Introducing レッセンス TYPE 9 ARM “スキャッタリング サン”で、アーモリーとのコレボレーションを発表

　レッセンス TYPE 9は直径39mmで厚さ11mm、そして重量わずか39gのケースを備えている。サンドブラスト仕上げのグレード5チタン製ダイヤルには、もうひとつのクラシックなひねりとして、サーモンカラーのPVDコーティングが施されている。時刻表示はふたつのサテライト機構によって行われ、インダイヤルで時間を、メインダイヤルで分を表示する。それらは9.75°に傾斜したジュエルベアリング上を回転し、ドーム型ダイヤルに立体感をもたらしている。

　この時計を駆動するのはROCS（レッセンス・オービタル・コンベックス・システム）9モジュールだ。自動巻きのベースキャリバーはカスタマイズされ、その分針軸によって動く。巻き上げや時刻合わせはケースバックから行う仕様だが、いずれもゆっくり操作する必要がある。パワーリザーブは36時間。防水性能は10mと、ごく日常的な防水にとどまる。

　価格は1万9000ドル（日本円で約280万8000円）で、限定20本。詳細を知りたい人や購入希望者は、アーモリーの店舗または公式ウェブサイトを確認して欲しい。

　手に取り、その驚くほどの軽さを感じるまで、一見するとこの時計はプラチナのように見える。大幅に軽量化され、サイズも抑えられているため装着感は非常に快適で、ドレスアップにもドレスダウンにも対応し、スーツにも合わせられる。まさにチョー氏がこのコラボレーションをデザインした理由にかなう、レッセンスらしい1本となっている。サーモンカラーの活用は流行のサイクルを経てきた。流行のピークを迎えたのちの過剰な使用を経て、現在はより慎重に用いられるというトレンドの循環をたどっている。幸いにも今回は、正しいトーンのサーモンを、意外性のある適切な場面で使っている。

　フルーテッドベゼルを実用的な分目盛りとして機能させた点も賢い選択だ。時計を小型化するには分表示をベゼルに移す必要があるが、それをエレガントかつ創造的に実現しているのだ。さらに、ハイライトとシャドウのコントラストによって、全体がポリッシュされすぎたり、平坦に見えたりするのを防いでいる。最後に、このコラボレーションモデルは、昨年のモデル発売時より約3500ドル（日本円で約52万円）高く設定されている。そのため、新しいベゼルとダイヤルにどれだけの価値を見出すかは購入者次第となるだろう。とはいえ、全体としてかなりよくまとまっていると思う。

ブランド: レッセンス（Ressence）
モデル名: TYPE 9 ARM “スキャッタリング サン”（TYPE 9 ARM 'Scattering Sun'）

直径: 39mm
厚さ: 11mm
ケース素材: ポリッシュ仕上げを施したグレード5チタンケースに、ポリッシュ仕上げを施したグレード5チタン製フルーテッドベゼル
文字盤色: サーモンカラーPVDコーティングを施した、サンドブラスト仕上げグレード5チタン製ダイヤル
インデックス: 分目盛りとして機能するベゼルはエングレービング
夜光: グリーンのグレードA スーパールミノバ®
防水性能: 10m（日常生活防水）
ストラップ/ブレスレット: スエード製チョコレートストラップ（20/18mm）、チタン製アルディヨンバックル付き

キャリバー: ROCS 9
機能: 時・分表示
パワーリザーブ: 36時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 31
クロノメーター認定: なし
追加情報: 重量は39g（ストラップ込み）

価格: 1万9000ドル（日本円で約280万8000円）
発売時期: アーモリーにて発売中
限定: あり、20本限定

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