バルチックエルメティックサマーが登場

我々が知っていること

エルメティックはバルチックとって、急速に実験的モデルの中心的存在となりつつある。オリジナルのツアラーモデルに続き、ユニークなデュアルタイムモデルも登場したが、ニューヨークの夏の熱波に合わせるかのようにサマーシーズンに向けた新たな4つのカラーバリエーションがラインナップに加わった。

　新作のバルチックエルメティックは、直径37mmで厚さ10.8mmのステンレススティール製のケースを採用し、ボーゲルスタイルの控えめなデザイン、埋め込みリューズ、そして150mの防水性能を備えている。そのすべてはダブルドーム型サファイアクリスタル風防の下に収められており、ラグ・トゥ・ラグは46mm、ラグ幅は20mmで従来モデルと同じ仕様だ。ムーブメントも同様に自動巻きのミヨタ 9093（パワーリザーブ42時間）を引き続き搭載している。

　今回アップデートされたモデルは、光沢仕上げのピンク、オレンジ、イエロー、ターコイズの新しいダイヤルを備え、インデックスには立体的なスーパールミノバBGW9を採用している。ストラップはダイヤルカラーに合わせたバルカナイズドラバー（FKM）製ラバーストラップ、またはSS製のライスビーズブレスレット、フラットリンクブレスレットから選択が可能だ。価格はラバーストラップ仕様で550ユーロ（日本円で約9万3000円）から、ブレスレット仕様で615ユーロ（日本円で10万4000円）からとなっている。

我々の考え

私はバルチックエルメティックが大好きだ。私が持っているのはベージュのオリジナルツアーで、親しい友人なら知っていることだが、これは私のワードローブにおいてほぼ唯一の“カラー”アイテムだ。より冒険的で明るく陽気な人たちにとって、今回の新作はラインナップに少しパンチを加える、素晴らしい夏の選択肢となるだろう。ただひとつ気になる点を挙げるとすれば、デザイン的に重要な要素である埋め込みリューズは爪が短いと操作しにくいことだろうか。だがすぐに慣れるはずだ。

　いわゆるティファニー…いや、ターコイズダイヤルがブランドにとって最も大きな成功を収めるだろうと予想している。この特有のブルーの色合いは、どのブランドにとっても売れ筋カラーになる傾向があるからだ。普段はブレスレット派の私だが、今この汗だくになるような酷暑のなかで執筆していることもあって、新作にはダイヤルカラーとマッチするFKMラバーストラップの方が快適で楽しめる組み合わせではないかと感じている。

基本情報

ブランド: バルチック（Baltic）
モデル名: エルメティックサマー（Hermétique Summer）

直径: 37mm
厚さ: 10.8mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: 光沢仕上げのピンク、オレンジ、イエロー、ターコイズ
インデックス: プリントインデックス、立体的なスーパールミノバBGW9
防水性能: 150m
ストラップ/ブレスレット: バナルカイズドラバー（FKM）製ラバーストラップ、SS製ライスビーズブレスレット、またはSS製フラットリンクブレスレット

ムーブメント情報

キャリバー: ミヨタ 9039（Miyota 9039）
機能: 時・分表示、センターセコンド表示、ハック機構
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 自動巻き

価格＆発売時期

価格: ストラップ仕様は550ユーロ（日本円で約9万3000円）、ブレスレット仕様は615ユーロ（日本円で約10万4000円）
発売: 発売中
限定: なし

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