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先日、フォックスボロで興奮の渦を巻き起こしていた、6万5000人もいるペイトリオッツファンの前で、トム・ブレイディ(Tom Brady)氏はフィールドへと駆け出し、長年チームオーナーを務めるロバート・クラフト(Robert Kraft)氏とともに表彰台に上がった。そこで彼は、文字どおり彼の勝利を見て育ってきたファンに向けて、何度も熱弁していた。そしてタンパベイ(・バッカニアーズ)でのキャリア最後の活動(そしてスーパーボウルでの勝利)にもかかわらず、ブレイディ氏は常に愛国心(パトリオット)に満ちていた。
すでに正式に引退しているにもかかわらず、このイベントは引退セレモニーのような雰囲気だった。そのとき彼が金無垢の腕時計をしてフィールドに登場したため、このテーマをやろうと思ったのだ。しかもただの金無垢時計ではなく、ヴィンテージのデイトナ Ref.6241だった。これは“ジョン・プレイヤー・スペシャル”(70年代にロータスのF1マシンに施されたジョン・プレーヤーのカラーリングにちなんでいる)の名称で親しまれている、イエローゴールド&ブラックダイヤルの特別なレイアウトの個体である。ブレイディ氏はこの時計を身につけることで、生涯愛国者であることを宣言した。
言うまでもなく、デイトナ JPSは日常生活においては希少なモデルだが、ブレイディ氏もまた希有な才能の持ち主である。普段使いの時計として、ゴールドのジュビリーブレスレットをつけている姿が素敵だ。もちろん、彼はこの時計でアメフトをしているわけではない。ただパッツのジャージにこの時計を合わせたという事実は、コレクターであるブレイディ氏がデイトナ自体をスポーツウォッチとして捉えていることを物語っている。
ここ数週間だけでも、この時計とローズゴールド製のロレックス “ジグソー”デイデイトの両方を着用している超最高の男性がいた。我々は彼の手首を、今後も注意深く注目しよう。
Lead photo: Getty Images