Introducing スタジオ・アンダードッグとマッセナLABがタッグを組み、シャンパンとキャビアのクロノグラフを製作

　この2層のダイヤルには多くの情報が詰め込まれている。ベースは放射状のサテン仕上げを施すことによって金属のような光沢を放っており、その外周にはタキメータースケールとミニッツトラックを備えている。中央には隆起したトップダイヤルがあり、美しい黄金色のシャンパングラスを思い起こさせる色調で、粗いテクスチャーの上に軽くフュメ仕上げが施されている（フルートグラスはご遠慮いただきたい）。スモールセコンド針は9時位置にある、スネイル装飾が施されたインダイヤルに収まっており、一方で主な焦点は3時位置の30分積算計であり、キャビアの缶に似せて作られており、チョウザメの卵のぬめりのある塩味を想起させる光沢のあるラッカーで仕上げられた立体的な粒が特徴だ。ひとつの繊細なディテールとして、白い先端の秒針の基部は実際のシャンパンボトルに似ている。見逃しやすいが、テーマを強調する効果がある。

　幅38.5mm、厚さ13.6mmのケース（ラグ・トゥ・ラグは44.5mm）のなかでは、セリタ製SW510Mのカスタムバージョンが時を刻んでおり、これはスタジオ・アンダードッグで以前、H.モーザーの“Project Passion”とのコラボレーションのときにのみ見られたものだ。これは間違いなくこれらのユーモラスなクロノグラフにとってより高級感をもたらすものであるが、それでも63時間のパワーリザーブを持ち、日差±5秒と評価された興味深いモノプッシャーを搭載したムーブメントだ。

　シャンパン＆キャビアは2200ドル（日本円で約34万円）で、わずか200本限定。11月11日GMT午後3時（編注；日本時間で11月11日の午後11時）からスタジオ・アンダードッグのウェブサイトで入手可能となる。ブランドは全200本が11月に発送されると述べている。

　この時計は確かに万人向けではないが、スタジオ・アンダードッグの多くのワイルドなコラボレーションについてはそう言える。集合体恐怖症の人は注意が必要だ。しかしこのおもしろさと同じくらい、私は実際にその繊細な表現に驚かされている。間近で見ても、あまり露骨ではなく、かなり用途が広く毎日着用できるものになっている。しかしそれが何を表しているのかを知っていると、すべてのイースターエッグが全力で現れ、間違いなく今年の最もユニークなダイヤルのひとつになっている。

ブランド: スタジオ・アンダードッグ×マッセナLAB（Studio Underd0g x Massena LAB）
モデル名: 03シリーズ シャンパン＆キャビア（03Series Champagne & Caviar）
型番: 03CHB

直径: 38.5mm
厚さ: 13.6mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤色: シャンパン、そしてキャビア
インデックス: プリント
夜光: スーパールミノバC3
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: The Strap Tailor製ペブルグレイン（キャビアを意味する）カーフスキンレザー製ストラップ

キャリバー: カスタムしたセリタ製SW510 M
機能: 時・分、センターセコンド、モノプッシャークロノグラフ
直径: 30mm
厚さ: 7mm
パワーリザーブ: 63時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時（4Hz）
石数: 23
クロノメーター認定: なし
追加情報: エラボレグレードで製造され5姿勢で調整済み、日差±5秒の精度

価格: 2200ドル（日本円で約34万円）
発売時期: スタジオ・アンダードッグのオンラインストア
限定: あり、200本限定

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