trophy slideshow-left slideshow-right chevron-right chevron-light chevron-light play play-outline external-arrow pointer hodinkee-shop hodinkee-shop share-arrow share show-more-arrow watch101-hotspot instagram nav dropdown-arrow full-article-view read-more-arrow close close email facebook h image-centric-view newletter-icon pinterest search-light search thumbnail-view twitter view-image checkmark triangle-down chevron-right-circle chevron-right-circle-white lock shop live events conversation watch plus plus-circle camera comments download x heart comment default-watch-avatar overflow check-circle right-white right-black comment-bubble instagram speech-bubble shopping-bag

Introducing パネライよりルミノール クロノ フライバック ルナ・ロッサ チタニオとルミノール トレ ジョルニ ルナ・ロッサが新登場

パネライはヨットチームとの繋がりを活かし、2本の新作を発表した。

ADVERTISEMENT

我々が知っていること

パネライは先日、第38回アメリカズカップに向けた取り組みの一環として、魅力的な新作2モデルを発表した。アメリカズカップは2027年、初めてイタリア・ナポリで初開催される予定で、同ブランドはルナ・ロッサ プラダ ピレリ セーリングチームのスポンサーを務めている。パネライが同大会とパートナーシップを結ぶのは今回で3度目。クールグレーのダイヤルを備えた2モデルのうちひとつ目が150本限定のルミノール クロノ フライバック ルナ・ロッサ チタニオ PAM01654で、もうひとつはルミノール トレ ジョルニ ルナ・ロッサ PAM01653だ。

Panerai Luminor Luna Rossa

 限定ではないルミノール トレ ジョルニ ルナ・ロッサは、44mmのAISI 316LVMグレード(1.4441)の ステンレススティール製ケースを採用(なお、両モデルとも厚さは未公表)。ミドルケースとベゼルはポリッシュ仕上げで、レバーとリューズはサテン仕上げだ。ソリッドケースバックの内側には、手巻きのCal.P.6000ムーブメントを搭載。3日間のパワーリザーブを誇り、振動数は2万1600振動/時、防水性能は100mだ。

 またデザインも刷新され、ホワイトのスーパールミノバX1を配したグレーのサンドイッチダイヤルと、9時位置のスモールセコンドを備えている。ストラップはブラックラバーとグレーテキスタイルを組み合わせたバイマテリアル仕様で、24mmから22mmへテーパーするルナ・ロッサのレッドストライプがあしらわれている。価格は100万1000円(税込)だ。

Panerai Flyback Luna Rossa

 44mmの限定モデルであるルミノール クロノ フライバック ルナ・ロッサ チタニオは時刻表示のみの3日間パワーリザーブモデルに比べ、さまざまな面で進化している。ミドルケース、レバー、リューズにはサテン仕上げのチタンを、ベゼルにはポリッシュ仕上げのチタンを採用している。防水性能は100mだ。またチタン製のねじ込み式シースルーバックにはサファイアクリスタルが用いられており、垂直クラッチとコラムホイールを備えた自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.P.9100を眺めることができる。このムーブメントは時・分・秒表示に加え、センター同軸積算計のフライバッククロノグラフ機能を搭載する。

 ムーブメントはふたつの香箱を直列に配置し、72時間のパワーリザーブを確保。9時側に配置されたクロノグラフプッシャーにはレッドラッカーのアクセントをあしらっており、親指で操作しやすい設計となっている。さらに、グレーのサンドイッチダイヤルには航海用タキメータースケールが印字されており、ルナ・ロッサ艇の速度を計測することも可能だ。本作にもホワイトのスーパールミノバX1を採用し、3時位置に12時間積算計、9時位置にスモールセコンドを備えている。150本限定で、価格は235万4000円(税込)である。

Luminor Flyback Caseback

我々の考え

最近、ミンからセンター同軸積算計を搭載した第5世代のクロノグラフが登場したが、これは時計デザインのなかでも個人的に大好きな構成だ(ロンジンの13ZN ソンマトーレ・セトラーレは自分にとって究極の1本である)。パネライもこのデザインを採用し続ける数少ないブランドのひとつで、ややサイズは大きめながら非常にクールで、レガッタタイマーとして使われることも多い。パネライのクロノグラフはしばしば過小評価されがちであり、たとえばラトラパンテトや過去のチタン製フライバッククロノグラフ(PAM00615など)は中古市場で8000ドル(日本円で約115万円)以下で購入できることもあり、なりお買い得だと思う。

Luminor Panerai Flyback

 私の考えでは、今回のルナ・ロッサシリーズはこれまでで最も完成度が高いと思う。これまでの初代と2代目はダイヤルのデザインが少し奇抜だったり、明るすぎたりして自分の好みには合わなかった。今回のグレーのサンドイッチダイヤルは、以前のブルーサンバーストダイヤルに比べて実用的で、レースの現場でも使いやすいはずだ。特にイタリアの強い日射しの下では、ブルーサンバーストはやや眩しすぎるかもしれない。ルミノール 3デイズバージョンの価格はブランド料として500ドル(日本円で約7万円)ほど上乗せされている印象はあるが、それでもこのモデルを欲しいと思う人にとっては十分に価値があるだろう。

Luminor Luna Rossa

基本情報

ブランド: パネライ(Panerai)
モデル名: ルミノール クロノ フライバック ルナ・ロッサ チタニオ/ルミノール トレ ジョルニ ルナ・ロッサ PAM01653(Luminor Chrono Flyback Luna Rossa Titanio; Luminor Luna Rossa)
型番: PAM01654 (クロノグラフ)、 PAM01653(タイムオンリー) 

直径: 44mm
ケース素材: チタン(クロノグラフ)、 AISI 316LVM グレード(1.4441)のステンレススティール(タイムオンリー)
文字盤色: グレーサンドイッチダイヤル
インデックス: プリント、彫り込み式のアワーマーカー
夜光: スーパールミノバX1
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ブラックラバーとグレーテキスタイルのバイマテリアルストラップ(ルナ・ロッサのレッドストライプ入り)、ケース素材と合わせたバックル、付属のブラックラバーストラップ

Luminor Luna Rossa

ムーブメント情報

キャリバー: P.9100(クロノグラフ)、 P.6000(タイムオンリー)
機能: 時・分表示、スモールセコンド、センター同軸積算計によるフライバッククロノグラフ、12時間積算計(クロノグラフ)/時・分表示、スモールセコンド、ストップセコンド機能(タイムオンリー)
パワーリザーブ: ともに72時間
巻き上げ方式: クロノグラフは自動巻き、タイムオンリーは手巻き式
振動数: 2万8800振動/時(クロノグラフ)、2万1600振動/時(タイムオンリー)
石数: クロノグラフは37、タイムオンリーは19
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: クロノグラフは235万4000円/タイムオンリーは100万1000円(すべて税込)
発売: 発売中
限定: あり、クロノグラフは150本限定

詳しくはこちらをご覧ください。