ADVERTISEMENT
我々が知っていること
正直に言おう。“ビーバームーン”という言葉を聞いたことがあるだろうか? いや、私もこの最新のムーンスウォッチを見るまで知らなかった。どうやらスウォッチの人たちは、まだ見ぬ月を次々と発見し、それを創造的に形にしているようだ。その証拠に登場したのが、オメガ×スウォッチのミッション トゥ アースフェイズ ムーンシャインゴールド “ビーバームーン”である。結論から言うと、この新作リミテッドエディションは、これまでのように1日限りの販売ではない。2025年11月5日から新月となる11月20日までの期間、ムーンスウォッチを取り扱うすべてのスウォッチストアで販売される予定だ。
今回の新作は前回モデルを踏襲しており、ブルーのバイオセラミック製ケースを採用。これまでのムーンスウォッチのムーンフェイズバージョンと同じスペックを備えている。ダイヤルはホワイトで、外周にはラメのように輝くブルーのトラックが配され、同じく煌めくブルーの針とムーンフェイズと調和している。ただし今回のムーンフェイズは、ポップコーンのバケツではなく、ビーバーにかじられた木のようなモチーフに変更されている。
なぜビーバーなのか? それは、長年にわたりオールド・ファーマーズ・アルマナック(天体や天気予報、自然現象、民間伝承などを収録する農事暦)が、自然や民間伝承にちなんで各月の満月にニックネームを付けてきたためだ。どうやらこの時期は、ビーバーたちが巣にこもり始める季節なのだという…わかるよ、ビーバーたち。わかるとも。
スヌーピー好きなら安心して欲しい。今回のセカンドムーンフェイズにも子犬の肉球が残されており、さらにスヌーピーとウッドストックのイラスト、そしてダイヤル上には隠された蓄光仕様の“考えごと”の吹き出しが描かれている(針とインデックスも同様に蓄光仕様だ)。アランニットのセーターを着て、ホットココアを淹れながらビーバーになりきるこの季節。もし幸運にも近くにスウォッチストアがあるなら、新しいビーバームーンムーンスウォッチを身に着けてみてはいかがだろう。価格は5万7200円(税込)である。
我々の考え
スウォッチが我々の大好きなカナダのポップスターにちなんだ時計を出してくれたなんて最高だ...あ、違った。これはBEAVERムーンであってBIEBERムーンじゃないらしい。冗談はさておき、オメガとスウォッチが時計業界における最大級の商業的成功のひとつを生み出したのは間違いない。そしてこの継続的な人気が、ムーンスウォッチがまだまだ健在であることを証明している。少なくとも、月のネタが尽きるまでは。
きっと、ポケモンのように全種コンプリートを目指している人も少なからずいるだろう。そうしたキッチュなコンセプトはさておき、スウォッチが特別仕様のバリエーションを継続的にリリースし続けること自体は悪くないと私は思う。なぜなら、最初のモデルも2番目も、3番目も、いや10番目ですら手に入れられなかった人たちが、今でもひとつは欲しいと感じているからだ。確かに、スウォッチストアの近くにいなければ手に入らないという制約は残念ではある。しかしリリースが増えるほど、普段なら立ち寄らないような場所で、偶然にも店の前を通りかかって新作を手にする。そんな幸運に巡り会う人もきっと増えていくはずだ。
基本情報
ブランド: スウォッチ×オメガ(Swatch × Omega)
モデル名: ミッション トゥ アースフェイズ ムーンシャインゴールド(Mission To Earthphase – Moonshine Gold)
型番: SO33N704L
直径: 42mm
厚さ: 13.75mm
ラグ・トゥ・ラグ: 47.3mm
ケース素材: バイオセラミック
文字盤: ホワイトオパライン
インデックス: 夜光で光るムーンフェイズおよびアースフェイズ、針、インデックス
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ネイビーラバーストラップ
価格&発売時期
価格: 5万7200円(税込)
発売時期: 2025年11月5日から新月となる11月20日まで。ムーンスウォッチを取り扱うすべてのスウォッチストアにて販売
限定: あり、期間限定で販売
詳しくはこちらをご覧ください。
話題の記事
Auctions 信じられないミステリークロック、王室のブレゲウォッチ、そして希少なパテックのセット―サザビーズとクリスティーズの秋季ジュネーブ オークション
アンティコルム ジュネーブ オークション ジャパンプレビューで見つけた注目ロット10選
Business News ロレックスとリシュモンの幹部がトランプ大統領と会談