Introducing オメガからシーマスター ダイバー 300M オレンジが登場

　近年刷新されたシーマスターコレクションの特徴はこの新作にも余すところなく受け継がれており、アルミニウム製ベゼルやメッシュブレスレットといった、視覚的に際立つディテールがその象徴である。実のところ、遠目には昨年のブラックシーマスター ダイバー 300Mと見分けがつかないかもしれない。しかし近くで見ると、いくつかのさりげない変化に気づくはずだ。波模様のダイヤルは、フラットでマットな質感のブラックアルミニウムに置き換えられており、随所にオレンジの差し色が加えられている。秒針はロリポップ型で、光沢のあるオレンジの塗装が施され、12・3・6・9時位置のインデックスもオレンジで彩られている。また12時位置のオメガロゴの下に記されたSeamasterの文字も、同じくオレンジでプリントされている。

　特徴的なヘリウムエスケープバルブを備えたケースはステンレススティール製で、直径42mm、厚さ13.8mm、ラグ・トゥ・ラグは49.7mmとなっている。その名のとおり、この時計は300mの防水性能を誇る。内部にはMETASのマスター クロノメーター認定を受けたCal.8806を搭載しており、それはダイヤルにも表記されている。新作のオレンジシーマスター ダイバー 300Mは、サテン仕上げのSS製メッシュブレスレットを備えたモデルが103万4000円、一体型のオレンジラバーストラップにフォールディングクラスプを組み合わせたモデルが97万9000円（ともに税込）で販売される。

　だからこそ、この新作で唯一惜しまれるのは、オレンジのアルミニウム製ベゼルが採用されなかった点だと言える。もしそれが実現していればオレンジというテーマに対する本気度を感じさせる、まさに理想的な仕上がりになっていたと私は思う。とはいえこのオレンジのシーマスター ダイバー 300Mは、現行のブラックダイヤルのシーマスター各種にどこかストイックな印象を抱いていた人々にとって、魅力的な選択肢となるはずだ。ほんの少しだけ彩りを加えたいという人々の心をつかむ、そんなひねりの効いた1本である。

ブランド: オメガ（Omega）
モデル名: シーマスター ダイバー 300M（Seamaster Diver 300M）
型番: 210.30.42.20.01.018（ブレスレット）／210.32.42.20.01.006（ラバーストラップ）

直径: 42mm
厚さ: 13.8mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブラック
インデックス: ロジウムメッキのアプライド、12・3・6・9時位置にオレンジの塗装仕上げ
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 300m
ストラップ/ブレスレット: SS製メッシュブレスレットまたはオレンジラバーストラップ

キャリバー: 8806
機能: 時・分表示、センターセコンド
パワーリザーブ: 約55時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万5200振動/時
石数: 35
クロノメーター: あり、METAS認定のマスター クロノメーター
追加情報: シリコン製ヒゲゼンマイを備えたフリースプラングテンプ

価格: ブレスレットモデルが103万4000円、ストラップモデルが97万9000円（ともに税込）
発売時期: 発売中。※日本では7月18日より直営ブティックで発売開始後、順次、正規取扱店にて発売
限定: なし

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