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我々が知っていること
Watches & Wondersで、H.モーザーはフラッグシップモデルであるストリームライナーで新たな方向性を打ち出し、34mmと28mmの“トゥーハンズ”を発表しました。これは2020年のコレクション発表以来、最小サイズとなります。これまで同コレクションは主に40mm以上のサイズ展開が中心だったため、今回の動きは小さな変更ではなく、ストリームライナーにおいてこれまでほとんど手つかずだった領域への本格的な拡張と言えます。
両モデルはステンレススティール(SS)製で、デザインの核となっている一体型ブレスレットを継承。ケースおよびブレスレットは小径化に合わせてわずかに再設計されていますが、全体の外観は維持されています。サイズが変わっても、ダイヤルはコレクションのほかのモデルと一貫した仕上がりで、34mmモデルはシルバーのフュメダイヤル、28mmモデルはバーガンディのフュメダイヤルを採用。ミニマルなアプローチに則り、インデックスもロゴも排し、スーパールミノバを塗布した針が唯一の機能的な要素として残されています。
このミニマリズムは表示にもおよんでいます。本作は文字どおりタイムオンリーウォッチで、時と分のみを表示し、秒針は備えていません。この点は、既存のストリームライナーコレクションの多くのモデルとは著しく異なる点です。通常、中央に秒針が配置されているか、あるいはより複雑なモデルでは何らかの形で秒表示が設けられています。
34mmモデルには自社製の自動巻きCal.HMC 400を、28mmモデルにはより小型のCal.HMC 410を搭載。いずれもパワーリザーブは約60時間、振動数は2万5200振動/時で、ソリッドゴールド製ローターを備え、仕上げもブランドらしい高いクオリティが保たれています。
両モデルともSS製の一体型ブレスレットが付属し、価格は469万7000円(税込)です。
我々の考え
これまでストリームライナーの最小サイズは40mmであり、モーザー全体のカタログを見ても、38mmを下回ることはほとんどありませんでした。34mm、とりわけ28mmへの移行は大きな方向転換と言えるでしょう。その一方で、一体型ブレスレットや自社製の自動巻きムーブメント、全体の仕上げは完成度を損なうことなく維持されており、これほどの小型化にしばしば伴われる仕様の簡略化は行われていません。
秒針を省いた点も意図的でしょう。多くのストリームライナーが何らかの秒表示を備えるなかで、それを排することでダイヤルの圧迫感を避け、モーザーのミニマリズムをより強調しています。結果として、よりクリーンで落ち着いた印象となり、このサイズ感に適したバランスに仕上がっています。単なる小型化ではなく、異なるスケールにおけるストリームライナーの在り方を再考した結果といえるでしょう。これが今後の方向性を示すものなのか、あるいは試験的な試みなのかはまだわかりませんが、きわめて魅力的な一手であり、今後のラインナップにも広がることを期待したいところです。
基本情報
ブランド: H.モーザー(H. Moser & Cie.)
モデル名: ストリームライナー・トゥーハンズ 28mm/34mm(Streamliner Two Hands 28mm/34mm)
型番: 6400-1200(34mm)/6410-1200(28mm)
直径: 34.2mm/28.3mm
厚さ: 9.7mm(34mm)/8.9mm(28mm)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: フロスト仕上げのシルバー フュメダイヤル(34mm)/フロスト仕上げのバーガンディ フュメダイヤル(28mm)
インデックス: なし
夜光: 針にスーパールミノバ
防水性能: 120m
ストラップ/ブレスレット: SS製の一体型ブレスレット
ムーブメント情報
キャリバー: HMC 400(34mm)/HMC 410(28mm)
機能: 時・分表示
直径: 29.6mm(HMC 400)/18.7mm(HMC 410)
厚さ: 3.9mm
パワーリザーブ: 60時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万5200振動/時
石数: 27
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: 469万7000円(税込)
発売時期: 発売中
限定: なし
詳しくはこちらをご覧ください。
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