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Introducing グラスヒュッテ・オリジナル パノマティックルナ アニバーサリー・エディションが登場

グラスヒュッテ生まれのブランドが新作のムーンフェイズウォッチで星々に手を伸ばす。

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我々が知っていること

アニバーサリーはおそらく、時計業界にとってもっとも好まれるマーケティングの機会である。5年刻みで語られるブランドのストーリーテリングに加えて、新たな挑戦を試みる絶好のチャンスでもあるのだ。ドイツ・ザクセン州の小さな町グラスヒュッテは、その豊かな時計製造で知られており、この地で始まった時計づくりの歴史はやがて世界有数の拠点へと発展した。今年、グラスヒュッテでの時計製造180周年を記念して、グラスヒュッテ・オリジナルはパノマティックルナ アニバーサリー・エディションを発表し、ブランドを象徴するモデルにきらめくようなアレンジを加えた。

GO PanoMaticLunar Aventurine Soldier
GO PanoMaticLunar Aventurine Date Macro
GO PanoMaticLunar Aventurine Case Side

 ちょうどこの年、ブランドは町に新しいダイヤル製造拠点を開設している。そしてその節目を飾るにふさわしい特別限定モデル(180本)には、初めてアベンチュリンガラスのダイヤルが採用された。深く輝くダイヤルは非対称デザインのムーンフェイズモデルを美しく引き立て、ケースはプラチナ製、直径40mm、厚さ12.8mm、ラグ・トゥ・ラグは47mmというバランスの取れたパッケージとなっている。

 本作では、ダイヤルのうちブランドのシグネチャーであるフレーム付きパノラマデイトのディスク部分を除いたすべてがブルーのアベンチュリンで覆われ、オフセンターに配置された各インダイヤルにはわずかな段差が設けられている。そのことでレイアウトの輪郭が繊細に際立つのだ。月齢ディスクも同じくアベンチュリン仕上げとなっており、そこに浮かぶ月はホワイトのマザー・オブ・パール製で、虹色に輝く独特の光沢を放つ。ホワイトゴールドの針とアプライドインデックス、そして鮮やかなホワイトプリントが全体を引き締め、洗練された佇まいを完成させている。

GO PanoMaticLunar Aventurine Caseback

 一見するとこの限定モデルは新しいダイヤルを採用しただけのように思えるかもしれないが、実は特筆すべき重要な点がある。それは、アップグレードされたCal.92-14を初めて搭載したパノマティックルナであるということだ。自社製のこのムーブメントは100時間のパワーリザーブとシリコン製ヒゲゼンマイを備え、より大型のケースを持つパノマティックカレンダーなどに見られた改良を継承している。裏側からシースルーバック越しに眺めると、その仕上げは劇的である。4分の3プレート、オフセンターのローター、ブリッジにはダークなガルバニックグレーの処理が施され、そこにイエローゴールドのアクセントと彫刻が映える。この落ち着いたトーンの仕上げにあって、テンプ受けに手彫りであしらわれたゴールドはひときわ鮮やかに輝いている。

 プラチナケースの新しいグラスヒュッテ・オリジナル パノマティックルナ アニバーサリー・エディションは180本限定で、価格は552万2000円(税込)である。


我々の考え

アベンチュリンガラスを見ると、まるで原始人のように「おお、光ってる!」と反応してしまうのだが、この新しいパノマティックルナでもそれはまったく同じだった。とくに今回は、これまで私が見てきたアベンチュリンガラスダイヤルの多くが小振りでドレス寄りの時計に使われてきたのに対し、かなり広いダイヤルを持つモデルに使用されているのがとても新鮮である。そこに加わった小さなマザー・オブ・パール製の月によって、ダイヤル全体が、この92系キャリバーをブランドの40mmケースサイズに迎え入れるにふさわしい実に眩い舞台となっている。

GO PanoMaticLunar Aventurine Hours Macro

 このモデルを持って、やがてこの改良されたムーブメントがパノマティックルナのライン全体に展開されていくのだろうか。ぜひそうあって欲しいと思う。現時点では、このアニバーサリーエディションに搭載されたこと自体が歓迎すべき第1歩である。私が最近取り上げてきたグラスヒュッテ・オリジナルの新作でも触れてきたように、552万2000円(税込)という価格は確かに大きい。しかし貴金属を使用した同カテゴリーの時計のなかでは十分に価値ある選択だ。プラチナ製でありながら、ホワイトゴールド製の多くの競合モデルよりも控えめな価格に抑えられているのである。スウォッチ グループ傘下にありながらもドイツのブランドであることが幸いし、近年スイスの多くのブランドを苦しめている関税の高騰からある程度守られているのだ。

 やや楽観的な見方かもしれないが、もしグラスヒュッテ・オリジナルがこの道を進み続ければ、高級時計市場において独自の価値を築き上げ、時計愛好家をドイツ時計のジャンルにさらに引きつける可能性だってあるだろう。


基本情報

ブランド: グラスヒュッテ・オリジナル(Glashütte Original)
モデル名: パノマティックルナ(PanoMaticLunar)
型番: 1-92-14-01-03-61

直径: 40mm
厚さ: 12.8mm
ケース素材: プラチナ
文字盤色: ブルーのアベンチュリンガラス
インデックス: ホワイトゴールド製のアプライドマーカー
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 5気圧
ストラップ/ブレスレット: プラチナ製フォールディングクラスプ付きアリゲーターレザーストラップ、またはテキスタイルストラップ


ムーブメント情報
GO PanoMaticLunar Aventurine Caliber shot

キャリバー: 92-14
機能: 時・分表示、スモールセコンド、ムーンフェイズ、パノラマデイト
パワーリザーブ: 100時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 39
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: 552万2000円(税込)
発売時期: グラスヒュッテ・オリジナルのブティックと正規販売店にて販売中
限定: 180本限定

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