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我々が知っていること
私たちはトッド・スナイダー(Todd Snyder)氏とのコラボレーションが大好きだが、ここ最近はいくつも登場している。ギャップやJ.Crewでメンズウェアデザイナーを務めたのち、自身の名を冠したメンズウェアブランドを率いる彼は時計好きとしても知られており、私自身も彼のブランドが展開する多くのアイテムのファンだ。ただし、そうしたコラボモデルはすぐに完売してしまうのが常である。だからこそ、数日前に発売されたばかりの最新コラボ、タイメックス×トッドスナイダー “ディラン”について今こうして書けるのは意外であり、さらに言えば、その仕上がりが実に見事であることに驚かされている。
本作はタイメックス マーリンをベースにしており、直径34mm、厚さ約10mm、ラグ幅18mmというサイズ感だ。現代の基準ではやや小振りに映るかもしれないが、クラシックなサイズを恐れず採用するのはデザイナーらしい選択だ。クラシックといえば、このモデルはスナイダー氏のブランドを象徴するアイテムのひとつ、スエードのディランジャケット(彼のお気に入りでもある)にちなんで名付けられている。さらにもうひとつのクラシックな要素として、風防にはサファイアではなくアクリルを採用しており、1960年代のマーリンを彷彿とさせる。
ディランにちなんだ名が示すように、本モデルは2色展開。トッドスナイダーのウェブサイト(または店舗)で購入できるオリーブグリーンとブラックのディランジャケットに合わせた配色だ。ひとつは、ゴールドトーンのケースに同じトーンのブレゲ数字を配し、オリーブダイヤルとオリーブレザーストラップを組み合わせたモデル。もうひとつは、ブラックダイヤルにシルバーの数字と標準的なスティールケースを採用し、より汎用性の高いモデルだ。どちらのモデルにも、ケースカラーに合わせた力強いドーフィン針が備わっている。
昨年、UBS House of Craftのイベントでトッド・スナイダー氏本人に会ったとき、私はクローゼットのスペースと時計予算を縮小させた張本人に対峙する機会だと冗談を言ったことがある。幸いなことにタイメックス×トッドスナイダー “ディラン”はジャケットよりも安価で、149ドル(日本円で約2万2000円)で手に入る。
我々の考え
間違いなく私はトッドスナイダーのファンだ。しかしプレスリリースがメールで届いたとき、最初はコラボレーションだと気づかず、ただ単純にかっこいい時計だと思っただけだった。おもしろいことに、私はオリーブのディランジャケットを1着持っていて(昨年の対談でも着ていた)、ブラックのディランジャケットはほぼ同じくらい長いあいだウィッシュリストに入っている。それでも言ったように、新しいジャケットを買うよりは、この時計を1本(もしくは2本)手に入れるほうが財布にはやさしい。予算のことはさておき、私はこの時計がきわめて魅力的だと思うし、ヴィンテージのようなサイズ感やインスピレーションをまさにど真ん中で捉えていると思う。
基本情報
ブランド: タイメックス×トッドスナイダー(Timex×Todd Snyder)
モデル: ディラン(Dylan)
直径: 34mm
厚さ: 約10mm
ケース素材: ステンレススティール(無加工またはゴールドコーティング)
文字盤色: ブラックまたはオリーブグリーン
インデックス: アプライドのブレゲ数字
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ダイヤルに合わせたブラックまたはオリーブのストラップ、クイックリリース仕様
ムーブメント情報
キャリバー: クォーツムーブメント
機能: 時・分表示、センターセコンド
駆動方式: 電池式
価格&発売時期
価格: 149ドル(日本円で約2万2000円)
発売時期: 発売中
限定: あり、しかし本数は非公開
詳しくはこちらをご覧ください。
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