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Introducing レイモンド・ウェイルのミレジム ザ フィフティ―創業50周年を記念し、その歴史を体現する1本

ユニークなダイヤルと1976年製のニューオールドストックキャリバーを組み合わせたクロノグラフで、半世紀にわたるブランドの歴史を祝う。

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我々が知っていること

2023年、レイモンド・ウェイルはミレジムコレクションで成功を収めた。特に、ミレジム スモールセコンドがジュネーブ時計グランプリ(GPHG)のチャレンジ部門で受賞したことは、大きな話題となった。これまでの同ブランドのイメージを覆すようなデザインは、まさに受賞にふさわしいものだった。クラシックなセクターダイヤルを備えたドレスウォッチを、上品さを保ちながらモダンに再解釈している。当初はスモールセコンドとセンターセコンドといったタイムオンリーモデルからスタートしたミレジムは、その後、驚くほど大きなコレクションへと発展。サイズのバリエーションの拡充に加え、ムーンフェイズ、クロノグラフといった複雑機構も加わった。

The Fifty Lifestyle Crop

 今年、レイモンド・ウェイルは創業50周年を迎える。多くのブランド同様、レイモンド・ウェイルは、家族経営を守り続けて迎えたこの節目を最大限に活用すべきだ。この記念すべき年に、ブランドはミレジムをベースに、時計愛好家の心をくすぐるプロジェクトに着手した。それが50本限定のクロノグラフ、ザ フィフティだ。ひとことで言えば、ミレジム クロノグラフをさらに強化したモデルと言えるだろう。37mmのステンレススティール製ケースにホワイトゴールド(WG)製のベゼルを組み合わせ、厚さは10.75mm。このサイズ感は明らかに時計愛好家をターゲットにしており、機械式クロノグラフとして、このサイズに文句を言うのは難しい。

 時計の正面にあるのは、視覚的なディテールが豊富に詰め込まれたセクターダイヤルだ。マットホワイトのダイヤルは、多層構造によってしっかりと奥行きがあり、面取りされたフランジから、ブラックのスーパールミノバを塗布したインデックスを囲むグレイン仕上げのリング、溝が刻まれたセンターダイヤル、そして3時と9時位置に配されたふたつの沈み込んだインダイヤルへと続く。クロノグラフ秒針とインダイヤル針のブルーが、鮮やかな差し色となっている。

Valjoux 23-6 Caliber

 最も興味深いのは、その内部に搭載されたキャリバーだ。セリタベースのムーブメントではなく、この50本には、レイモンド・ウェイルの創業年である1976年製のオリジナルのバルジュー製のクロノグラフムーブメント Cal.236が使用されている。コラムホイールと水平クラッチを備えたこの手巻きムーブメントは、毎時2万1600振動で駆動し、パワーリザーブは48時間を誇る。同ブランドは各キャリバーを修復し、手作業で装飾を施すことで、テンプ受けとクロノグラフブリッジのひとつにブラックルテニウム処理を施すというユニークなひねりを加えている。このブリッジとネジ穴のアングラージュ(面取り)は手作業で行われている。もしあなたがムーブメントの鋭角な内角を数えるタイプなら、ブリッジのラインが鋭角を持たず、かなり曲線的であることに気づくだろう。

 レイモンド・ウェイルのミレジム “ザ フィフティ”は50本の限定生産で、価格は209万円(税込)だ。


我々の考え

総じて、これはレイモンド・ウェイルによるきわめて興味深いプロジェクトだ。ミレジムのデザイン言語がヴィンテージのセクターダイヤルウォッチを魅力的に解釈していることを考えると、このスタイルを正真正銘の、しかもとてもアイコニックなヴィンテージキャリバーと組み合わせるのは理にかなっている。もっとも、こうしたキャリバーの復活は必ずしも新しい試みではない。例えばニバダ グレンヒェンは、このCal.236のようなニューオールドストックであるバルジュー製のキャリバーを搭載したクロノグラフを、高価格帯で少量生産している。また、シンガーも修復されたバルジュー製のCal.236を、よりハイエンドな製品に搭載している。

The Fifty Dial Closeup

 しかし今回のレイモンド・ウェイルの試みは、ブランドにとって実にふさわしいものだと感じる。よりドレッシーなクロノグラフとして際立っており、創業年と結びつけたストーリーも素晴らしい。ただし、価格はニバダが過去に提供したバルジュー製のCal.236を搭載したモデルの実に2倍だ(WG製のベゼルがその大きな理由であることは間違いない)。209万円という価格はきわめて野心的だが、モダンウォッチにヴィンテージキャリバーを搭載するという提案は依然としてまれだ。50本限定ということもあり、この思い切ったモデルに飛びつく買い手は十分にいるのかもしれない。


基本情報

ブランド: レイモンド・ウェイル(Raymond Weil)
モデル名: ザ フィフティ(The Fifty)
型番: 1976-STC-65001

直径: 37mm
厚さ: 10.75mm
ケース素材: ステンレススティール、ホワイトゴールド製のベゼル
文字盤色: ホワイト
インデックス: プリント
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 50m
ストラップ/ブレスレット: アンスラサイトのレザーストラップ


ムーブメント情報
The Fifty Valjoux Caseback

キャリバー: バルジュー製の236
機能: 時・分表示、スモールセコンド、クロノグラフ
パワーリザーブ: 40時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 17
クロノメーター認定: なし
追加情報: 1976年製のムーブメント


価格&発売時期

価格: 209万円(税込)
発売時期: 販売中
限定: あり、50本

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