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Introducing クロノスイスのスモールセコンドコレクションに、サーペンティンとジャスパーが登場

クロノスイスが今回初めて採用したのは、1本ごとに表情の異なる天然石ダイヤルだ。

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クロノスイスのスモールセコンドコレクションから、スモールセコンド サーペンティンとスモールセコンド ジャスパーが発表された。ブランドの説明によれば、ジャスパー(碧玉)には創業者ゲルト・R・ラングへのオマージュとしてブランド創業の地であるドイツ産の天然石を採用。一方のサーペンティン(蛇紋石)には、現在の時計づくりの拠点であるアトリエ・ルツェルンにちなみ、スイス産の天然石を用いている。

ジャスパー、サーペンティンの加工風景。

 ジャスパーの文字盤は、ドイツのイダー=オーバーシュタイン産。ベージュ、ブラウン、アイボリーが混ざり合う、暖色系の模様が特徴だ。一方サーペンティンは、ツェルマットとマッターホルン周辺で採取された石を使っている。こちらは深いグリーンを基調に、蛇の皮を思わせる独特の模様が浮かぶ。どちらも天然石をスライスして文字盤に加工するため、切り出す位置によって色や模様、質感が変わるのがポイントだ。

スモールセコンド サーペンティン。

スモールセコンド ジャスパー。

 2本のケースはともに直径40mm、厚さ11.5mm。オニオン型リューズやフルーテッドリングを備えたポリッシュ仕上げのベゼル、ドーム型の両面無反射コーティング付きサファイアクリスタルを共通して採用する。文字盤の9時位置には、ハンドギヨシェを施したスモールセコンドを配置。ジャスパーにはステンレススティールケースを、サーペンティンにはSSと18Kレッドゴールドのバイカラーケースを組み合わせている。

写真はスモールセコンド サーペンティンに搭載されるC.6000。

 ムーブメントは、両モデルとも自動巻きのC.6000。タングステン製のスケルトンローターやルテニウムメッキを施したブリッジ、放射状のコート・ド・ジュネーブ仕上げを備え、パワーリザーブは約55時間。いずれも世界限定50本。価格はスモールセコンド ジャスパーが297万円、スモールセコンド サーペンティンが429万円(ともに税込)で展開。ジャスパーは2026年8月発売予定で、サーペンティンは10月発売予定となっている。


ファースト・インプレッション

この時計を見ていて、まず気になったのは、なぜクロノスイスが天然石を選んだのかということだった。今回、クロノスイスが天然石ダイヤルを採用するのは初めてだという。クロノスイスはこれまで、ハンドギヨシェにエナメルを重ねたり、CVDコーティングを使ったりして、さまざまな技法によってダイヤルの色彩や光の表情をつくり出してきた。単にグリーンとアイボリーを表現するだけなら、彼らが持つ技術でつくることもできたはずだ。それでもあえて天然石を選んだのは、色彩だけでなく、どこで生まれた素材なのかという背景まで文字盤に持ち込みたかったのではないかと思う。

 同ブランドはクォーツ革命のさなか、1983年に時計師ゲルト・R・ラングによってドイツ・ミュンヘンで創業された。その後2012年にオリバー・エプシュテイン氏がブランドを引き継ぎ、拠点をスイス・ルツェルンへ移転。2013年には、ハンドギヨシェとエナメルを手がける自社アトリエも開設している。ドイツで生まれ、現在はスイスで時計づくりを続けるクロノスイスにとって、ドイツ産のジャスパーとスイス産のサーペンティンは、ブランドの過去と現在を象徴する素材でもある。色をつくるのではなく、それぞれの土地から生まれた色をそのまま使うことで、ブランドの歩みを素材の違いとして表現する。私には、今回の新作がそんな考え方から生まれたように見える。

 私はサーペンティンのほうが好みだ。理由は単純で、緑が好きだから。深いグリーンの天然石ダイヤルからストラップまで、グリーンを思い切り楽しめるところもいい。世界限定50本なので、実物を手に取れる機会は少ないだろう。それでも、もし手に取ることができたら、角度や光の当たり方でサーペンティンのグリーンの濃淡や模様がどう見えるのか、じっくり確かめてみたい。


基本情報

ブランド: クロノスイス(Chronoswiss)
モデル名: スモールセコンド サーペンティン(Small Second Serpentine)/スモールセコンド ジャスパー(Small Second Jasper)
型番: CH-8022R.2-STSE(サーペンティン)/CH-8023.2-STLS(ジャスパー)

直径: 40mm
厚さ: 11.5mm
ケース素材: ステンレススティール×18Kレッドゴールド(サーペンティン)/ステンレススティール(ジャスパー)
文字盤:グリーン(サーペンティン)/ブラウン(ジャスパー)
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ(針)
防水性能: 3気圧
ストラップ: カーフレザーストラップ


ムーブメント情報

キャリバー: C.6000
機能: 時・分表示、スモールセコンド
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 25
追加情報: タングステン製スケルトンローター、ルテニウムメッキ、放射状のコート・ド・ジュネーブ仕上げ


価格&発売時期

価格: サーペンティンは429万円、ジャスパーは297万円(ともに税込)
発売時期: サーペンティンは2026年10月発売予定、ジャスパーは8月発売予定
限定: あり、世界限定各50本

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