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Introducing ミン 37.06 ロイヤルセランゴール リミテッドエディションが登場

88本限定の本作はデザインから組み立てまで、マレーシアのクラフツマンシップを余すところなく表現している。

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我々が知っていること

今や、ミンから新たにファンキーなダイヤルが登場すること自体は驚くことではないが、それでも新しいミン 37.06 ロイヤル セランゴールは、同ブランドの37シリーズの2針デザインに新たな魅力を加えた1本に感じられる。ミンは今回、自らのマレーシアというルーツをこれまで以上に色濃く打ち出し、マレーシアのピューター(錫合金)ブランドであるロイヤルセランゴール(Royal Selangor)とコラボレーションした。今回採用されたのは、マレーシア・クアラルンプールのロイヤルセランゴールが製造した、力強い槌目仕上げのピューターダイヤルだ。槌目の溝やパターンは、ダイヤルのサイズに対してあえて大ぶりに仕上げられており、プリントやアプライドインデックスのないダイヤル全面に、その表情豊かなテクスチャーが途切れることなく広がっている。

Ming 37.06 Royal Selangor Side Shot
Ming 37.06 Royal Selangor Side Shot
Ming 37.06 Royal Selangor Wristshot

 この広々とした質感豊かなダイヤルにおいて、ミンがダイヤル表記の代わりとなる場所として、上面のサファイアクリスタルを活用している点はきわめて効果的だ。上面のサファイアクリスタル裏側には刻印が施され、スーパールミノバX1が充填されたインデックスとミンのロゴが、槌目仕上げのピューターダイヤルの上に浮かぶように見える。さらに、たっぷりとスーパールミノバが塗布された、37シリーズを象徴するブルーの針がダイヤルを引き立てている。

 ダイヤルの輝きは、全面をブラッシュ仕上げとしたグレード2チタン製ケースの控えめな表情によって引き立てられている。このケースは直径38mm×厚さ11.05mmで、ラグ・トゥ・ラグは44.73mmとコンパクトに仕上げられている。シースルーバックの外周には“Ming”と“Royal Selangor”と刻まれ、サファイアクリスタル越しには、ミン向けにカスタムされたセリタ製の自動巻きムーブメント Cal.SW300.M1を鑑賞することができる。基本スペックは一般的なSW300と変わらないものの、多くのミン製ムーブメントと同様、このキャリバーにもブランド独自のカスタマイズが施されており、スケルトン加工とブラック仕上げを施したブリッジや、ブランドロゴ入りのスケルトンローターが採用されている。防水性能は100mを確保する。

Ming 37.06 Royal Selangor Caseback
Ming 37.06 Royal Selangor Lume
Ming 37.06 Royal Selangor Mirror Reflection Shot

 興味深いことに、ミンは今回もマレーシアとのコラボレーションというテーマを徹底している。通常、ミンの時計のほとんどはスイスで組み立てられているが、この88本限定モデルはすべてマレーシア・クアラルンプールで組み立てられている。さらに本作には、このコラボレーションのためにロイヤルセランゴールが製作した、槌目仕上げのピューター製プレゼンテーションボックスが付属する。ダイヤルと同じテクスチャーを反映したデザインで、時計を収納するだけでなく、デスク上に飾って楽しむこともできる。この限定モデルは、ミンおよびロイヤルセランゴールを通じて販売され、価格は5000スイスフラン(日本円で約97万6000円)だ。


我々の考え

6月初旬に発表されたミン×J.N.シャピロ 37.06 ライトニングは、まさに“奇跡的な成功”と呼びたくなるコラボレーションだった。その直後に、またしても個性的なダイヤルを備えた37.06がリリースされたことには、正直驚かされた。だがコンセプトという点では両者は全く異なる。だからこそこの2本は、ミンが同じ37.06というプラットフォームから、いかに幅広く遊び心のあるバリエーションを生み出せるかを見事に示しているように思う。

Ming 37.06 Royal Selangor In Box
Ming 37.06 Royal Selangor Box
Ming 37.06 Royal Selangor Wristshot

 ロイヤルセランゴールは欧米の読者にとって、それほどなじみのある名前ではないかもしれないが、アジアで過ごしたことがある人なら、ピューター細工や美しい装飾品の代名詞として、一度は目にしたことがあるかもしれない。しかしその名前を知っているかどうかに関わらず、このダイヤルは本当に素晴らしい。異なる金属が生み出すモノトーンの濃淡を巧みに生かした表現はきわめて魅力的で、しかもピューター製ダイヤルというだけでも十分に珍しく、それをチタン製ケースと組み合わせている点も興味深い。視覚情報の多いこのダイヤルには、37.06のミニマルなデザインがまさにぴったりだ。大ぶりな槌目模様もまた、見ていて妙に心地よい。そして88人のオーナーにとっては、時間の経過とともにダイヤルがどのように変化し、パティーナをまとっていくのかも、大きな楽しみのひとつになるだろう。


基本情報

ブランド: ミン×ロイヤルセランゴール(Ming x Royal Selangor)
モデル名: 37.06

直径: 38mm
厚さ: 11.05mm
ケース素材: グレード2チタン
文字盤: ピューター(錫合金)
インデックス: サファイアクリスタル裏面に刻印
夜光: スーパールミノバX1
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ジャン・ルソー製ブルーグレーのゴートレザーストラップ。クイックリリース用のバネ棒と、マイクロアジャスト機構を搭載したフライングブレードタックバックル付き


ムーブメント情報

キャリバー: セリタ製SW300.M1(ミン専用仕様)
機能: 時・分表示
直径: 25.6mm
厚さ: 3.6mm
パワーリザーブ: 50時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時(4Hz)
石数: 25
クロノメーター認定: なし


価格&発売時期

価格: 5000スイスフラン(日本円で約97万6000円)
発売: ミンの正規販売店およびロイヤルセランゴールのブティック
限定: あり、88本限定

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