モンタウォッチより40mm径のトライアンフ V2が新登場

我々が知っていること

本日、モンタがトライアンフモデルの第2世代を発表した。マイクロブランドである同社が現代のフィールドウォッチを解釈したこのモデルは、ブランドの黎明期であった2017年に初めてリリースされたものだ。ブランドはこのトライアンフこそが、自社の名をマイクロブランド界に知らしめたモデルだと位置づけており、そして8年の時を経た今、いくつかのさりげないアップデートが加えられた。

　その名にふさわしいトライアンフ V2は、40mmのステンレススティール製ケースを備え、オリジナルの38.5mmからサイズアップを果たした。ケース厚もわずかに増しているが、それでも全高10.7mmと比較的スリムな印象を保っている。直径と厚みが大きくなったにもかかわらず、ブランドはラグ・トゥ・ラグを前モデルと同じ47mmに維持し、トライアンフ V2の優れた装着性を確保した。ケースデザインの観点から言えば、その他の点はほとんど変更がないように見える。しかしV2にはリューズガードが追加された。これは（リューズを保護すると同時に）新世代のシルエットを機能的に見分けるための意匠かもしれない。防水性能は150mから200mへと向上し、ムーブメントにはセリタ SW300を搭載。詳細なスペックは以下のとおりだ。

　トライアンフ V2は、まず1種類のダイヤルのみ発売する。ブラックダイヤルにアプライドインデックス、3・9時位置のアラビア数字、そして6時位置にデイト表示窓が配された、いわば（ロレックス）エクスプローラーをほうふつとさせるデザインだ。モンタは1月納品予定で先行予約を受け付けており、初回生産分の100本はクイックアジャストブレスレットが付属して1550ドル（日本円で約23万5000円）に設定され、通常小売価格は1850ドル（日本円で約28万円）となる。

我々の考え

セントルイスを拠点とするMontaは、堅実なツールウォッチを作り続けているが、そのクリーンで気取らないデザインゆえに、昨今は少し目立たない存在になっているようだ。新しいトライアンフ V2は、これまでブランドを遠巻きに見て気になっていた人々、特に旧モデルのケースサイズを小さすぎると感じていた手首の太い人にとって、モンタを手に入れるいい機会となるだろう。

　この新世代モデルでも同じラグ・トゥ・ラグを維持していると考えると、このアップデートによる全体のバランスは実物を見て判断する必要があるだろう。しかしその一方で、多くの時計愛好家にとって38.5mmというサイズがちょうどいいと思われていたなかで、ブランドがわずかに大きなケースへと移行したのは興味深い動きだ。モンタトライアンフの系譜についてさらに詳しく知りたい方は、2023年に同僚のジェームズ・ステイシーが執筆したグリーンダイヤルのHands-Onをぜひご覧いただきたい。

基本情報

ブランド: モンタ（Monta）
モデル名: トライアンフ V2（Triumph V2）
型番: 166BK00SP

直径: 40mm
厚さ: 10.7mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラックオパライン
インデックス: アプライド
夜光: あり
防水性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: SSブレスレット

ムーブメント情報

キャリバー: M-22（セリタ SW300ベース）
機能: 時・分表示、センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約56時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時

価格＆発売時期

価格: SSブレスレット付きで1850ドル（日本円で約28万円）、初回生産分の100本は1550ドル（日本円で約23万5000円）
発売時期: 発売中
限定: なし

詳しくはこちらからご覧ください。

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