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我々が知っていること
タンブールは間違いなくルイ・ヴィトンにおけるウォッチコレクションのフラッグシップモデルであり、今回発表された新作はブランドのクラフツマンシップを前面に押し出した1本となっている。昨年、ルイ・ヴィトンはタンブール コンバージェンスの魅力的な2本を発表した。これは直径37mmでヴィンテージ風のケースを採用しており、上部の開口部からデジタル式で時・分を表示するモントル・ア・ギシェ(montres à guichet)スタイルを現代的に解釈したものだった。そして今回のタンブール オトマティック コンバージェンス ギョーシェでは希少で垂涎の的となっている伝統技法である手作業のギヨシェというさらなるサヴォアフェールを披露している。
この新作は直径37mm×厚さわずか8mmというきわめて着け心地がいいプロポーションを前作から継承しつつ、その主役をギヨシェ装飾に据えている。これはスイス・メイランにあるケース製作、装飾、ムーブメントの各アトリエがひとつに集結した証だ。これらのアトリエはルイ・ヴィトンが2011年に買収した時計専門の工房、ラ・ファブリク・デュ・タンの統括下にある。
ギヨシェとは手動の機械を用いて時計のダイヤルやケース、パーツに複雑で規則的な幾何学模様を刻む専門的な工芸技術だ。ルイ・ヴィトンの場合、1850年代までさかのぼるローズエンジンマシンを使用しており、その修復には1年以上を要したという。
工房にある1935年製の直線用エンジンマシンもまた、広範な改修を必要とした。これら古の道具を操るのは、独自のギヨシェパターンやデザインを生み出すノウハウを長年かけて習得した専門の職人たちだ。我々は最近、ジュネーブ近郊のメイランにある工房を訪れ、その工程を目の当たりにした。
ジュネーブ近郊メイランにあるラ・ファブリク・デュ・タンのギヨシェ職人。
機械を操作するギヨシェ職人は(顕微鏡で拡大した)視覚と触覚の両方を駆使し、ゴールドに対して彫りの深さが十分か、正しいラインとパターンを描いているかを確認する。それは気の遠くなるような、ゆっくりとした作業だ。ルイ・ヴィトンによれば、今回のタンブール オトマティック コンバージェンス ギョーシェは特に難易度が高いと言う。なぜなら、ローズゴールド(RG)製のケースはドーム型であり、彫刻ツールはダイヤル上の波打つようなウェーブパターンを実現するために、三次元的な輪郭をなぞらなければならないからだ。職人は一貫した幾何学パターンを維持するために、カッティングの圧力と深さを絶えず調整する必要がある。同ブランドによれば、本作を1本製作するのに約16時間の彫刻作業を要するという。これらすべての熟練したクラフツマンシップと材料費は、896万5000円(税込)という小売価格に反映されている。
我々の考え
RG製のケースにカーフスキンのレザーストラップを組み合わせ、ブランドの刻印が入った同色のゴールド製ピンバックルを備えた本作では、ギヨシェ装飾こそがすべてだ。内部には昨年デビューした、デジタル式の時・分表示を駆動する自社製ムーブメントを搭載しており、シースルーバックからその姿を眺めることができる。総じてタンブール オトマティック コンバージェンス ギョーシェはルイ・ヴィトンの時計部門が培ってきた芸術的で工芸的な技術を祝福し披露するショーケースのような存在である。そして同ブランドの時計が、スイス時計業界で最も歴史ある最高級ブランドと対等に肩を並べられることをハイラグジュアリーな形で改めて明らかにしてくれるのだ。
基本情報
ブランド: ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)
モデル名: タンブール コンバージェンス ギヨシェ(Tambour Convergence Rose Gold Guilloché)
型番: W9PG21
直径: 37mm
厚さ: 8mm
ケース素材: ローズゴールド
文字盤: RG
インデックス: 時・分ディスクに転写プリント
夜光: なし
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: ブルーのカーフレザー、ブラックのカーフレザーライニング、18KRG製ピンバックル
ムーブメント情報
キャリバー: LFT MA01.01
機能: デジタル式の時・分表示
パワーリザーブ: 45時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 26
クロノメーター認定: なし
価格&発売時期
価格: 896万5000円(税込)
発売時期: 発売中
限定: 限定生産
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