォッチ)や、1度のフル充電で1年間駆動するE365が生まれている。
文字盤の下に隠すことができるソーラーセルの登場は、シチズンにこれまでにないほど幅広いデザイン表現の可能性をもたらした。構造色インクや職人技が光る和紙、さらにはミッキーマウスといったキャラクターモチーフに至るまで、この50年にわたりシチズンは光発電ウォッチのビジュアルを再定義し続けてきたのである。さらに、サテライト ウエーブ GPSや電波時計、自立式で年差±1秒を実現したCal.0100、そしてスーパーチタニウム™といったブランド独自の技術と組み合わせることで、シチズンは光発電による計時の可能性をいっそう押し広げ続けている。森田氏はまた、「完成された製品は、次なる革新のサイクルの始まりにすぎない」と語り、終わりなき進化への姿勢を示した。
楽しい時間には終わりがあるもので、この夜も熱気に包まれたコミュニティの面々が夜の街へと繰り出すなか幕を閉じた。締めくくりのQ&Aセッションでは、ひとりの参加者が立ち上がり、10年間愛用してきた自身のエコ・ドライブがいかに高い精度を保ち続けているかを語る場面があった。そこに質問はなく、ただブランドへの純粋な熱意があふれていたのが印象的だった。この50年でシチズンが成し遂げてきた数々の成果を踏まえれば、あらゆる光を力に変えるエコ・ドライブとそれを愛する人々にとって、これから先にも明るい未来が待っているに違いない。
本イベントは、シチズンとのパートナーシップにより開催されました。
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